中国人は天才!思わぬ方法で卵を制作

    1. 中国経済・社会

    中国人は頭が柔らかく、日本人が思いもしないことを行ないます。

    その一つが卵の製造方法でしょう。卵はにわとりが産むものという固定概念に縛られていない中国では思わぬ方法で卵を作ります。

    中国人は天才!思わぬ方法で卵を制作

    中国の人口卵

    固定概念に縛られない天才中国人は、假鸡蛋(jiǎjīdàn)と言われる「にせもの卵」を作り出しています。

    これは人の手によって作り出された卵で、ニワトリに卵を生ませるよりコスト(成本:chéngběn)が安く、ニワトリを育てるより儲けが出るようです。数年前から市場に出回るようになりました。

    にせもの卵の作り方

    どうやってにせもの卵を作るのか? 日本のサイトでは絶対載せられることのない情報も、中国のサイトでは普通に出てきます。国家公認のネット辞典「百度百科(bǎidù bǎikē )にその作り方が以下のように載せられています。

    卵の殻(蛋壳:dànké)の作り方

    jiǎjīdàn de dànké yóu tànsuāngài jí shílàfěn zàochéng de

    假鸡蛋的蛋壳由碳酸钙及石蜡粉造成的

    にせもの卵の殻は炭酸カルシウムとパラフィン粉によって作られる

    卵白(蛋清:dànqīng)の作り方

    dànqīng zhǔyào yóu hǎizǎosuānnà zàijiāshang míngjiāo sèsù děng zàochéng

    蛋清主要由海藻酸钠、再加上明胶、色素等造成。

    卵白は主に海藻からとられた酸化ナトリウムにゼラチン、色素などで作られる

    卵黄の作り方(蛋黄:dànhuáng)

    dànhuáng de zhǔyào chéngfèn shì hǎizǎo suān nà zàijiāshang rú níngménghuáng yílèi de sèsù hòu , ránhòu fàngrù lǜhuàgài róngyè nínggù érchéng

    蛋黄的主要成份是海藻酸钠、再加上如柠檬黄一类的色素后,然后放入氯化钙溶液凝固而成

    卵黄は主要成分の海藻からとられた酸化ナトリウムにレモン色の色素を加え、塩化カルシウムの中で固まらせる

    中国のフライパンで目玉焼き 3 個。

    味や見た目は?

    中国人は天才です。上記の方法で作られた卵は本物の卵と全く区別がつきません。見た目が同じだけでなく、割った時の様子、フライパンで焼いたときの様子、味までほぼ一緒なのです。

    中国に住んでいるなら知らない間に、にせもの卵をおいしくいただいていたという事もあるかもしれません。

    本物と偽物の見極め方

    本物の卵から偽物卵を見分ける方法はあるのでしょうか?2つあります。

    yáodòng shí méiyǒu shēngyīn

    1、摇动时没有声音。

    振った時に何の音もしない

     

    jiān jīdàn de shíhou yǒu pàomò

    2,煎鸡蛋的时候有泡沫。

    焼いたとき泡が出る

    スーパーで安い卵が売っていたらまずは振ってみましょう。ブルンブルンと中身が震える音がしたら本物です。なかったら偽物かもしれません。

    焼いてみましょう。にせもの卵は焼くと若干ですが、卵白の部分に泡が出ます。

    体への影響は?

    その日に死ななければ食品として成り立つというのが中国の考え方のようです。その日は死にませんが、にせもの卵はすべて食品添加物なので、ずっと食べ続けると脳障害や肝臓障害が出ることが知られています。

    しかし中国において、そのような怪しい食品はにせもの卵だけでなく、他にもたくさんあります。残存農薬問題、ゾンビ肉問題など、数えればきりがないのです。

    中国で生活するという事は、そのような食品リスクを背負ったうえで活きるという事なのかもしれません。

    中国文化を表す要素が絡み合ったドクロとクロスボーンが描かれた卵が入ったバスケットの上に虫眼鏡をかざしている人。

    安全な食品はどこで?

    確実な食材を求めたいならどうしたらよいでしょうか?

    中国の大都市には通常、伊勢丹(伊势丹:y[īshìdān)や、イトーヨーカ堂(伊藤洋华堂:yīténg yánghuátáng)などの日系デパートというのが存在します。

    日本人が経営を管理して、仕入れルートなどをしっかりチェックしているので、そういうところでお金を出して安全な食品を購入するとよいですね

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