通じる中国語のための発音練習-日本人が陥る間違い

    1. 中国語発音

    日本人の多くは中国語を勉強してから数年後、自分の勉強法が間違っていたと痛感します。なぜなら自分の話す中国語が全く通じないからです。

    その原因は発音の勉強を軽んじたから。今回は失敗しない中国語発音習得方法を学びましょう。

    通じる中国語のための発音練習-日本人が陥る間違い

    通じない中国語の発音をする日本人

    日本人の多くは一生懸命勉強しているのに、残念ながら通じない中国語を話しています。なぜでしょうか?2つ理由をあげましょう。

    rìběnrén xiān xuéxí yǔfǎ

    1、日本人先学习语法。

    日本人は文法から勉強する

    rìběnrén tèbié pà shuō cuò

    2、日本人特别怕说错。

    日本人は言い間違いを恐れる

    さっそく日本人が陥りがちなこれら失敗例を見ていきましょう。

    文法を勉強する弊害

    日本人が通じない中国語を発音する原因の一つ目は勉強方法にあります。日本人は中学生の時に英語をどうやって勉強しましたか?

    テスト対策として文法をひたすら勉強しました。発音といえば英語圏に行ったことがない教師免許を持っているだけの先生の発音を聞いただけです。よって日本人の英語の発音レベルは世界の中で最低です。

    この勉強方法を中国語でもやってしまうと最悪です。カタカナ英語はどうにか通じても、カタカナ中国語は決して通じることがないためです。

    アジアの女性は、白い背景に一時停止の標識を作ります。

    訂正を恐れる日本人

    日本人の中国語が通じない二つ目の理由を考えましょう。これは文化なのですが、日本人は「何か間違ったことを言ってはいけない」と思っています。よって人に訂正されることを無意識のうちに避けるのです。

    ですが言語というのは、間違いながら上達します。言いたいことを口に出してみて、どんどん訂正してもらって上手になっていくのです。

    日本人は中国語の発音を訂正されることを恐れます。中国人を前にしても話したがりません。ひたすら一人で家で練習し、ある程度話せるようになってから中国人と話そうと思うのです。

    しかし誰にも訂正されることなく一人勉強してしまったカタカナ中国語は、通じないばかりか、変な発音を口の筋肉が覚えてしまっているために、もはや訂正不能。最悪パターンです。

    失敗しない中国語発音を習得するには?

    日本人でも上手な発音を身に着けている人はいます。彼らが口をそろえているのは、次のことです。

    kāishǐ de dìyīnián zhuānmén xuéxí fāyīn , bú yào xuéxí yǔfǎ

    开始的第一年专门学习发音,不要学习语法。

    どういう意味でしょうか?

    最初の一年目にすることは?

    开始的第一年kāishǐ de dìyīnián)は「最初に一年目」という意味になります。最初の一年目は何を勉強し、何を勉強しないのでしょうか?

    初めに专门学习zhuānmén xuéxí)つまり「ひたすら勉強」すべきなのは「発音」(发音fāyīn)です。不要学习bú yào xuéxí)つまり「勉強してはいけない」のは「文法」(语法yǔfǎ)です。

    最初の一年はひたすら「発音」だけに取り組みましょう。

    どうやって中国語の発音を覚える?(母音の場合)

    中国語の発音は母音を子音分けて勉強します。

    母音は「a」「e」「i」「o」「u」「ü」の6つです。日本語の「あ」「え」「い」「お」「う」とは全く違うと思っておきましょう。

    一番日本語との違いが大きいのが「u」の発音かもしれません。中国語は「u」は発音時に口が尖る上、ちょっとこもった音となります。

    ウムラウト発音と言われる「ü」の発音は「u」の口の形で「i」と発音するといいという人もいますし、中国語の「i」の口の形で唇を四角にするといいという人もいます。

    中国の苔むした地面に座る人形のグループ。

    ポイント

    念を押しますが、この練習を決して一人で行なってはいけません。

    ネイティブチェックを受けながら、もしくはネイティブがいないなら中国語発音が上手と評判の日本人のチェックを必ず受けながら、「合格」が出るまで訂正されましょう。

    合格が出た母音の発音を何十回と発声し、正確な発音を口の筋肉に覚えさせるのです。

    どうやって中国語の発音を覚える?(子音の場合)

    中国語の子音には、有気音と無気音があります。「b」「p」「m」「f」と順番に子音だけを練習する方法があります。

    ネイティブチェックを受けながら、一つの子音をマスターしたら、「ba」「be」「bi」「bo」「bu」と母音と子音を一緒に発音してみます。

    一つ一つの発音練習は時間がかかります。最初の一年、毎回発音の練習ばかりで、しかもなかなか上手に発音できずノイローゼになりますが、この最初の一年を乗り切らないと中国語に未来はありません。

    完璧な発音さえマスターすれば

    苦労してある程度正確な発音をマスターすれば、中国語の勉強の8割は終わったに等しいでしょう。

    中国人にとっては、文法に通じたカタカナ中国語を話す日本人よりも、完璧な発音をマスターした文法を全く知らない日本人のほうが上手と感じます。

    今から中国語を勉強しようと思っている人は必ずネイティブチェックを受けながら発音だけを勉強しましょうね。

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