中国語(不要・不用)禁止を表す言葉

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    中国語(不要・不用)禁止を表す言葉

    中国語で禁止を表す言葉 (不要客气)

    動詞の前に置いて「~するな」という言葉

    中国語で禁止を表す言葉にはいくつかあります。

    よく使うのは「不要」と「别」でしょう。

    他にも「不用」や「不可以」「不准」、「不需要」、「不必」など様々です。

    どれも動詞の前に置いて「~するな」という意味に使いますが、用法によって命令口調になったり懇願になったりします。

    「不要」は後に動詞を置かなければ日本語と同じく「要らない」の意味ですが、動詞を置くと「~するな」という禁止表現になりますね。

    必要か不必要かという意味と禁止の意味の二通りに使うということでは「不用」や「不需要」も同様です。

    聞いた時の感じの(強さ>柔らかさ)で言うと、

    「不要」 > 「不需要」 > 「不用」

    という順番になるようです。

    「不要」と言うより「不用」と言った方が物腰柔らかで上品に聞こえるということですね。

    お店などで何か必要かどうかを訊ねるのも、「要不要」と訊くより「需要不需要」と訊いてくる方が丁寧です。

    動詞の前に置いて使うきつい言い方の禁止の言葉

    同様に動詞の前に置いて禁止表現として使う場合も、「不要~」は「不用~」よりもきつい言い方という印象を受けるようです。

    wǒ de shì nǐ bú yào guǎn

    我的事,你不要管。

    (こっちのことだから、指図するな

    wǒ de shì nǐ bù xū yào guǎn

    我的事,你不需要管。

    (私の事なので、口を出さないでください

    wǒ de shì nǐ bú yòng guǎn

    我的事,你不用管。

    (どうぞ私の事は、かまわないでください

    また、「不要」とほぼ同じ表現に当たるのが「别」です

    意味は同じですが、「别」の方がより口語表現で、「不要」の方はやや書き言葉や改まった表現に近いとされます。

    「不要」の方がやや改まった言い方ということは、「别」と言った方がさらに少しきつい表現、あるいは馴れ馴れしい表現ということになりますね。

    ところで、「不用」や「不需要」を動詞の前に置いた場合は、「不要」や「别」よりも柔らかな禁止表現になりますが、「不可以」の場合は「~してはいけない」、「不准」だと「~禁止」といったニュアンスになります。

    何かすることを許可しないという感じの命令口調の表現

    共に何かすることを許可しないという感じの命令口調ですね。

    「不可以」の方がより口語的です。

    親が子供に言い聞かせるときや、上司が部下をたしなめる時に使う感じでしょうか。

    jīn wǎn nǐ bù kě yǐ chū mén

    今晚你不可以出门。

    (今夜は外出してはいけません

    jīn wǎn nǐ bù zhǔn chū mén

    今晚你不准出门。

    (今夜は外出してはいけません

    また、「不用」や「不需要」には「~しなくてもよい」というニュアンスもあります。

    「不用」や「不需要」に比べて少し強い「不必」という表現

    同様の意味の「不必」は、その2つに比べて少し強い表現です。

    měi tiān péng you dōu huì lái jiē wǒ ,wǒ bú yòng kāi chē

    每天朋友都会来接我,我不用开车。

    (毎日友達が迎えに来てくれるので、私は車を運転しなくてよい

    特に感情はない

    jīn tiān péng you huì lái jiē wǒ ,wǒ bù xūyào kāi chē

    今天朋友会来接我,我不需要开车。

    (今日は友達が迎えに来てくれるので、私は車を運転しなくてよい

    うれしい

    míng tiān péng you huì lái jiē wǒ ,wǒ bú bì kāi chē

    明天朋友会来接我,我不必开车。

    (明日が友達が迎えに来てくれるので、私は運転しなくてよい

    かなりうれしい

    いろいろとあって混乱しますが、どの言い方だと強い表現になって、どの言い方だと柔らかい表現になるか、という点は常に意識して使った方が良いでしょう。

    ~しちゃダメという表現

    「~しちゃダメ」ということで禁止する言い回しの強い方からまとめて並べると、次のような感じでしょうか。

    不准 > 不可以 > 别 > 不要 > 不必 > 不需要 > 不用

    強い禁止はそれだけ無遠慮でもありますから、相手に失礼のないように心掛けたいものですね。

    ところで、来客に何か勧めるようなときには、強い言い方の方がより熱心に勧めているわけですから、歓迎の気持ちが強いということになりますね。

    中国で女性が顔の前にケーキを持っている。

    おもてなしの気持ちの表現

    「不用客气」だと、出した料理にお客さんが手をつけなくても余り気にしていない感じです。

    下の順番だと左に行く程におもてなしの気持ちが強くなります。

    bú yào kè qi/ bié kè qi bú bì kè qi  bù xū yào kè qi bú yòng kè qi

    不要客气 / 别客气 > 不必客气 > 不需要客气 >不用客气

    どうぞご遠慮なく

    関連リンク

    1. 不要と不用などの禁止表現「不用」と「不需要」は、禁止よりもむしろ許可のニュアンスで使われることが多く、「~する必要はない」という意味合いです。これに対して、「不要」は「~してはいけない」という禁止の意味が強いです。また、「不可以」という表現は「(許可されていなくて)できない」という意味合いを持ちます​​。
    2. 中国語の禁止形“不要/不用/别〜”と“需要~”ほか【中国語文法】「不要」を使った禁止表現の場合、「别」を使ってもよいとされています。また、「不用」は必要がないことを示す際に使われ、「不可以」は許可されていない状況での行動を禁じる場合に使用されます。例えば、「不要喧嘩するな」「不用心配する必要はない」「この問題については、あなたは不可以口出しする」などといった使い方があります​​。

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