知らないと損!?中国語学習の基本原則と継続のコツ

    1. 中国語初心者

    中国語を効率よく上達させるためには、いくつかの基本原則と継続のコツがあります。最初になぜ中国語を勉強するのか理由を明確にしましょう。中国語の学習でチャンスが10倍になり人生が豊かになることも理解しておきましょう。中国語の発音や基礎知識をしっかり学び、会話表現や便利なフレーズを覚えて実践力を高めましょう。また、文法や単語の学習に取り組み、中国の文化や歴史も理解することでより深いコミュニケーションが可能になります。

    • 中国語の学習には時間がかかるが、基本原則と対策を講じれば効率的に上達できる。
    • 中国語の学習目標を明確化し、段階的な目標を設定することが重要。
    • 発音や基礎知識をしっかり学び、会話表現や便利なフレーズを覚えることで実践力を高める。
    • 文法や単語の学習に取り組むとともに、中国の文化や歴史も理解することが大切。

    せっかく中国語を勉強するならできるだけ効率よく上達したいでしょう。「自分は中国語が話せるようになるだろうか…」と不安になる方もいると思います。

    安心してください。幾つかの基本原則と継続のコツさえおさえておけば確実に上達できます!

    知らないと損!?中国語学習の基本原則

    中国語の勉強の重要性

    中国語で人生が豊になる

    まず最初に、なぜ中国語を勉強するのか理由をはっきりさせましょう。言語の修得にはとても長い時間がかかるので、しっかりとした目的意識がないと続かなくなります。理由は人それぞれですが、みんなに共通する理由があります。

    それは「人生が豊になる」ということです。漠然としているように聞こえますが、中国語が上達すると人生が豊かになります。

    中国語の修得でチャンスが10倍!!

    中国語は英語に次いで多く話されている言語で、中国語を母語とする人は14億人以上います。日本語を母語とする人が約1.2億人ですから、単純計算でも中国語を話せるようになれば人との繋がりが10倍になります。

    友達付き合い、恋愛、ビジネスなどは人の人生においてとても大切なものですが、その対象が10倍になることは人の人生に計り知れないプラス効果をもたらします。

    中国語の基礎知識の修得方法

    中国語の学習において大切のは発音です。中国語の界隈では「発音良ければ半ばよし」という言葉があります。初期は退屈かもしれませんが、発音はしっかりと学習しましょう。

    発音の基礎

    中国語の発音の基礎は2つで、その1つは声調です。中国語は典型的な声調言語で、4種類の声調が存在します。第一声は高く平らに、第二声は低い音から高く上げ、第三声は低いまま抑え、第四声は高い音から低く下げます。

    日本語でも若干の声調は存在しています。「箸」と「端」では同じ「はし」の発音でも微妙にアクセントが異なります。中国語の場合は声調の変化がとてもはっきりしており、声調の変化が正確でないと相手に通じません。

    もう1つはピンインです。これは中国語の発音記号で、日本語でいうひらがなのようなものです。まず初めに声調とピンインをマスターするようにしましょう。ここで注意していただきたいのが、発音の基礎しっかり修得するということです。

    発音が間違っていると、どれだけ一生懸命に勉強しても全くネイティブに通じない中国語になってしまいます。時間がかかっても構いませんので、まずはしっかり発音の基礎を固めましょう。

    基本的な会話表現の学習

    中国語の会話表現ですが、今はたくさんの教材があるため、容易に会話表現を見つけることができます。無料でダウンロードできる中国語学習用のアプリなどもありますので、自分に合ったものを探してみましょう。

    自分の好きなアニメ、ドラマ、映画などの中国語版のものがないか探してみてください。好きなものであればセリフはほぼ頭に入っていると思いますので、中国語の言い回しを真似して覚えていくとより楽しく会話表現を修得できます。

    中国の 2 人の女性がリビング ルームのソファに座っています。

    日常会話のための便利なフレーズ

    日常会話においては細かい事よりも自分の意思を伝えることが大切です。上手に話せなくても意思が伝わればコミュニケーションが取れていることになります。意思を伝えるための2つのフレーズ(単語)を紹介します。

    想(xiǎng)

    この「」には、~をしたいと思うという意味があります。その他の意味もありますがここでは割愛します。この「」を動詞の前に付けるだけで意向を示すことができます。

    • 行きたい:我想去wǒ xiǎng qù
    • 食べたい:我想吃wǒ xiǎng chī
    • 話したい:我想说wǒ xiǎng shuō
    • 買いたい:我想买wǒ xiǎng mǎi

    不(bù)

    この「」は否定の意味で用いられる言葉です。「~しない」「~でない」といいたいときに用います。これを先ほどの「」の前に用いると「~したくない」という意思を伝えることができます。

    • 行きたくない:我不想去wǒ xiǎng qù
    • 食べたくない:我不想吃wǒ xiǎng chī
    • 話したくない:我不想说wǒ xiǎng shuō
    • 買いたくない:我不想买wǒ xiǎng mǎi

    日常会話の際に動詞を思い出せなかったとしても、「」といえば相手は「~したいんだな」と感じますし、「不想」といえば「~したくないんだな」と伝わります。

    日本の文化では、自分の意向をはっきり言葉で伝えず相手に感じてもらうという風習がありますが、中国の文化においては自分の意向を伝えないと「よそよそしい」「付き合いにくい」と思われてしまうため、自分の意思をはっきり伝えましょう。

    文法の理解

    中国語の文法はそれほど難しくありません。基本をしっかり抑えましょう。

    文法の基本ルール

    中国語の文法の基本はSVOです。「S(主語)+V(動詞)+O目的語」の順番になります。これに対して日本語はSOVで「S(主語)+O目的語+V(動詞)」となります。日本語との違いを理解しておきましょう。

    中国語は動詞が強く、前に置かれます。逆に日本語は動詞は後になります。例を挙げると、中国語の場合は、

    wǒ qù tú shū guǎn

    我去图书馆 

    主語(我)+動詞(去)+目的語(图书馆)となります。対して日本語の場合は、

    私は図書館に行く

    主語(私)+目的語(図書館に)+動詞(行く)となります。「中国語は動詞が前」と覚えておきましょう。

    単語と表現の増やし方

    良く使われる単語を効率よく覚える方法を紹介します。

    中国語の単語学習のアプローチ

    大切なのは単語をただ見て覚えるのではなく、音声としてしっかり認識するということです。中国語の場合発音がとても大切なので、言いたいことを正確に音で発する必要があります。

    オススメの方法は、シャドーイングです。シャドーイングとは、自分が聞いた言葉をすぐに真似して話す事です。この練習で単語をしっかり音声で伝えられるようにします。

    自分の好きな単語・分野から覚えていくとより楽しく学べます。食べることが好きな人であれば食べ物、スポーツが好きな人であればスポーツに関する単語をシャドーイングしてみてください。

    ただひたすら単語を覚えるより好きな分野から覚える方が速く脳にインプットされます。

    使える表現の習得法

    使える表現を重点的に練習するのがオススメです。自分が使いたい、使えそうだと思った表現をストックしておき、シャドーイングするようにしてください。

    100回シャード―イングすれば、センテンスが脳にインプットされ、考えなくても話せる状態になると言われています。使える表現はひたすら繰り返し練習しましょう。

    スピーキング力向上のための練習

    「外国語は読める、聞き取れる、だけど話せない…。」外国語学習者にありがちなケースですが、確実に且つ簡単に話せるようになる方法があります。それが「短い文を確実に話せるようにする」ということです。

    スピーキング力向上といっても長文を長々と話す必要はありません。短い言葉をつなげていけば自然と長い文になります。15文字以内の短い文章をたくさん話せるようにしましょう。

    そのためにひたすら使える表現をストックしておきましょう。会話というのは短い文の積み重ねであるということを理解しておけば、ストレスなくスピーキング力を向上させていくことができます。

    ガラス瓶の中に卒業帽が置かれ、その周りに鉛筆が置かれています。

    文化と歴史の理解

    中国の文化と歴史を理解せずして中国語の修得はありえません。

    中国の文化の基本

    一言で中国の文化といっても数えきれないほどの特徴があります。言語の勉強の一環として文化を理解するようにしましょう。是非日本の文化との違いを楽しんで下さい。

    中国と日本の文化の違いを幾つか紹介します。

    基本的に外来語は使わず中国語で表記する

    日本語ではたくさんの外来語が使われていますが、中国語では基本的に外来語は用いず漢字で表記されます。

    例えば、サッカーの場合はイギリス発祥であるため、日本語の場合はカタカナで「サッカー」というのが一般的ですが、中国語では「足球 zú qiú」となります。

    また、外国人の名前でもサッカーのメッシ選手の場合は「梅西 měi xī 」と表記され、可能な限り中国語の漢字で表現されます。

    一部例外として、カラオケのことを「卡拉OK kǎ lā OK」と呼ぶこともあります。また、返事するときに「OK」ということもあります。

    基本的に割り勘はしない

    食事の際、友達同士であってもあまり割り勘はしません。一般的には食事に誘った人か、年上の人が支払いをします。

    ちなみに中国語で割り勘は「AA制 AA zhì」といいます。中国語の漢字で表記できないほど、中国の文化からしたら考えられない概念であるということです。

    今回おごってもらったら、次は自分がおごる。それが中国のマナーです。ただ、長く日本に住んでいる中国人の方の場合は日本の習慣が身についていることもありますので一概には言えませんが、中国の方と食事をするときには念頭に置いておきたい点です。

    はっきり自己主張する

    YES、NOをはっきり主張する所も日本とは違う点です。一見わがままと捉えがちですが、深く接していくと「自分のことを良く理解してもらうための努力」であることが分かります。

    日本と違って中国には56の民族がいて、国土は広大で同じ国内でも様々な文化の違いが存在しています。そんな中では、お互いに分かりあうために自分のことをはっきり伝える必要があります。

    中国の方と接していく上で、自分の好きなことと嫌いなこと、できることとできないことをはっきり伝えるようにすると、相手の方から付き合いやすいと思ってもらえます。

    家族のつながりが強い

    中国では家族、親戚をとても大切にします。中国の人が「私の兄:我哥 wǒ gē」という場合、実の兄弟ではなく、いとこや親戚の年上の男性を指す場合があります。

    中国の方が「」と言った場合、実際に誰を指しているのかを確認することが必要になることもあるでしょう。

    そして今でも、親戚が年頃の若者のために見合い相手を探すということが 広く見られます。また、つながりが深いゆえに、家族・親族同士でよくお金の貸し借りがされています。

    ここでは簡単に紹介しましたが、文化に違いに絶対的な良し悪しは存在しません。是非違いを楽しみながら中国文化を知るようにしてください。

    中国の歴史を学ぶ意義

    言語と文化が切っても切れない関係にあるように、言語と歴史も深いつながりがあります。歴史通になる必要はありませんが、中国の歴史を知っておくと中国語の上達にも繋がります。

    中国といっても簡体字と繁体字があります。なぜ2つの表記があるのか?なぜ中国大陸で簡体字が使用されていて、台湾、香港、マカオは繁体字なのか?私たちに影響する中国語に関するこれらの質問の答えは中国の歴史の中にあります。

    歴史を知ることで、中国に関する「なぜ?」という疑問の答えが得られるので、より中国という国、中国にいる人、中国語に対する理解を深めることができます。

    また、歴史を理解しておくと相手からの信頼が得やすいです。「私たちのことを理解している」という安心感を与えることができます。

    今は歴史に関する動画などがたくさんありますので、中国語の勉強に疲れた時は歴史に触れてみると良いでしょう。

    中国でヘッドフォンを着用してラップトップで作業している女性。

    リソースとツールの活用

    言語学習ツールを上手に活用して効率よく学習しましょう。

    中国語の教材

    「中国語を勉強することに決めたものの、どのように勉強したらよいか?」、そんな風に悩んでしまうことがあります。中国語の学習教材は日増しに増えており、電子機器を使用したオンライン教材とアプリも多く見られるようになりました。

    しかし学習教材が多すぎるゆえに絞り込めない、そんな別の問題が生じるようになりました。中国語の学習者は教材を選んでいかなければなりません。どんな教材が良いのでしょうか?

    完璧な教材はないということを良く理解しておきましょう。教材が良いから上達するのではなく、教材からしっかり学習できているから上達できるのです。どの教材から学習するかということよりも、教材からしっかり学びきることの方が大切です。

    どんな教材をもちいるにせよ購入して満足するのではなく、しっかり学びきれたといえるだけ十分に活用しましょう。「教材は沢山あるけどどれも中途半端…」という状態にならないようにしましょう。

    教材はなるべく少なく

    教材はできるだけ最小限にします。教材が多くなると注意が分散してどれも中途半端になり、達成感も得られません。少数の教材をしっかりと活用し、マスターするかもしくは余裕ができたら次の教材に取り組むのがベストです。

    教材をしっかり活用するためにはその教材ごとの特徴をしっかりと把握しておくことが必要です。

    • 文法の基礎を教えているのか?
    • 発音を教えているのか?
    • 文章の応用を教えているのか?
    • 単語やセンテンスを覚えることに特化しているのか?

    今の自分に合った教材を選びましょう。

    おすすめアプリの例

    活用できるアプリの例として次のものがあります(あくまで一例です)。

    • アプリ:超・中国語耳ゲー(無料)

    リスニング力を鍛えるのに効果的、日本人にとって聞き分けずらい「liri」「anang」等の発音をゲーム形式で聞き分けられるように練習できるのが特徴です。また、ピンインの音節表の全ての音を確認できます。

    中国語での実践の重要性

    言語全てにいえることですが、実践は不可欠です。特に中国語は声調言語なので、発音がしっかり相手に伝わるかどうかがとても大切です。

    できるだけ早い段階でネイティブと中国語で話す機会を作るようにしましょう。「言語の修得は水泳に似ている」といわれています。プールの外で泳ぎ方の理屈をいくら勉強しても泳げるようにはなりません。

    泳げるようになるためには、実際に水の中でもがきながら修得するしかありません。言語学習で失敗は当たり前です。失敗を恐れるのではなく、失敗を重ねて修得するようにしましょう。

    継続学習のために

    「中国語を勉強したいけど継続できるか心配だ…」「上達しなかったらどうしよう…」。そんな風に心配したことはありますか?安心してください!確実に上達できます。

    上達のカギは「やめないこと」。これがとても重要です。言語の学習には膨大な時間がかかります。生涯を通じて学ぶ終わりなき旅、何年も何十年も学び続けるもの、それが語学学習です。

    学習の過程で色んな事が生じると思います。進学したり、仕事を変えたり、結婚したり、子供を生んだり、引っ越ししたり、人生には色々な変化が生じます。

    時には思ったように勉強できないこともあるでしょう。進歩が実感できないこともあります。ブランクができてしまう事だってあります。でも、決してやめないでください。あきらめないでください。

    中国語では「永不放弃 yǒng bù fàng qì」といいます。もし「もうやめようかな…」と頭によぎったら自分に言い聞かせて下さい「永不放弃!」。

    ゆっくりでも、少し休んでもかまいません。あきらめなければ継続できます。継続していれば必ず進歩します。

    私たちが今日本語を話しているのは継続の結果です。生まれた時から膨大な量の日本語に接し、見よう見まねで聞いたこと真似し、学習を継続して今の自分がいます。続けてさえいればあとは何とかなります。

    継続学習のためのスケジュール管理

    できるだけ色んな形で中国語に接するようにしましょう。机に向かって勉強するのももちろん良い方法ですが、中国語に接する機会が多ければ多い方がいいです。

    できるだけ自分にとってストレスにならない、趣味の一環としてできるような方法を織り込むと継続しやすくなります。

    オススメの方法は、自分の好きなアニメ、映画、ドラマ等の中国語版を探して視聴することです。日本のバラエティー番組やお笑い芸人のネタなどが、中国語の字幕付きで見られるようになっているものもあります。

    動画投稿サイトのbilibili、youtubeやTiktokで検索して、自分に合った動画を探すのも良い方法です。音楽が好きであれば中国語の歌を聞いたり、歌ったりすることも中国語の上達に繋がります。

    ポイントは、疲れていたり勉強する気に慣れないときでも、趣味感覚で中国語に接する事ができるような環境を作っておくことです。

    勉強と聞くと、どうしても机に向かって努力しているイメージがありますが、人間の脳の構造的には笑っている時が最も学習効果が高いといわれています。なるべく「楽しみながら」中国語に接することができるようにしましょう。

    さまざまな方向を指す矢印が付いた木のブロックを持っている手は、意思決定と不確実性を表します。

    中国語学習の挑戦と克服法

    中国語の学習には困難が伴いますが、克服する方法を理解しておけば対処できます。

    中国語の難しい部分と対策

    中国語の難しさは何といっても発音です。学習の始めに難解な発音と向き合わなければならないというのが一番の難しい部分です。ただ、それさえ乗り越えれば大きな問題はありません。

    最初の発音の学習はしっかり行いましょう。お金と時間に余裕があれば、発音だけでもスクールに通って教えてもらってください。

    発音に関しては独学はオススメしません。どうしても独学にならざるを得ない場合は、自分の発音を録音し、ネイティブの発音と比較してください。

    モチベーションを維持する方法

    モチベーションを維持するには明確な目標が必要です。段階的に目標を設けましょう。

    • 1年後に中国に旅行に行く
    • HSK等の中国語の資格を取得する
    • ネイティブと中国語で会話できるようにする

    目標は高すぎない、低すぎない、自分に合ったものを段階的に設定しましょう。可能ならネイティブとの交流の場を設けることを目標に含めてください。そうすることで発音チェックとモチベーション向上につなげることができます。

    まとめ

     中国語の学習は時間がかかるが、効率的な上達のためには明確な目標設定や発音・基礎知識の学習、会話表現や便利なフレーズの練習が必要です。

    また、文法や単語だけでなく中国の文化や歴史も理解することでより深いコミュニケーションが可能になります。継続して学習し、「永不放弃(あきらめずに)」精神を持って取り組むことが重要です。

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