中国の銀行で両替する

日本円を中国人民元に両替する時のお話をしましょう。

中国四大銀行と言えば、

zhōng guó gōng shāng yín háng
中  国  工  商  银 行(中国工商銀行)、

zhōng guó nóng yè yín háng
中  国  农 业 银 行(中国農業銀行)、

zhōng guó yín háng
中  国 银 行 (中国銀行)、

zhōng guó jiàn shè yín háng
中  国 建 设 银  行(中国建設銀行

です。もちろんこれら以外にもたくさんの銀行があります。

通貨の為替レートはそれぞれの銀行によって異なりますし、毎日変動しています。大都市なら、これら大きな銀行以外にも選択肢がたくさんあります。ただし、ネームバリューのある銀行なら、銀行員もきっとよく教育されていて、接客態度もいいはずだと思うのは間違いです。また外国人相手だから、親切な対応をしてくれるということもありません。かえって四大銀行ではない銀行や地方銀行の方が、接客態度がいいことがありますし、為替レートがいい場合があります。現地の人の中には、大手銀行はお役所仕事だという意見もあります。

さて、いよいよ銀行へ入ってみましょう。中央に案内所があれば、

Wǒ yào huàn qián
「 我 要 换  钱。」「両替をしたいんですが

と言ってみてください。大きな銀行だと窓口がたくさんあって、両替対応と財テク担当などで分かれています。さらに

huàn shén me qián
「换  什 么 钱 ?」(「何を両替するの?
と聞かれるかもしれません。

そんな時は、
wǒ yào bǎ rì yuán huàn rén mín bì
「我 要 把 日 元  换 人 民 币。」(「日本円を人民元にしたいんです。

と答えましょう。

shutterstock_161223932

一度大変驚かされたのは、銀行内で警備に当たっているはずのガードマンがふらっとやってきてこの質問をしたことです。「なぜ警備員に自分が銀行に来た訳を言わなけりゃならないんだろう?」なんて思ってすぐに返答しないでいると、さらに大声で聞かれてしまい、随分困惑してしまいました。

それで両替をしたいと言うと、

nǐ yào huàn duō shao qián
「你 要  换 多  少  钱?」「いくら両替するんだ?
と聞かれ、

wǒ yào bǎ shí wàn rì yuán huàn rén mín bì
「我 要 把 十  万 日 元  换  人 民 币。」
私、日本円で10万円を人民元に両替したいんです。

と言うと、今度は「この人は日本の10万円を人民元に換えたいんだってさ。」とありえないほどの大声で窓口に座っている担当者だけでなく、まったく関係のない周囲の一般客にまで伝えられたのでした。

「ガードマンというのは顧客と顧客の持っているお金の安全を守るために銀行にいるんじゃないの?なんで、そういうことをべらべらと関係のない人に、しかも大きな声で言うの!?」と怒っても、相手はなぜ私が怒っているのか理解できないようでした。

北京、上海ほどではなくても、それなりの大都市の中心にある銀行でこんな目に遭ってしまったのでかなりショックでしたが、プライバシーが全くないという事はこういう事なのでしょうね。

特に旅行や留学などで中国にもまだ慣れていない状態で大金を持ったまま、銀行でこんなやり取りをするのは怖いですから、なるべく早く受付カウンターを探して用件を伝えることをおすすめします。

両替する際には必ずパスポートを持参しましょう。窓口はガラス越しです。担当者とはカウンター越しにガラスの下側を通して書類やパスポート、金銭をやり取りします。中国はサイン社会なので印鑑はいりません。両替を申請する用紙と、その日のレートに同意して両替をするという書類にサインをします。

担当者が人民元を渡してくれたら、必ずその場でもう一度お札の数を数えて、両面を確認してください。そしてもし、汚いお札や文字の書かれたお札があったらその場で換えて欲しいという方が賢明です。日本ではふつう考えられない事ですが、中国人は平気でお札に電話番号やちょっとした内容のメモを取るからです。ところが、最近はそういうお札をスーパーなどの買い物では使わせてくれないことがあるのです。使えなかったり、偽札扱いされたりすると、こちらが損をしてしまいます。

気をつけないといけないのは勧誘です。銀行内に受付カウントは別にカウンターがあって、そこで「理财商品」(「財テク商品」)を扱っている人がいます。銀行はあくまで場所を貸しているだけなのですが、まるで銀行が売っているように見えますし、そういうふりをして勧誘してきます。両替以外のことには関わらず、急いでその場を離れましょう。

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