中国で人気爆発の知育菓子

  1. 中国経済・社会

日本では知育菓子というものが人気です。一番有名な知育菓子は練っているうちに色が変わるものなどですね。

実はこの知育菓子、中国では最近日本よりもさらに勝る勢いで人気を博しているのです。でもなぜそんなに中国で人気があるのでしょうか?

中国で人気爆発の知育菓子

中国で人気の知育菓子

中国語で知育菓子のことをこのように呼びます。

shíwán

食玩

知育菓子

食玩shíwán)は直訳すると「食べられるおもちゃ」という意味ですが、中国でも「子どもの教育に役立つお菓子」というイメージが定着しています。

説明: 小さな女の子の椅子が子の枠にあり、手には電球と電球が着いています。
关键词:

知育菓子が人気の秘密

日本で知育菓子が人気になったのは、お菓子でありながら、子供の想像力を豊かにする効果があるからでしょう。自分で色や形を考えて作るという作業は、子どもに達成感を与えるものとなりました。

では中国で知育菓子の人気があるのはどうしてでしょうか?

duì háizǐ de jiàoyù yǒuyì

1、对孩子的教育有意

子どもの教育に益がある

 

láizì rìběn de chǎnpǐn

2、来自日本的产品

日本から来た製品

 

shèjiāo méitǐ suǒ dàilái de yǐngxiǎng

3、社交媒体所带来的影响

ソーシャルメディアの影響

それぞれ見ていきましょう。

親たちに人気

知育菓子が中国で人気が出た最も大きな理由は、それが中国の親たちに受け入れられたという点です。知育菓子は中国でも子供の創造性を豊かにさせるというイメージで売り出されました。

それまで中国にはそのようなお菓子が存在していなかったために、日本の知育菓子は真新しく映ったというわけです。

学力競争がとりわけ激しい中国では親たちはお菓子を食べさせる時間もできれば学習してほしいのです。

信頼の日本製

中国人の親たちのニーズに合った知育菓子ですが、作り方はというと何だか怪しいものを混ぜ合わせる人工的なものです。

人工的なものを作り合わせるものであっても、日本企業が「保存料や合成着色料が入ってない」というのであれば、本当に入っていないのだろうと中国では信じられています。

残念ながら中国人は自国の製品をあまり信頼していません。日本から来た製品だからこそ、中国人の親たちは安心して子どもたちに食べさせることができたというわけです。

ソーシャルメディアの影響

ではなぜ日本の知育菓子が中国中で知られるに至ったのでしょうか?それはYouTubeなどのソーシャルメディア(社交媒体:shèjiāo méitǐ)の影響です。

中国人はYouTubeを見ることができませんが、YouTubeから勝手に転載された有名人の紹介動画は、中国のbilibili動画などで拡散しています。

大好きなジャニーズタレントが、知育菓子を面白そうに作る動画を見て、中国人たちも私たちも作ってみたいと思うようになったというわけです。

中国で黄色いスプーンを口にくわえた少女。

不動の人気は「ねるねるねるね」

中国ではいろんな知育菓子が人気ですが、不動の人気は2019年に中国で販売されるようになった「ねるねるねるね」(中国語名はない)です。

ネーミングが覚えやすいのでそのままの発音で、中国で販売されています。

スーパーの輸入食品(进口食品:jìnkǒu shípǐn)のところで、よく日本からの輸入された「ねるねるねるね」は売られています。

中国人へのお土産に

中国人はいろいろな日本製品に憧れを抱いています。日本からお土産を持っていくとき、日本製というだけで箔がつくのですが、できれば費用は押さえたいですよね。

中国で人気の知育菓子で日本のスーパーでしか買えないようなものは、コストが安くかつとっても喜ばれることでしょう。

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