「なんか小さくてかわいいやつ」、通称「ちいかわ」。その愛くるしい見た目とは裏腹に、時折見せるシビアな世界観で、今や日本を席巻する大人気コンテンツです。このブームは当然のように国境を越え、お隣の中国語圏(中国大陸や台湾)でも爆発的な人気を獲得しています。
中国のSNS「Weibo(微博)」や「小紅書(RED)」では、ちいかわのスタンプ(表情包)が飛び交い、台湾では巨大なちいかわのバルーンが登場するなど、その熱狂ぶりは日本に勝るとも劣りません。
そこで気になるのが、「ちいかわのキャラクターたちは、中国語でどう呼ばれているのか?」ということ。独特の奇声を発するうさぎや、あの名ゼリフはどう翻訳されているのでしょうか?中国語の学習者がこのブームをどう活かせるか、専門の中国語教室でも話題になるほどです。
この記事では、「ちいかわ 中国語」と検索したあなたが知りたい全てを、10000字以上のボリュームで徹底的に解説します。単なる名前の羅列ではなく、なぜその翻訳になったのかという「言語の秘密」にも迫ります。目次
「ちいかわ」は中国語で「吉伊卡哇」!日本発の「癒し」が国境を超える
まずは主人公の「ちいかわ」本人(本匹?)から見ていきましょう。中国語圏での彼の公式名は、一見すると少し不思議な漢字の組み合わせです。
公式名は「音訳」:吉伊卡哇 (jí yī kǎ wa)
中国語圏(大陸・台湾共通)で、「ちいかわ」は公式に「吉伊卡哇」と表記されます。ピンイン(発音記号)は「jí yī kǎ wa」、カタカナで無理やり読み方を再現するなら「ジー・イー・カー・ワー」といったところでしょうか。
「吉伊卡哇」という文字列を見ても、日本語の「ちいかわ」とは全く結びつかないように思えます。これは、意味を翻訳する「意訳」ではなく、音を漢字で再現する「音訳(当て字)」という手法が取られているためです。
発音の対応(推定)
- 「ちい」 (Chii) → 吉伊 ( Jí Yī )
- 「か」 (Ka) → 卡 ( kǎ )
- 「わ」 (Wa) → 哇 ( wa )
なぜ「ちいかわ」が「吉伊卡哇」になるのか?漢字の秘密
中国語の音訳は、単に音が近ければ良いというものではありません。使われる漢字の「意味」も非常に重要視されます。その点、「吉伊卡哇」は非常によくできた翻訳と言えます。
- 「吉(jí)」:中国語で「吉祥(縁起が良い)」「吉報」など、非常にポジティブな意味を持つ漢字です。
- 「伊(yī)」:女性の名前や「彼/彼女」を指す古語など、柔らかい響きを持ちます。
- 「卡(kǎ)」:「カード」や「トラック(卡车)」など、音訳で多用される漢字です。「カワイイ」の「カ」の音として定着しています。
- 「哇(wa)」:日本語の「わー!」という感嘆詞とほぼ同じ意味の漢字です。「カワイイ!」の「ワー」の部分であり、ちいかわ本人の「ワ…」というセリフともリンクします。
つまり、「吉伊卡哇」は、「ちいかわ」という音を再現しつつ、「吉祥でかわいい(哇!)」というポジティブなイメージを漢字に込めた、秀逸なネーミングなのです。
台湾・中国でのちいかわ人気と文化的背景
ちいかわの人気は、単なる「かわいい(可爱 kě’ài)」だけでは説明できません。 reference textにあったように台湾・高雄に巨大バルーンが登場するほど熱狂的なのは、その世界観にあります。
「草むしり」や「討伐」といった「労働」に従事し、危険と隣り合わせの世界で、ささやかな幸せ(美味しいごはん)を見つける姿。これは、現代中国の若者の間で言われる「内巻(nèijuǎn)」=「過度な内部競争」や、台湾の「躺平(tǎng píng)」=「寝そべり族(頑張らない生き方)」といった社会的な息苦しさ・生きづらさと不思議な共鳴を起こしています。
「癒し(治愈 zhìyù)」でありながら、リアルな厳しさも描く。このバランスが、東アジアの若者たちの心を掴んでいるのです。
メインキャラクター3匹の中国語名と翻訳の謎
主人公の「ちいかわ」が音訳だったのに対し、親友の2匹はまったく異なるアプローチで翻訳されています。この違いこそが、中国語翻訳の面白さの神髄です。

3匹の翻訳方法は「音訳」「意訳(造語)」「意訳(直訳)」と見事に分かれています
ハチワレ:小八貓 (xiǎo bā māo) – なぜ「8の猫」?驚きの「意訳」
ちいかわワールドの「常識人」であり、読者の代弁者でもあるハチワレ。彼の中国語名は「小八貓」です。ピンインは「xiǎo bā māo」。
これは「音訳」ではありません。「ハチワレ」という音とは全く異なります。これは、彼の特徴を完璧に捉えた「意訳(意味翻訳)」であり、半分は「造語」です。
「小八貓」の分解
- 「小(xiǎo)」:日本語の「小〜」「〜ちゃん」に相当する、小さく可愛いものにつける接頭語。
- 「八(bā)」:数字の「8」。
- 「貓(māo)」:動物の「猫」。(※簡体字では「猫」)
なぜ「8」なのか?と疑問に思うでしょう。それは、ハチワレの頭にある「ハチワレ模様」が、漢字の「八」の字にそっくりだからです。
日本語の「ハチワレ(鉢割れ)」という言葉の意味をそのまま翻訳するのではなく、「見た目」が漢字の「八」に似ていることから「八の字模様の猫ちゃん」=「小八貓」と名付けた、天才的なローカライズです。
うさぎ:兔兔 (tù tù) – 可愛さ倍増!「意訳」と中国語の畳語
常にハイテンションで奇声を発するうさぎ。彼の中国語名は非常にシンプルで「兔兔」です。ピンインは「tù tù」。
これは分かりやすい「意訳」です。「兔(tù)」は中国語で「うさぎ」を意味します。
ポイントは、なぜ2回繰り返すのか。これは中国語の「畳語(じょうご)」という文法ルールです。名詞を2回繰り返す(重畳する)ことで、「たくさんの〜」という意味や、「〜ちゃん」「〜的なもの」という親しみや可愛らしさを込めることができます。
例えば、「人(rén)」を「人人(rénrén)」と言うと「人々」に。犬「狗(gǒu)」を「狗狗(gǒugou)」と言うと「ワンちゃん」というニュアンスになります。
「兔兔」はまさにこれで、「うさぎちゃん」「ウサウサ」といった可愛い呼び名になっているのです。
※なお、リファレンスにあった「烏薩奇(wū sà qí)」という音訳も存在しますが、一般的によく使われるのは「兔兔」です。
【徹底比較】音訳 vs 意訳 – 中国語翻訳の奥深さ
メインの3匹だけで、中国語翻訳の主要な手法が出揃いました。
- ちいかわ → 吉伊卡哇 (音訳)
理由:固有名詞であり、元の音の響き自体が「カワイイ」という価値を持つため。 - ハチワレ → 小八貓 (意訳・造語)
理由:「ハチワレ」という日本語の言葉の意味より、「八の字模様」というビジュアル的特徴の方が翻訳しやすいため。 - うさぎ → 兔兔 (意訳・直訳)
理由:種族名がそのままキャラクター名になっており、翻訳が容易なため。
このように、翻訳者はキャラクターの特性に合わせて最適な手法を選択しています。この違いを理解することが、中国語圏のファンとちいかわについて語る第一歩となります。
あの名言・奇声は?ちいかわ世界の中国語フレーズ集
ちいかわの魅力は、セリフ(あるいは鳴き声)にもあります。これらはどう翻訳されているのでしょうか?

ハチワレのポジティブなセリフやうさぎの奇声も、中国語で巧みに表現されています
うさぎの奇声「ハァ?」「フゥン」「ヤハ」:蛤? (há?) / 哼 (hēng) / 呀哈 (yā hā)
うさぎの代名詞である奇声。これは、音の近い中国語の感嘆詞が当てられています。
- 「ハァ?」 → 蛤? ( há? )
これは「はぁ?」という聞き返しや、不満を表す俗語的な感嘆詞で、台湾などで特によく使われます。日本語の「ハァ?」のニュアンスにぴったりです。リファレンスにあった「哈(hā)」も使われます。 - 「フゥン」 → 哼 ( hēng )
「ふん!」と鼻を鳴らす音や、不満を表すオノマトペです。 - 「ヤハ」 → 呀哈 ( yā hā )
これも音訳です。「ヤッホー」に近い喜びの感嘆詞です。
ハチワレの名言「なんとかなれーッ」:总会有办法的! (Zǒng huì yǒu bànfǎ de!)
ハチワレのポジティブな名言「なんとかなれーッ」。これは中国語で「总会有办法的!(Zǒng huì yǒu bànfǎ de!)」と翻訳されます。
「总会(きっと〜するだろう)」+「有办法(方法がある)」+「的(断定)」で、「きっとなんとかなるさ!」「必ず方法はある!」という、ハチワレの強い意志と楽観性を表す素晴らしい翻訳です。
ちいかわの「ワ…」「あ…」:哇… (wā…) / 啊… (a…)
主人公ちいかわのセリフは感嘆詞が中心です。
・「ワ…」 → 哇… ( wā… )
これは「わー!」という驚きや喜びを表す感嘆詞で、ちいかわの公式名「吉伊卡哇」の最後の漢字ともリンクしています。
・「あ…」 → 啊… ( a… )
気づきや戸惑いを表す「あ…」は、そのまま「啊…」と翻訳されます。
「泣いちゃった」:哭哭了 (kū kū le)
ちいかわがよく「泣いちゃった」状態になる、あのシーン。中国語では「哭哭了(kū kū le)」と表現されます。
「哭(kū)」は「泣く」という動詞。うさぎの「兔兔」と同様、動詞を畳語(繰り返す)ことで「ちょっと泣く」「泣いちゃった(テヘ)」という軽いニュアンスや可愛らしさを表現できます。「哭了(kū le / 泣いた)」と言うよりも、ちいかわの雰囲気が出ます。
【例文】ちいかわとハチワレの会話を中国語で再現してみよう
これらの翻訳を使って、簡単な会話を再現してみましょう。
(シチュエーション:でかい敵が現れた!)
ちいかわ: 啊… 哇… ( A… wā… )
(あ… わ…)
うさぎ: 蛤?! ( Há?! )
(ハァ?!)
ハチワレ: 别担心!总会有办法的! ( Bié dānxīn! Zǒng huì yǒu bànfǎ de! )
(心配しないで!なんとかなるって!)
(シチュエーション:討伐後、報酬が少ない)
ちいかわ: (しょんぼり) 哭哭了… ( Kūkū le… )
(泣いちゃった…)
ハチワRE: 没关系,我们去吃拉麵吧! ( Méi guānxi, wǒmen qù chī lāmiàn ba! )
(大丈夫だよ、ラーメン食べに行こうよ!)
あのキャラクターたちは何て言う?脇役・人気キャラ中国語名鑑
ちいかわワールドを彩る、魅力的な脇役たち。彼らの中国語名も見ていきましょう。

くりまんじゅう(栗子饅頭)やラッコ(海獺)も人気の脇役です
モモンガ:小桃鼠 (xiǎo táo shǔ)
常に「カワイイ」を強要するモモンガ。彼の中国語名は「小桃鼠(xiǎo táo shǔ)」です。
「モモンガ」は中国語で「飞鼠(fēishǔ / 飛ぶネズミ)」ですが、キャラクター名としては「小桃(xiǎo táo / 桃ちゃん)」+「鼠(shǔ / ネズミ)」という、可愛らしい当て字(造語)が使われています。「モモ」ンガの音にも引っ掛けているのかもしれません。
くりまんじゅう:栗子饅頭 (lì zǐ mán tóu)
お酒と美味しいおつまみを愛するくりまんじゅう。彼の名前は、日本語の漢字をそのまま中国語読みした「栗子饅頭(lì zǐ mán tóu)」です。
「栗子(lì zǐ)」は「栗」、「饅頭(mán tóu)」は中国の「マントウ(味のない蒸しパン)」を指しますが、ここでは日本の「まんじゅう」の意味で使われています。彼が発する「ハーッ…」というため息は「哈…(Hā…)」と訳されます。
ラッコ(先生):海獺 (hǎi tǎ) / 師傅 (shīfu)
討伐ランキング上位の強者、ラッコ。彼の名前は種族名そのまま「海獺(hǎi tǎ)」=「ラッコ」です。
※リファレンスにあった通り、この「獺」の発音は大陸(tǎ)と台湾(tǎ、時にtà)で声調が異なる場合がありますが、どちらでも通じます。
ちいかわたちが彼を「先生」と呼ぶシーンでは、中国語では「師傅(shīfu)」と訳されます。「師傅」は、武術の達人や、高い技術を持つ職人(マスター)に対する敬称であり、ラッコの強さにふさわしい言葉です。
シーサー:風獅爺 (fēng shī yé)
沖縄出身のシーサー。彼の名前は、まさにシーサーを中国語(台湾語)で意味する「風獅爺(fēng shī yé)」です。日本語の「シーサー」の語源とも言われる言葉で、「風の獅子の神様」といった意味があります。
あのこ:那个孩子 (nà ge háizi)
「でかい討伐対象」として登場する通称「あのこ」。彼は「那个孩子(nà ge háizi)」=「あの子」と直訳されています。
鎧さん(ヨロイさん)たちの中国語名
ちいかわワールドの運営を担う「鎧さん」たち。彼らも職業(?)ごとにしっかり翻訳されています。総称は「鎧甲人(kǎi jiǎ rén)」=「鎧(よろい)の人」です。
ポシェットの鎧さん:包包鎧甲人 (Bāobāo Kǎijiǎrén)
「包包(bāobāo)」は「バッグ、カバン、ポーチ」を意味する中国語の畳語です。「ポシェット(バッグ)の鎧さん」という、分かりやすい名前です。
労働の鎧さん:勞動鎧甲人 (Láodòng Kǎijiǎrén)
草むしりの受付などをしている鎧さん。「勞動(láodòng)」は日本語の「労働」と全く同じ意味の漢字です。(※簡体字では「劳动」)
ラーメンの鎧さん(郎):郎拉麵鎧甲人 (Láng Lāmiàn Kǎijiǎrén)
あのラーメン屋「郎」の店主。「郎(Láng)」+「拉麵(lāmiàn / ラーメン)」+「鎧甲人」です。中国語で「拉麵」は「手延べ麺」を指しますが、日本の「ラーメン」の意味でも広く使われています。
ちいかわの世界観を語るキーワード(草むしり、討伐、郎)
キャラクターだけでなく、ちいかわワールドを構成する重要なキーワードの中国語訳も見ておきましょう。
草むしり:拔草 (bá cǎo)
ちいかわたちの主な労働(お金稼ぎ)。中国語では「拔草(bá cǎo)」と訳されます。「拔」は「抜く」という意味で、「草を抜く」=「草むしり」です。非常に一般的な中国語です。
草むしり検定:拔草鉴定 (bá cǎo jiàndìng)
ハチワレが挑戦した「草むしり検定5級」。これは「拔草鉴定(bá cǎo jiàndìng)」と訳されます。「鉴定」は「検定、鑑定」という意味です。
討伐:討伐 (tǎofá)
もう一つの重要な労働。「討伐」は、日本語の漢字がそのまま使われ「討伐(tǎofá)」と発音されます。現代中国語ではやや古風な、書き言葉的な響きがありますが、ファンタジーやゲームの世界観ではよく使われるため、ちいかわの世界にもマッチしています。
ラーメン郎:拉麵郎 (lāmiàn láng)
鎧さんが営む、あのこってり系ラーメン屋。「拉麵郎(lāmiàn láng)」です。日本の「ラーメン二郎」をオマージュしていることが、中国語圏のファンにも伝わっています。
パジャマパーティーズ:睡衣派對 (shuìyī pàiduì)
一世を風靡した(?)アイドルグループ。これは「睡衣(shuìyī / パジャマ)」+「派對(pàiduì / パーティー)」という、分かりやすい直訳になっています。「派對」は英語の “Party” の音訳です。
ちいかわで学ぶ中国語学習のヒントと注意点
これだけ多くの要素が翻訳されているちいかわは、中国語学習の絶好の教材にもなります。
なぜ「ちいかわ」が中国語教材に最適なのか?
理由は、セリフが「短く、シンプルで、感情的」だからです。
「哇!(わー!)」「哭了 (泣いちゃった)」「好吃!(美味しい!)」といった、子供が最初に覚えるような基本的な感情表現や感想が満載です。また、漫画やアニメは「視覚情報」がテキストを補完してくれるため、意味を推測しやすいという最大のメリットがあります。
大陸(簡体字)と台湾(繁体字)の表記の違いに注意
中国語学習者が注意すべきは、中国大陸と台湾・香港では使われる漢字の字体(と一部の語彙)が異なる点です。
簡体字(大陸) vs 繁体字(台湾・香港)
- ハチワレ: 小八猫 (簡) / 小八貓 (繁)
- うさぎ: 兔兔 (簡) / 兔兔 (繁) (※「兔」は共通)
- 労働: 劳动 (簡) / 勞動 (繁)
- ラーメン: 拉面 (簡) / 拉麵 (繁)
- パーティー: 派对 (簡) / 派對 (繁)
リファレンスの元記事は台湾華語(繁体字)ベースでしたが、大陸では簡体字が使われます。両方の違いを認識しておくと、どちらの地域のファンとも交流できます。
擬音語・擬態語(オノマトペ)を学ぶ宝庫
ちいかわは「もぐもぐ」「フワフワ」「キラキラ」といったオノマトペの宝庫です。これらが中国語でどう表現されるか(例:もぐもぐ→大口吃 (dà kǒu chī)、キラキラ→闪闪发光 (shǎnshǎn fāguāng)など)を比較しながら学ぶと、表現力が格段にアップします。
まとめ:ちいかわは国境を超える「なんか小さくてかわいいやつ」
今回は、「ちいかわ 中国語」をテーマに、キャラクター名から世界観まで、その翻訳の奥深さを徹底的に解説しました。
「ちいかわ(吉伊卡哇)」という音訳、「ハチワレ(小八貓)」というビジュアルからの意訳、「うさぎ(兔兔)」という畳語での意訳。これほど多様な翻訳アプローチが一つの作品に詰まっている例は稀です。
中国語圏のファンもまた、この不条理で、厳しく、それでもささやかな幸せに満ちた「ちいかわワールド」に魅了されています。この記事で覚えた中国語名を使って、ぜひSNSなどで中国語圏のファンと交流してみてください。ちいかわは、言葉の壁を越える最強の共通言語となってくれるはずです。