「中国で車を運転したいけれど、C1とC2のどちらを選べばよいのか分からない」「科目一から科目四まで、何を受けるのか整理できない」と悩んでいませんか。日本の免許を持っている人も、最初から中国で取得する人も、入口を間違えると不要な教習や書類の取り直しが発生することがあります。
先に押さえたいのは、中国大陸で一般的な小型車を運転する免許は主にC1とC2であり、初回取得と外国免許からの切替では手順が異なるという点です。初回取得では理論・場内技能・道路運転・安全運転知識を順に受けますが、有効な日本の免許から小型車区分へ切り替える場合は、通常、科目一が中心になります。
さらに、試験問題を理解するには、交通規則だけでなく「不得」「必须」「让行」などの中国語も欠かせません。単語を丸暗記するのではなく、標識、優先関係、安全確認と結びつけて学ぶと、試験後の運転にも知識をつなげられます。基礎的な会話力から整えたい場合は、中国語教室で質問表現や聞き取りを練習する方法もあります。
この記事では、免許区分、申請条件、試験内容、再受験、費用確認、日本免許からの切替、更新、違反点数、交通ルール、中国語表現を一つの流れに整理しました。制度は地域の窓口運用によって必要書類や予約方法が異なる場合があるため、最後は申請地の車両管理所や公安機関交通管理部門でも確認してください。
- 中国の運転免許試験は「取得」と「切替」を分けて考える
- C1とC2の違いは運転できる車と試験項目にある
- 申請条件は18歳以上と身体条件の確認が基本
- 初回取得は教習・身体検査・四段階の試験で進む
- 科目一は90点以上を目指す交通法規の理論試験
- 科目二は低速操作と位置取りを確認する場内試験
- 科目三は右側通行での安全確認が合否を左右する
- 「科目四」は危険予測と救護を問う安全運転知識試験
- 再受験は当日の補考と予約回数を分けて管理する
- 教習所の費用は総額と追加条件で比較する
- 日本の免許から切り替える場合は書類と科目一が中心
- 免許の有効期間と12か月の違反点数周期は別制度
- 中国大陸の道路では右側通行と右折時の判断に注意する
- 初心者は二週間の反復計画で知識と操作を結びつける
- 中国の運転免許試験に関するQ&A
中国の運転免許試験は「取得」と「切替」を分けて考える
- 中国で初めて免許を取る人と、日本の免許から切り替える人では受験科目が異なる
- 中国大陸では、日本の国際運転免許証だけを根拠に一般車両を運転できない
- 「科目四」は日常的な呼び方で、法令上は科目三に含まれる
最初に決めるべきことは、初回取得か免許切替かです。中国で運転経験のない人が最初からC1またはC2を取る場合は、教習と複数の試験を進めます。一方、有効な日本の運転免許証を持つ人は、条件を満たせば境外免許から中国免許への切替を申請できます。
初回取得の試験は、法令上「科目一」「科目二」「科目三」の三つです。科目三は道路運転技能試験と安全文明運転常識試験に分かれ、後者が一般に「科目四」と呼ばれています。そのため、会話では「科目四に合格した」と言っても通じますが、公的な案内では科目三の一部として記載されることがあります。
運転免許証を表す二つの中国語
正式な書類や窓口で使いやすい語は「驾驶证」です。日常会話では短い「驾照」もよく使われます。どちらも運転免許証を指しますが、申請書や規則を読むときは「驾驶证」を覚えておくと探しやすくなります。
- フレーズ
- 我想申请驾驶证。
Wǒ xiǎng shēnqǐng jiàshǐzhèng. - 日本語訳
- 運転免許証を申請したいです。
- 使う場面
- 車両管理所の受付で、申請目的を最初に伝える場面です。外国免許からの切替なら、後ろに「用日本驾照换领中国驾驶证」と加えると目的が明確になります。
- 注意点・誤用例
- 「开车证」という言い方は一般的な免許証の正式名称ではありません。「驾驶证」または会話表現の「驾照」を使います。
- 発音・ニュアンス
- 「驾」は第四声、「驶」は第三声、「证」は第四声です。「申请」は申請するという公的手続き向けの語で、窓口会話と相性がよい表現です。
日本の国際運転免許証だけでは運転しない
中国大陸で運転するには、中国の運転免許証または所定の臨時運転許可が必要です。日本で発行された国際運転免許証を持っているという理由だけで、一般車両を運転できるわけではありません。レンタカーを予約できたことと、法的に運転資格があることも別問題です。
旅行会社、レンタカー会社、知人から運転できると言われても、それだけで判断しないでください。中国免許または臨時運転許可の交付を受ける前に公道を運転すると、無免許運転として扱われるおそれがあります。
ここまでで入口が整理できました。では、初回取得を選ぶ場合、C1とC2のどちらが自分に合うのでしょうか。
C1とC2の違いは運転できる車と試験項目にある
- C1は小型自動車、C2は小型オートマチック車の区分
- C2では原則としてマニュアル車を運転できない
- C1を持っていても都市バスや大型バスは運転できない
選び方の基準は、取得後にマニュアル車を運転する可能性があるかどうかです。マニュアル車を含めた小型自動車を運転したいならC1、オートマチック車だけを予定しているならC2が基本です。迷ったときは料金だけで決めず、勤務先の車、家族の車、レンタカーで想定される車種まで確認しましょう。
C1で運転できる範囲
C1は中国語で「小型汽车」の運転資格です。条件に合う小型・微型乗用車などに加え、C2、C3、C4に含まれる車種を運転できます。一般的な乗用車を考えると日本の普通免許に比較的近いものの、区分の仕組みは同一ではありません。
小型乗用車かどうかは、乗車定員だけでは判断できません。車長、車両総重量、登録上の車種なども関係します。「9人以下だからC1でよい」と思い込まず、車両の登録情報と免許証の准驾车型を照合する必要があります。
C2はオートマチック車限定
C2は「小型自动挡汽车」の区分です。「自动挡」はオートマチックトランスミッションを表します。クラッチ操作が必要な車を運転する予定がなく、日常の移動で一般的なオートマチック乗用車だけを使う人には選択肢になります。
科目二でも違いがあり、C1に含まれる坂道での所定位置への停止と発進は、C2の基本項目には含まれません。ただし、C2のほうが何もしなくても簡単という意味ではありません。車庫入れ、縦列駐車、曲線走行、直角カーブでは、低速で正確に車体を扱う必要があります。

大きな車を運転できるとは限らない
C1を持っていても、都市バス、大型バス、大型貨物車などを自由に運転できるわけではありません。都市バスにはA3、大型バスにはA1など、対応する区分があります。車を動かせることと運転資格があることは別です。
免許区分に合わない車を運転する行為は「驾驶与准驾车型不符的机动车」と呼ばれ、違反点数の対象です。車を借りるときや仕事で運転を頼まれたときは、車両の大きさを見た印象ではなく、登録された車種と自分の准驾车型を確認してください。
- フレーズ
- 这辆车需要什么准驾车型?
Zhè liàng chē xūyào shénme zhǔnjià chēxíng? - 日本語訳
- この車にはどの運転可能区分が必要ですか。
- 使う場面
- レンタカー会社、勤務先、車両管理窓口などで、必要な免許区分を確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「我会开」と答えられても、法的な資格の確認にはなりません。「准驾车型」を使い、免許証上の区分を尋ねます。
- 発音・ニュアンス
- 「准驾车型」は zhǔnjià chēxíng と読み、免許で許可された車種区分を表す公的な語です。
区分を選んだら、次は申請できる条件と身体検査を確認します。
申請条件は18歳以上と身体条件の確認が基本
- C1・C2は満18歳以上から申請でき、一律の上限年齢は設けられていない
- 70歳以上では記憶力・判断力・反応力などの能力確認がある
- 視力、色彩識別、聴力、四肢や体幹の状態も確認される
C1とC2の年齢条件は満18歳以上です。過去の案内には70歳を申請上限とする記載が残っていることがありますが、現在の小型自動車と小型オートマチック車には一律の上限年齢がありません。ただし、70歳以上では通常の身体条件に加え、記憶力、判断力、反応力などの能力検査を通過する必要があります。
視力と色彩識別
C1やC2では、両眼の裸眼視力または矯正視力が対数視力表で4.9以上であることが基本です。眼鏡やコンタクトレンズによる矯正も認められます。片眼に視覚障害がある場合でも、もう一方の眼が所定の視力と水平視野の条件を満たせば、申請できる場合があります。
色彩識別では、赤緑色盲でないことが条件です。信号灯や標識を安全に見分けるための確認であり、自己判断だけでは決められません。指定された医療機関などで検査を受け、必要な証明を準備します。
聴力と身体の操作能力
聴力は、左右それぞれで音源の方向を識別できるかが基本です。聴力に障害があっても、補聴器などを使って条件を満たせば、C1またはC2を申請できる場合があります。上肢、手指、下肢、体幹、首についても、安全な車両操作が可能か確認されます。
左下肢に欠損や運動機能障害があり、右下肢が正常な場合には、C2を申請できる可能性があります。右下肢や両下肢の状態によっては、障害者専用小型オートマチック乗用車の区分が検討されます。個別判断は指定医療機関と車両管理所へ相談してください。
70歳以上の申請と免許維持
「70歳になったらC1免許が自動的に失効する」という理解は適切ではありません。70歳以上でも能力検査などの条件を満たせば、小型自動車区分を申請できます。ただし、免許取得後は身体条件証明の提出など、年齢に応じた手続きが必要になります。
古い日本語案内や個人の体験談には、改正前の年齢条件が掲載されている場合があります。年齢に関する部分は特に、公安部の現行規定と申請地の案内を照合しましょう。条件を確認できたら、取得までの全体像を見ていきます。
初回取得は教習・身体検査・四段階の試験で進む
- 一般的な順序は登録、身体検査、科目一、科目二、科目三、安全運転知識
- 予約や進行状況の確認には交管12123が広く使われる
- 地域や混雑状況によって、受付方法と所要期間は変わる
初回取得では、まず申請条件を確認し、教習所への申込みまたは利用可能な自学直考の条件確認を行います。その後、身体検査、受験者情報の登録、理論学習へ進むのが一般的です。試験は科目一、科目二、科目三道路運転技能、安全文明運転常識の順で進めます。
- 申請地と希望する免許区分を決める
- 正規に届け出られた教習所と契約する
- 指定された方法で身体検査を受ける
- 受験者情報を登録し、科目一を学習する
- 科目一に合格して学習運転証明を取得する
- 科目二の場内練習と試験を行う
- 科目三の道路運転練習と試験を行う
- 安全文明運転常識試験を受ける
- 宣誓や安全教育など所定の手続きを経て免許証を受け取る
交管12123で確認できること
「交管12123」は、中国の交通管理手続きに使われる公式サービスです。試験予約、予約結果、免許情報、違反や点数などを確認できる機能があります。初回登録では、学習地や本人情報の扱いに注意し、教習所任せにせず自分でも登録内容を確認しましょう。
- フレーズ
- 我在交管12123上看不到考试预约。
Wǒ zài Jiāoguǎn yāo èr yāo èr sān shàng kàn bú dào kǎoshì yùyuē. - 日本語訳
- 交管12123で試験予約が表示されません。
- 使う場面
- 教習所や窓口に、アプリ上の登録・予約状態を確認してもらう場面です。
- 注意点・誤用例
- 数字は通常「一二一二三」と読まず、サービス名として「幺二幺二三」と発音されます。「幺」は電話番号などで数字の1を明瞭に伝える読み方です。
- 発音・ニュアンス
- 「看不到」は、見ようとしても表示されない、見つからないという意味です。「不能预约」なら予約操作そのものができないという意味になります。
取得期間は予約状況で変わる
取得までの期間は一律ではありません。練習頻度、試験場の混雑、予約枠、不合格後の補習、仕事や学業との両立によって変わります。短い宣伝期間だけを見て契約すると、予約待ちや追加教習を見落としやすくなります。
C1の標準的な教習は合計62時限で、科目一に12時限、科目二に16時限、科目三の道路運転に24時限、安全文明運転常識に10時限が配分されます。C2は総時限などがC1と異なるため、契約時に自分の区分の内訳を確認してください。短期間の暗記だけでは実技の安全確認を補えません。
全体像が分かったところで、各科目の合格基準と失敗しやすい点を順番に確認しましょう。
科目一は90点以上を目指す交通法規の理論試験
- 科目一は100点満点で90点以上が合格
- 標識、優先関係、速度、事故対応、免許制度などが出題範囲
- 否定語と義務表現を見落とさないことが中国語対策の第一歩
科目一で重要なのは、正答番号ではなく規則の理由を理解することです。道路の通行方法、信号、道路標識、標示、優先関係、速度制限、駐停車、違反処分、事故時の対応、免許証の申請と使用などが問われます。100点満点で90点以上が合格です。
中国語では否定語を最初に探す
中国語に慣れていない人は、問題文を最初から一字ずつ訳すより、判断を反転させる語を先に探すと読みやすくなります。「可以」は可能・許可、「不得」は禁止、「必须」は義務、「正确」は正しい、「错误」は誤りです。
- 可以(kěyǐ):できる、許可される
- 不得(bùdé):してはならない
- 必须(bìxū):必ずしなければならない
- 立即(lìjí):直ちに
- 减速(jiǎnsù):減速する
- 停车让行(tíngchē ràngxíng):停止して道を譲る
- 依次通行(yīcì tōngxíng):順番に通行する
- 确认安全(quèrèn ānquán):安全を確認する
たとえば「不得停车」と「可以停车」は意味が反対です。イラストが同じでも、文中の一語で答えが変わります。不得・禁止・严禁には印を付ける意識で読みましょう。
科目一を理解型で進める七段階
- 警告・禁止・指示・案内の標識を色と形で分類する
- 市街地、一般道路、高速道路の速度条件を分ける
- 直進、左折、右折、合流の優先関係を図で整理する
- 横断歩道、学校区域、バス停付近の減速義務を確認する
- 事故時の救護、警告表示、二次事故防止を学ぶ
- 違反点数を数字だけでなく危険度と結びつける
- 模擬試験で誤答理由を一文で説明する
模擬試験では、正解した問題も理由を説明できるか確かめます。「見たことがあるから選んだ」問題は、表現が変わると誤答しやすいからです。誤答ノートには問題全文を書き写さず、「否定語を見落とした」「右折車は歩行者に譲る」など原因を短く記録すると復習しやすくなります。
- フレーズ
- 遇到行人正在通过人行横道时,必须停车让行。
Yùdào xíngrén zhèngzài tōngguò rénxíng héngdào shí, bìxū tíngchē ràngxíng. - 日本語訳
- 歩行者が横断歩道を渡っているときは、停止して道を譲らなければなりません。
- 使う場面
- 科目一の判断問題や、科目三で横断歩道へ接近するときの規則確認に使える文です。
- 注意点・誤用例
- 「鸣喇叭让行人快走」、つまりクラクションで歩行者を急がせるという判断は、安全な譲歩になりません。
- 発音・ニュアンス
- 「让行」は相手を先に通すという交通用語です。「让一让」は日常会話で場所を空けてもらう表現なので、使い分けます。
理論に合格すると、車体感覚を問う科目二へ進みます。ここでは速さより、再現性のある準備が重要です。
科目二は低速操作と位置取りを確認する場内試験
- C1・C2の科目二は100点満点で80点以上が合格
- C1は車庫入れ、坂道発進、縦列駐車、S字、直角カーブが基本
- 座席とミラーを毎回そろえ、目印だけに依存しない
科目二は専用コース内で、低速かつ正確に車を扱えるかを確認する試験です。C1・C2は100点満点で80点以上が合格です。試験車へ乗った直後から評価につながるため、走り始める前の座席、ミラー、シートベルトの確認を一つの手順として固定します。
C1とC2の基本項目
- 倒车入库(dàochē rùkù):車庫入れ
- 坡道定点停车和起步(pōdào dìngdiǎn tíngchē hé qǐbù):坂道での所定位置への停止と発進
- 侧方停车(cèfāng tíngchē):縦列駐車
- 曲线行驶(qūxiàn xíngshǐ):S字コース
- 直角转弯(zhíjiǎo zhuǎnwān):直角カーブ
C1は上記五項目が基本で、C2では坂道での所定位置への停止と発進が外れます。地域によって追加項目や試験場の運用が異なる可能性があるため、練習地の案内を確認してください。
失敗は操作前の準備から始まる
科目二で起こりやすいのは、タイヤが区画線を踏む、停止位置を越える、車庫へ完全に入らない、坂道で後退する、指定操作を忘れる、制限時間を超えるといった失敗です。しかし、その原因が運転中だけにあるとは限りません。
座席がいつもより後ろなら、同じ目印でハンドルを切っても位置がずれます。ミラー角度が違えば、車輪と線の距離も違って見えます。練習では「座席を合わせる、背もたれを確認する、ミラーを合わせる、ベルトを締める」という順序を声に出して定着させましょう。
目印は便利ですが、車体が今どちらへ動いているかも観察します。ハンドルを戻す時機、後輪が線へ近づく方向、車体が平行になった瞬間を言葉にすると、車両が変わったときにも対応しやすくなります。
- フレーズ
- 请再教我一次倒车入库时看哪个点。
Qǐng zài jiāo wǒ yí cì dàochē rùkù shí kàn nǎge diǎn. - 日本語訳
- 車庫入れのときにどの目印を見るのか、もう一度教えてください。
- 使う場面
- 教習中に基準点を見失ったときや、座席位置による見え方の差を確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「点」は目印という意味ですが、一つの目印だけを機械的に覚えないようにします。車体と線の関係も一緒に質問しましょう。
- 発音・ニュアンス
- 「哪个」は nǎge と表記しますが、会話では něige に近く聞こえることがあります。「请再教我一次」で丁寧に再説明を求められます。
場内で操作が安定したら、一般道路で判断と安全確認を行う科目三へ進みます。
科目三は右側通行での安全確認が合否を左右する
- 科目三道路運転技能は100点満点で90点以上が合格
- 車線変更、交差点、横断歩道、停車などで安全確認が評価される
- 日本での運転経験があっても右側通行の確認動作を学び直す
科目三では、車を滑らかに走らせるだけでなく、危険を予測し、周囲へ意思を伝え、安全な余裕を確保できるかが問われます。C1・C2の道路運転技能試験は100点満点で90点以上が合格です。試験走行距離は3キロメートル以上とされています。
主な確認項目
- 乗車前の車両周囲確認
- 発進、直進、加速、減速、変速
- 車線変更と方向指示器
- 交差点の直進、左折、右折
- 横断歩道、学校区域、バス停付近の通過
- 対向車とのすれ違い、追い越し、Uターン
- 路肩への停車
- 夜間走行または灯火の模擬操作
車線変更では、方向指示器を出し、ミラーと死角を確認し、周囲の車へ急な減速を強いない間隔で移動します。操作そのものが成功しても、合図が遅い、目視確認がない、進路を急に変えるといった行動は減点や不合格につながります。
日本の経験をそのまま持ち込まない
中国大陸は右側通行で、一般的な車は左ハンドルです。左折では対向車線を横切り、右折では近い側の道路へ入ります。日本で長く運転している人ほど、無意識に左側へ寄る、左右確認の順番が以前の習慣に戻るといったことがあります。
対策は、発進前に「右側通行」、交差点前に「歩行者、自転車、電動二輪車」、車線変更前に「合図、ミラー、目視」と短く言語化することです。経験を捨てるのではなく確認手順を組み替えると考えましょう。
電動二輪車を見落とさない
中国の都市部では、電動二輪車や配達車両が多く走っています。音が小さく、車の側方や後方の死角から接近することもあります。右折、路肩への停車、ドアを開ける場面では、ミラーだけでなく目視確認が欠かせません。
- フレーズ
- 变更车道前,要先打转向灯并观察后方。
Biàngēng chēdào qián, yào xiān dǎ zhuǎnxiàngdēng bìng guānchá hòufāng. - 日本語訳
- 車線を変更する前に、まず方向指示器を出して後方を確認します。
- 使う場面
- 教習中の手順確認や、科目三の復習で使います。
- 注意点・誤用例
- 方向指示器を出しただけで優先権を得るわけではありません。後続車の速度と距離を確認し、無理に進路へ入らないことが前提です。
- 発音・ニュアンス
- 「打转向灯」は方向指示器を出すという自然な言い方です。「观察」は意識して観察・確認する意味を持ちます。
道路試験の次は、危険場面での判断を扱う安全文明運転常識試験です。
「科目四」は危険予測と救護を問う安全運転知識試験
- 一般に科目四と呼ばれるが、正式には科目三の安全文明運転常識試験
- 100点満点で90点以上が合格
- 悪天候、緊急時、事故後、負傷者救護などの判断が問われる
科目四では、規則を知っているだけでなく、危険が迫ったときに被害を小さくする判断ができるかが問われます。正式名称は「安全文明驾驶常识考试」で、法令上は科目三に含まれます。100点満点で90点以上が合格です。
科目一との違い
科目一は法規、信号、標識、免許制度などの基礎が中心です。科目四は、雨、霧、凍結、山道、夜間、タイヤの異常、事故現場、負傷者救護など、状況に応じた安全判断を重視します。図や映像を見て複数の適切な行動を選ぶ形式では、選択肢を一つ見つけた段階で回答を確定しないことが大切です。
- 速度を落とし、車間距離を広げる
- 急ハンドルや急ブレーキを避ける
- 事故現場で警告表示を行い、二次事故を防ぐ
- 負傷者を危険な方法で無理に動かさない
- 視界不良時に適切な灯火を使う
- 歩行者、自転車、電動二輪車の不規則な動きを予測する
「急いで危険から離れる」という直感が、必ずしも正しいとは限りません。事故後に安全確認なしで車外へ出る、負傷者をすぐ引き起こす、視界不良で速度を保つといった行動は、二次被害を招くおそれがあります。自分だけでなく周囲の安全を基準に選びます。
- フレーズ
- 发生事故后,要防止二次事故。
Fāshēng shìgù hòu, yào fángzhǐ èrcì shìgù. - 日本語訳
- 事故が起きた後は、二次事故を防がなければなりません。
- 使う場面
- 安全文明運転常識の事故対応問題を復習するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 救護を急ぐあまり、後続車への警告や自分の安全を無視しないようにします。現場状況と負傷者の状態に応じて緊急通報を行います。
- 発音・ニュアンス
- 「防止」は fángzhǐ で、発生を防ぐという意味です。「二次事故」は日本語と同じ漢字ですが、èr cì shì gù と区切って読みます。
各科目の内容が分かると、次に気になるのは不合格時の扱いです。回数制限はすべての科目で同じではありません。
再受験は当日の補考と予約回数を分けて管理する
- 不合格時はその場で1回の補考機会がある
- 科目二と科目三道路運転技能は、それぞれ予約5回まで
- 学習運転証明の有効期間内に必要な試験を終える
不合格になっても、その一度だけで全手続きが終了するわけではありません。各科目では、不合格となった場合にその場で1回補考を受けられます。補考にも合格できなければ、その回の試験は終了し、改めて予約します。
科目二と科目三の道路運転技能試験は、それぞれ予約できる回数が5回までです。1回の予約に本試験と補考があるため、機会としては最大10回になります。5回目の予約でも合格できなかった場合、それまでに合格した他科目の成績も無効になります。
科目一と安全文明運転常識試験には、科目二・科目三道路試験と同じ予約5回の上限はありません。ただし、科目一合格後に発行される学習運転証明には3年間の有効期間があります。回数と有効期限を別々に確認してください。
不合格直後に行う三つの確認
- 失敗が操作、確認、指示理解のどれに当たるか分ける
- 採点結果や教官の指摘を具体的な行動へ置き換える
- 同じ条件を再現できるまで練習してから次回を予約する
たとえば「車線変更が苦手」だけでは改善点が曖昧です。「方向指示器が遅かった」「右後方の目視がなかった」「後続車との距離が不足していた」のように分けます。科目二なら「座席位置が違った」「ハンドルを戻すのが遅れた」など、再現できる単位で記録します。
- フレーズ
- 科目二没通过,可以当场补考吗?
Kēmù èr méi tōngguò, kěyǐ dāngchǎng bǔkǎo ma? - 日本語訳
- 科目二に合格できなかった場合、その場で補考を受けられますか。
- 使う場面
- 試験場で不合格通知を受けた後、当日の補考手順を確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「补考」は補習ではなく追試・再試験です。追加練習を頼む場合は「补练」や「加练」と区別します。
- 発音・ニュアンス
- 「当场」はその場で、「通过」は試験や審査に通るという意味です。「没通过」は不合格をやわらかく事実として伝える表現です。

再受験の負担には追加費用も関係します。次は、教習所選びで確認したい契約項目を見ていきましょう。
教習所の費用は総額と追加条件で比較する
- 教習料金は都市、区分、教習時間、送迎、予約条件で変わる
- 表示価格だけでなく補習・再予約・交通費を確認する
- 合格保証や極端な低価格をうのみにしない
中国語で自動車教習所は「汽车驾驶学校」、短くは「驾校」といいます。料金は都市、教習所、C1かC2か、予約の取りやすさ、送迎、使用する教習車などで大きく変わります。そのため、特定の金額を全国共通の相場として考えるのは適切ではありません。
契約前の確認リスト
- 基本料金に含まれる科目と教習時限
- 実車練習の予約方法と1回の練習時間
- 試験予約費用と試験車両費用
- 不合格後の補習料金と再予約費用
- 送迎範囲、試験場までの交通費、宿泊費
- C1とC2のどちらで登録されるか
- 教習車がマニュアルかオートマチックか
- 途中解約と返金の条件
- 受験者情報を登録する都市
- 教習所と教習員が正式に届け出られているか
特に注意したいのは、安い基本料金で契約させ、後から練習費、移動費、宿泊費などを加えるケースです。居住地とは別の都市で受験登録されると、試験のたびに移動が必要になることもあります。契約書に書かれた登録地と返金条件を、支払い前に確認してください。
「包过(bāoguò)」は合格させるという宣伝表現です。正規試験の結果を事業者が保証することはできません。極端な低価格、口頭だけの返金約束、届出状況を示さない募集には慎重に対応してください。
自学直考は自由練習という意味ではない
教習所を通さずに学んで直接受験する「自学直考」という制度もあります。ただし、家族の車で自由に一般道路を走ってよい制度ではありません。実施地域であること、科目一に合格して学習運転証明を得ること、練習車へ安全補助装置を取り付けることなどの条件があります。
さらに、条件を満たす指導者の同乗、学習用標識の表示、指定された道路と時間の遵守が必要です。車両改造、検査、指導者の確保まで考えると、必ずしも負担が小さいとは限りません。制度の実施状況を現地で確認してから選びます。
- フレーズ
- 这个费用包括补考和额外练车吗?
Zhège fèiyòng bāokuò bǔkǎo hé éwài liànchē ma? - 日本語訳
- この費用には補考と追加練習が含まれていますか。
- 使う場面
- 教習所との契約前に、追加費用の範囲を確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- 口頭の「包括」を聞くだけで終えず、契約書の対象項目、回数、上限も確認します。「免费」と書かれていても条件が付く場合があります。
- 発音・ニュアンス
- 「额外」は追加の、「练车」は運転練習をするという意味です。「都包括吗」と言えば、すべて含まれるかを強調できます。
日本の免許をすでに持っているなら、初回取得より先に切替条件を確認したほうが負担を抑えられる可能性があります。
日本の免許から切り替える場合は書類と科目一が中心
- 有効な日本免許を持つ人は、条件を満たせば中国免許へ切り替えられる
- C1などの小型車区分では通常、科目一が中心となる
- 翻訳文、身体条件証明、身分・居留関係書類を事前確認する
有効な日本の運転免許証を持っている人は、所定の条件を満たせば、中国の対応区分へ切り替えられます。C1など小型車区分の申請では、通常、科目一を受験し、科目二と科目三の実技試験は免除されます。大型車などを申請する場合は扱いが異なります。
一般的に確認される書類
- パスポートなどの身分証明書
- 有効な日本の運転免許証
- 翻訳機関が発行した中国語翻訳文または公証された翻訳文
- 指定医療機関などの身体条件証明
- 規格に合った証明写真
- 中国での居留または滞在を示す書類
- 居住地・宿泊登記に関する資料
- 申請地が個別に求める確認資料
日本語で記載された免許証には、所定の中国語翻訳文が必要です。自分で作った翻訳がそのまま受理されるとは限りません。翻訳機関の指定、原本と写しの部数、写真の規格、身体検査を受ける場所は、申請地の車両管理所へ事前に尋ねましょう。
境外免許を取得した時点で、その発行国または地域に1年間のうち通算90日以上滞在していたことが条件になります。これは短期滞在中に取得した外国免許による形式的な切替を防ぐための要件です。出入境記録が確認されるため、免許証だけを持参すればよいわけではありません。
短期滞在なら臨時運転許可を確認する
短期滞在者は、条件に応じて3か月有効の臨時運転許可を申請できます。停居留期間が3か月を超える場合は、有効期間を1年まで延長できる制度があります。臨時許可で運転できる車種は、所持する境外免許や利用する車両に対応する必要があります。
都市によって受付場所、予約方法、翻訳機関、宿泊登記資料の扱いが異なる場合があります。北京の案内を上海や深圳へそのまま当てはめず、実際に居住・滞在する地域の窓口へ確認してください。
- フレーズ
- 我想用日本驾驶证换领中国驾驶证,需要哪些材料?
Wǒ xiǎng yòng Rìběn jiàshǐzhèng huànlǐng Zhōngguó jiàshǐzhèng, xūyào nǎxiē cáiliào? - 日本語訳
- 日本の運転免許証から中国の運転免許証へ切り替えたいのですが、どの書類が必要ですか。
- 使う場面
- 車両管理所への電話、窓口、オンライン相談で必要書類を尋ねる場面です。
- 注意点・誤用例
- 「换领」は条件を満たして免許を切り替え、交付を受ける意味です。単に交換する意味の「换」と区別すると、窓口で意図が伝わりやすくなります。
- 発音・ニュアンス
- 「材料」は cáiliào で、申請資料・必要書類を広く指します。「哪些」を使うと複数の必要物を自然に尋ねられます。
免許を取得または切り替えた後は、有効期間と違反点数を別の仕組みとして理解する必要があります。
免許の有効期間と12か月の違反点数周期は別制度
- 免許証の有効期間は6年、10年、長期の三種類
- 違反点数は初回取得日を起点とする12か月周期
- 累積12点に達すると満点教育と試験が必要になる
初めて交付される免許証は通常6年間有効です。その6年間の各違反点数周期で12点に達していなければ、更新時に10年間有効の免許証へ移行できます。さらに、10年間の各周期でも12点に達していなければ、長期有効の免許証へ更新できます。
一方、違反点数は12か月を一周期として管理され、満点は12点です。周期は初めて免許証を取得した日から連続して計算されます。免許証の有効期間が6年だから点数も6年間蓄積する、という意味ではありません。
違反点数の段階
- 12点:飲酒後運転、高速道路や都市高速道路での逆走など
- 9点:免許区分に合わない車の運転、高速道路などでの違法駐車、ナンバーの故意の遮蔽など
- 6点:信号無視、一定の速度超過、緊急車線の違法走行など
- 3点:手持ち携帯電話による通話、横断歩道で歩行者へ譲らない行為、一般道路での逆走など
- 1点:シートベルトの不着用、不適切な灯火使用、禁止標識・標示への違反など
同じ速度超過でも、道路の種類、車種、超過割合によって点数が変わります。上の例だけで個別の処分を判断せず、違反通知と公安機関交通管理部門の案内を確認してください。飲酒運転などは、点数以外に罰金、免許停止・取消、拘留、刑事責任が問題になる場合があります。
12点に達したときの流れ
一周期で累積12点に達すると、免許証が留置され、満点教育と試験を受ける必要があります。一般の運転者は原則7日間、道路交通安全に関する学習を行います。学習には対面、オンライン、自主学習が含まれ、試験合格と罰金の納付後に点数が消去され、免許証が返還されます。
同じ周期内に再び12点へ達した場合や、累積24点以上になった場合は、道路運転技能試験が加わることがあります。累積36点など、さらに重大な状態では場内技能試験も必要になります。12点ですぐ最初から取り直すとは限りませんが、必要な教育を放置して運転してはいけません。
12点へ達する前で条件を満たす場合は、交通安全教育や公益活動により点数を減免できる制度があります。一周期の減免上限は6点ですが、誰でも無条件に利用できる制度ではありません。実習期、免許の状態、過去の違反などによって申請できない場合があります。
- フレーズ
- 我的记分周期从哪一天开始?
Wǒ de jìfēn zhōuqī cóng nǎ yì tiān kāishǐ? - 日本語訳
- 私の違反点数周期は何月何日から始まりますか。
- 使う場面
- 免許証の有効期限と点数周期を混同しないよう、窓口や公式サービスで確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- 罰金を未納のままにすると、周期終了時に点数が次の周期へ移る場合があります。日付だけで自動的にすべて消えると考えないでください。
- 発音・ニュアンス
- 「记分」は交通違反点数を記録する意味です。「积分」は一般的なポイントサービスにも使われるため、交通制度では「记分」を使います。
制度を覚えたら、実際の道路で日本と異なる場面を確認します。
中国大陸の道路では右側通行と右折時の判断に注意する
- 中国大陸は右側通行だが、香港とマカオは左側通行
- 丸形赤信号で右折できる場合もあるが、無条件ではない
- 歩行者、自転車、電動二輪車への譲歩と死角確認が重要
中国大陸では車両は右側通行です。発進、右左折、Uターン、駐車場から道路へ出る場面で、日本の左側通行の習慣が出ないようにします。なお、香港とマカオは左側通行であり、中国大陸と同じ交通制度ではありません。
赤信号での右折は標識と専用信号を見る
中国大陸では、丸形の赤信号が点灯していても、右折禁止の標識がなく、右折専用信号による規制もなければ、安全を確認して右折できる場合があります。しかし、右折車が歩行者、自転車、直進車より優先されるわけではありません。
「中国では赤信号でも右折できる」とだけ暗記すると危険です。矢印信号、禁止標識、停止線、横断歩道を順に確認し、歩行者や自転車の通行を妨げない場合だけ進みます。右折可能と右折優先は別と覚えてください。
横断歩道では歩行者へ譲る
横断歩道では、歩行者に適切に道を譲る義務があります。減速、停止、譲歩を行わない行為は、違反点数の対象となる場合があります。実際の道路で周囲の車が止まらないからといって、自分も同じ運転をしてよいわけではありません。
歩行者側も、優先だから安全だと思い込まず、左右を確認する必要があります。右折車、電動二輪車、自転車が横断歩道へ入る可能性があるためです。運転者は停止車両の陰から人が出てくることも予測します。
クラクションを意思疎通の代わりにしない
地域によっては、クラクションが怒りだけでなく、自車の接近を知らせるために使われることがあります。ただし、頻繁に聞こえることと、自由に鳴らしてよいことは別です。都市部にはクラクション禁止区域もあり、不必要な使用は避ける必要があります。
- フレーズ
- 红灯时这里可以右转吗?
Hóngdēng shí zhèlǐ kěyǐ yòuzhuǎn ma? - 日本語訳
- 赤信号のとき、ここでは右折できますか。
- 使う場面
- 教習中に交差点ごとの信号運用を指導員へ確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 右折できる場合でも、安全確認なしで進めるという意味ではありません。「可以右转」と「右转优先」を混同しないようにします。
- 発音・ニュアンス
- 「右转」は yòuzhuǎn、「左转」は zuǒzhuǎn です。「这里」を入れることで、一般論ではなく目の前の交差点について質問できます。
知識を実際の得点と操作へ変えるには、短い復習を繰り返す計画が有効です。
初心者は二週間の反復計画で知識と操作を結びつける
- 学科は語句、規則、模擬試験の順で段階化する
- 実技は準備動作と安全確認を毎回同じ順序で行う
- 誤答と操作ミスを一つずつ言語化して翌日に復習する
試験準備では、一日に大量の問題を解くより、間違いの原因を翌日も確認できる形で残すことが大切です。学科と実技を別々に考えず、「横断歩道では減速・停止・譲歩する」という知識を、科目三の確認動作へつなげます。
前半七日間:語句と規則を固める
- 一日目:可以、不得、必须、正确、错误を使った短文を音読する
- 二日目:標識を警告・禁止・指示・案内に分類する
- 三日目:交差点、右左折、合流の優先関係を図で確認する
- 四日目:速度、駐停車、高速道路の規則を整理する
- 五日目:事故対応、救護、警告表示を学ぶ
- 六日目:違反点数を危険行為と結びつける
- 七日目:模擬試験を行い、誤答原因だけを記録する
後半七日間:判断を速くする
- 八日目:否定語を含む問題だけを集めて解く
- 九日目:標識と道路場面の画像問題を解く
- 十日目:右側通行と赤信号右折の条件を説明する
- 十一日目:悪天候、夜間、緊急時の問題を解く
- 十二日目:模擬試験後、迷った問題を分類する
- 十三日目:合格点を超えても誤答分野を復習する
- 十四日目:新しい問題へ広げず、頻出ミスと受付表現を確認する
発音練習では、ピンインを見て一度読み、音声を聞き、文字を見ずに言い直します。特に「转向灯」「让行」「补考」「预约」「到期」は、教習所や窓口でも使いやすい語です。文章全体を完璧に話すより、数字、日付、科目名を明瞭に伝えられることを優先します。
実技練習のセルフチェック
- 乗車前に車の周囲を見る
- 座席、ミラー、シートベルトを整える
- 発進前に方向指示器と周囲を確認する
- 交差点前で速度を落とす
- 横断歩道の左右と死角を見る
- 車線変更前に合図、ミラー、目視を行う
- 停車後に周囲を確認してドアを開ける
緊張すると、人は普段どおりの手順に戻ります。そのため、試験直前だけ確認動作を大きく見せるのではなく、毎回同じ順序で行うことが重要です。確認を習慣にする練習が、試験後の安全運転にもつながります。

窓口会話のミニ練習
- フレーズ
- 学習者:我想预约科目一考试。
Wǒ xiǎng yùyuē kēmù yī kǎoshì.職員:请先确认个人信息和考试地点。
Qǐng xiān quèrèn gèrén xìnxī hé kǎoshì dìdiǎn.学習者:我的学习驾驶证明什么时候到期?
Wǒ de xuéxí jiàshǐ zhèngmíng shénme shíhou dàoqī? - 日本語訳
- 学習者:科目一の試験を予約したいです。
職員:先に個人情報と試験場所を確認してください。
学習者:私の学習運転証明はいつ期限切れになりますか。
- 使う場面
- 試験予約の前に、登録情報、試験場所、証明の期限をまとめて確認する会話です。
- 注意点・誤用例
- 「什么时候到期」は有効期限を尋ねる表現です。試験開始時刻を尋ねる場合は「考试几点开始」と言います。
- 発音・ニュアンス
- 「预约」は yùyuē、「确认」は quèrèn、「到期」は dàoqī です。日付を聞き取れない場合は「请写一下日期」と頼めます。
最後に、申請前によく迷う点をQ&Aで確認します。自分に当てはまる質問だけでも読み返しておくと、窓口で確認すべき内容が明確になります。
中国の運転免許試験に関するQ&A
- C1とC2は取得後に運転する車を基準に選ぶ
- 試験制度と必要書類は、申請地の窓口でも確認する
- 古い案内では年齢や点数制度の説明が異なる場合がある
C1とC2はどちらを選べばよいですか?
マニュアル車を運転する可能性があるならC1、オートマチック車だけを運転する予定ならC2が基本です。料金や試験項目だけでなく、勤務先や家族が所有する車、利用予定のレンタカーも確認して選んでください。
中国の運転免許試験に科目四はありますか?
日常的には科目四と呼ばれますが、正式には科目三に含まれる安全文明運転常識試験です。悪天候、緊急時、事故後の対応、負傷者救護、危険予測などが問われ、100点満点で90点以上が合格です。
日本の国際運転免許証だけで中国大陸を運転できますか?
日本で発行された国際運転免許証だけを根拠に、中国大陸で一般車両を運転することはできません。中国の運転免許証へ切り替えるか、条件に応じて臨時運転許可を取得する必要があります。
科目二と科目三は何回まで予約できますか?
科目二と科目三の道路運転技能試験は、それぞれ5回まで予約できます。各予約では本試験と1回の補考機会がありますが、5回目の予約でも合格できない場合は、それまでに合格した他科目の成績も無効になります。
70歳になるとC1免許は失効しますか?
70歳になったことだけを理由にC1免許が自動的に失効する制度ではありません。70歳以上の申請者には記憶力、判断力、反応力などの能力確認があり、免許取得後も身体条件証明の提出など年齢に応じた手続きが必要です。
違反点数は6年間で12点ですか?
違反点数は6年間ではなく、初回免許取得日を起点とする12か月を一周期として管理され、満点は12点です。免許証の6年、10年、長期という有効期間とは別の仕組みです。
中国語が苦手でも科目一を受けられますか?
試験で利用できる言語や補助方法は試験場によって確認が必要です。中国語で受ける場合は、不得、必须、让行、减速、停车など判断を左右する語を先に覚え、模擬問題では正解だけでなく理由も説明できるようにします。
申請前にどこへ確認すればよいですか?
申請地を管轄する車両管理所、公安機関交通管理部門、交管12123の案内を確認してください。特に外国免許の翻訳機関、身体検査、居留資料、予約方法、臨時運転許可は地域ごとに運用が異なる場合があります。
中国の運転免許試験では、C1・C2の選択、各科目の合格基準、再受験の回数、免許切替の書類を別々に整理すると迷いにくくなります。最初に「初回取得か切替か」を決め、次に申請地と運転予定の車種を確認してください。
科目一と安全文明運転常識は、正答の暗記だけでなく、危険を避ける理由まで理解することが大切です。科目二と科目三では、座席調整、ミラー、方向指示器、目視確認を毎回同じ順序で行い、安全行動を習慣にします。
制度確認には、公安部の「机动车驾驶证申领和使用规定」、違反点数については「道路交通安全违法行为记分管理办法」、実際の申請には居住地の車両管理所と交管12123を利用できます。古い体験談と条件が異なる場合は、公的な規定と申請地の回答を優先しましょう。

