「深圳ではスマートフォンがないと買い物できない?」「自動運転の車を見かけたら、中国語で何と聞けばいい?」。ハイテク都市として知られる深圳に興味があっても、現地の仕組みと言葉を一度に理解しようとすると、少し身構えてしまいますよね。
ここでは深圳の発展の背景と、中国語の基本語彙をつなぎながら、決済、交通、技術の質問、商談で使う表現を練習します。独学で準備したい方も、中国語教室で会話を練習している方も、自分が使う場面から読み進めてください。
深圳はどんな街?発展の背景を中国語のキーワードでつかむ
最初に覚えたいのは、難しい技術用語よりも「使えますか」「どう操作しますか」「ほかの方法はありますか」という短い質問です。仕組みがわからないときに確認できれば、注文や移動だけでなく、展示会や企業訪問でも会話を進めやすくなります。
中国語は簡体字とピンインを併記します。ピンインは原則として辞書の声調で示し、「一」「不」の変調や第3声の連続は発音の章で区別します。また、会話は学習用の場面設定であり、特定の店舗の対応、車両の性能、運行時刻を示すものではありません。
- ✔深圳は改革開放と経済特区の制度を背景に発展した都市です。
- ✔「中国のシリコンバレー」は、技術産業の集積を伝える比喩的な呼び名です。
- ✔都市全体への印象と、個々の設備の利用条件を分けて考えましょう。
深圳の発展は「漁村から大都市」の一言だけでは語れない
深圳を理解する出発点は、経済特区と産業の集積です。中国の改革開放が進むなか、香港に隣接する立地を生かし、投資や製造業、人材が集まる都市へと発展しました。
深圳市の公式紹介でも、経済特区の設置から国際的な技術革新の拠点へと変化した歩みが説明されています。[Source](https://www.sz.gov.cn/en_szgov/news/latest/content/post_12346361.html)
「小さな漁村から発展した」という紹介は印象的ですが、それだけでは周辺地域にあった集落、商業、製造業などの背景が見えにくくなります。また、市としての成立と経済特区の設置は同じ出来事ではありません。歴史を話すときは、出来事をひとまとめにせず、「改革開放」「経済特区」「産業の発展」と段階を分けると伝わりやすくなります。
- 深圳:Shēnzhèn/都市名。日本語では一般に「シンセン」と呼びます。
- 改革开放:gǎigé kāifàng/改革開放。
- 经济特区:jīngjì tèqū/経済特区。
- 制造业:zhìzàoyè/製造業。
- 研发:yánfā/研究開発。「研究开发」を縮めた語です。
- 创新:chuàngxīn/革新、イノベーション。「创新产品」で革新的な製品という意味になります。
初心者は、歴史を長く説明しようとしなくても大丈夫です。「深圳的科技产业很发达。Shēnzhèn de kējì chǎnyè hěn fādá./深圳は技術産業が発達しています」と言えれば、街の印象を会話の入口にできます。
「中国硅谷」は便利な呼び名。ただし、正式な都市名ではない
「中国硅谷」Zhōngguó Guīgǔ は「中国のシリコンバレー」という意味です。深圳の技術産業を紹介する記事で使われますが、行政上の名称でも、深圳だけに使われる固有の称号でもありません。深圳の公式媒体でも、この比喩的な呼び名が使われています。[Source](https://qh.sz.gov.cn/en/news/content/post_11582726.html)
中国語の「硅」guī はシリコン、「谷」gǔ は谷です。現地で話すなら、呼び名を断定するより「よくこう呼ばれていますね」と伝えるほうが、その後の会話を広げやすくなります。相手が別の特徴を教えてくれる余地も残せます。
「深圳」は第1声+第4声。「深」を平らに保ち、「圳」を下げる流れを練習します。
深圳はよく「中国のシリコンバレー」と呼ばれています。
ポイント: 「被称为」は「〜と呼ばれる」。呼び名を紹介する文で、正式名称を定義する文ではありません。
「智能」と「智慧」は、よく使う組み合わせで覚える
スマート関連の語彙は、単語同士の組み合わせで覚えるのが実用的です。「智能」は機器や機能、「智慧」は都市やサービスの仕組みによく現れます。ただし、「単体なら必ず智能、全体なら必ず智慧」という厳密な文法規則ではありません。
| よく使う語 | 意味と覚え方 |
|---|---|
| 智能手机 zhìnéng shǒujī |
スマートフォン。日常会話では「手机」だけでも十分です。 |
| 智能硬件 zhìnéng yìngjiàn |
スマートハードウェア。通信や処理などの機能を備えた機器を話題にするときに使います。 |
| 智慧城市 zhìhuì chéngshì |
スマートシティ。都市サービスや管理の情報化などを表す語です。 |
| 智慧交通 zhìhuì jiāotōng |
交通の情報化・高度化。「智能交通」という表現もあります。 |
| 自动驾驶 zìdòng jiàshǐ |
自動運転。運転者や安全担当者の有無まで、この語だけで判断しません。 |
| 新能源汽车 xīn néngyuán qìchē |
新エネルギー車。純電動車だけを指す語ではありません。 |
「纯电动」chún diàndòng は純電動、「插电式混合动力」chādiànshì hùnhé dònglì はプラグインハイブリッドです。車の話を具体的にしたいなら、「新能源」だけで止めず、動力の種類まで聞いてみましょう。言葉を一段具体的にすると、技術の違いも見えやすくなります。
工房や製品を見るときは「作坊」の読み方にも注意
手工業の作業場を表す「作坊」は zuōfang と読みます。「工作」の「作」から連想して zuò と読まないようにしましょう。辞書でも「作坊」はこの読みで示されています。[Source](https://zdic.net/hans/%E4%BD%9C%E5%9D%8A)
一方、現代の会社の開発室を何でも「作坊」と呼ぶのは適切ではありません。「工厂」gōngchǎng は工場、「实验室」shíyànshì は実験室、「研发中心」yánfā zhōngxīn は研究開発センターです。見学先の案内表示や担当者の呼び方に合わせれば、施設の役割を取り違えずに話せます。

注文と決済は「誰が何を読み取るか」を言葉にする
- ✔注文用コードと支払い用コードを区別します。
- ✔自分が読む場合と、店員に読んでもらう場合では表現が変わります。
- ✔利用できないときは、エラーの状況と代わりの方法を確認しましょう。
まずは「扫码点单」で注文方法を尋ねる
店で最初に確かめたいのは、注文と支払いは別の操作という点です。「扫码」sǎomǎ はコードを読み取ること。「点单」diǎndān は料理や飲み物を注文することなので、コードを読んだだけで支払いまで終わるとは限りません。
「吗」は軽く短く添えます。「扫码」は第3声が続くため、実際には前の音を第2声に近い上昇で発音します。
すみません、コードを読み取って注文できますか?
ポイント: 支払いの可否なら「可以扫码付款吗?」と尋ねます。「点单」と「付款」を入れ替えると、質問の内容も変わります。
画面が読めないときは、「我看不太懂这个页面。Wǒ kàn bu tài dǒng zhège yèmiàn./この画面があまりよくわかりません」と言えます。「中国語ができない」と大きく説明するより、今わからない対象を示すほうが、相手も手伝いやすくなります。
- 有纸质菜单吗?Yǒu zhǐzhì càidān ma?/紙のメニューはありますか?
- 可以在柜台点单吗?Kěyǐ zài guìtái diǎndān ma?/カウンターで注文できますか?
- 这个是点单码还是付款码?Zhège shì diǎndānmǎ háishi fùkuǎnmǎ?/これは注文用コードですか、それとも支払い用コードですか?
自分がスキャンするなら「我扫」,店員に頼むなら「请扫」
決済のやり取りでは、動作の主体を明確にすると混乱を減らせます。店のコードを自分で読むなら「我扫」、自分の支払いコードを店員に読んでもらうなら「请扫我的付款码」です。
「付款码」は支払い用のコード。「收款码」shōukuǎnmǎ は代金を受け取る側のコードです。機能を区別して覚えます。
私の支払いコードを読み取ってください。
ポイント: 「请看我的手机」は「私のスマートフォンを見てください」という正しい文ですが、支払いコードの読み取り依頼としては情報が足りません。文法の誤りではなく、目的の伝わり方の違いです。
自分が読む場合は「我扫这个码就可以付款吗?Wǒ sǎo zhège mǎ jiù kěyǐ fùkuǎn ma?/このコードを読み取れば支払えますか?」と聞けます。「我扫你」という口語表現もありますが、初心者は「这个码」と対象を示すほうが理解しやすく、取り違えも防ぎやすいでしょう。
外国発行カードの登録と、個別サービスの利用条件は別
外国からの訪問者向けに、支付宝 Zhīfùbǎo や微信支付 Wēixìn Zhīfù へ海外発行カードを登録する方法が案内されています。
また、中国の公的な決済案内では、モバイル決済のほか、銀行カードや現金も支払い方法として示されています。[Source](https://english.www.gov.cn/news/202404/11/content_WS6617c858c6d0868f4e8e5f4d.html)
ただし、カードを登録できたことと、すべての小型サービスや設備で使えることは同じではありません。実名認証、対応カード、通信環境、個別サービスの規約などで手続きが異なります。出発前には利用予定のサービスの公式案内を確かめ、支払い手段を一つだけに絞らない準備が役立ちます。
- 支持境外银行卡吗?Zhīchí jìngwài yínhángkǎ ma?/海外発行の銀行カードに対応していますか?
- 需要实名认证吗?Xūyào shímíng rènzhèng ma?/実名認証が必要ですか?
- 可以用护照认证吗?Kěyǐ yòng hùzhào rènzhèng ma?/パスポートで認証できますか?
- 可以用现金付款吗?Kěyǐ yòng xiànjīn fùkuǎn ma?/現金で支払えますか?
ここでの「支持」は、応援するという意味ではなく「対応する」という意味です。「支持中文吗?/中国語に対応していますか」のように、言語や機能についても使えます。設定画面や展示会で繰り返し出会う便利な動詞です。
読み取れないときは「壊れた」と決めつけず、症状を伝える
「这个机器坏了。Zhège jīqì huài le./この機械は壊れています」は正しい中国語です。実際に故障しているなら使えますが、読み取りが一度失敗しただけなら、通信や画面表示の問題かもしれません。まずは見えている状況を伝えましょう。
- 这个码好像扫不了。Zhège mǎ hǎoxiàng sǎo bu liǎo./このコードは読み取れないようです。
- 页面打不开。Yèmiàn dǎ bu kāi./ページが開きません。
- 付款没有成功。Fùkuǎn méiyǒu chénggōng./支払いが完了しませんでした。
- 能帮我确认一下吗?Néng bāng wǒ quèrèn yīxià ma?/確認を手伝っていただけますか?
画面が止まったからといって、すぐに同じ支払いを繰り返さないでください。取引履歴と店側の入金状況を確認してから次の操作へ進みます。支払いコードや認証情報を、会話の練習用写真として公開しないことも大切です。
電動バス・シェアサイクル・無人車両は利用条件まで聞く
- ✔電動化と自動運転は別の特徴です。
- ✔自動運転という名称だけで、運行区域や乗務体制は判断できません。
- ✔予約・乗車場所・返却場所を短い質問で確認します。
電動バスを見たら「这辆」で一台を指して尋ねる
深圳は、市内の路線バス車両の電動化で知られています。市の発展改革部門の紹介でも、都市のバス車両全体の電動化を達成した歩みが取り上げられています。[Source](https://drc.sz.gov.cn/ywb/szxw/tpxw/content/post_10725352.html)
ただし、目の前の観光車、送迎車、都市間バスまで、同じ範囲に含まれるとは限りません。現地の会話では「全部そうだ」と広げるより、この車両について聞くほうが正確です。
- 这辆公交车是纯电动的吗?Zhè liàng gōngjiāochē shì chún diàndòng de ma?/この路線バスは純電動ですか?
- 这辆车到地铁站吗?Zhè liàng chē dào dìtiězhàn ma?/この車は地下鉄駅に行きますか?
- 我应该在哪一站下车?Wǒ yīnggāi zài nǎ yī zhàn xiàchē?/どの停留所で降りればいいですか?
車を数える量詞は「辆」liàng、停留所は「站」zhàn です。「车」が車両全般を表すのに対して、「公交车」は路線バスを指します。交通の話では、技術用語より先に目的地と降車場所を確認するほうが、実際の移動に役立ちます。
自動運転と無人運転は、名前だけで同じと考えない
「自动驾驶」は自動運転、「无人驾驶」は無人運転を表す言い方です。ただし、紹介記事やサービス名での使われ方には幅があります。深圳の公式媒体にも、条件の限られた自動運転能力と、安全担当者が介入できる運用を併せて説明した車両の紹介があります。[Source](https://qh.sz.gov.cn/en/news/content/post_11582726.html)
「预约」は yùyuē。二つ目の音を平らに保ちます。長い文は「这辆/自动驾驶接驳车/需要预约吗」と意味で区切ります。
この自動運転のシャトルは予約が必要ですか?
ポイント: 「接驳车」は駅や施設などをつなぐシャトル。「游览车」yóulǎnchē は遊覧車です。目的に合う呼び方を使います。
続けて聞くなら、「上车地点在哪里?Shàngchē dìdiǎn zài nǎlǐ?/乗車場所はどこですか」「车上有安全员吗?Chē shàng yǒu ānquányuán ma?/車内に安全担当者はいますか」が使えます。担当者がいるという返答は、事故が起きないという保証ではありません。乗車案内や利用上の注意は別に確認しましょう。
無人販売車は、操作方法をその場で確かめる
無人販売車を見つけたら、「这辆无人售卖车怎么用?Zhè liàng wúrén shòumàichē zěnme yòng?/この無人販売車はどう使いますか?」と聞けます。「怎么用」は機器の使い方を幅広く尋ねられる表現です。
「手を振れば止まる」「どの場所でも買える」といった操作は、車種や運用によって異なります。車体の説明や係員の指示を確認し、走行中の車両へ近づいたり、進路をふさいだりしないでください。「需要先扫码吗?Xūyào xiān sǎomǎ ma?/先にコードを読む必要がありますか?」なら、操作の順番を落ち着いて尋ねられます。
シェアサイクルでは解錠だけでなく返却まで確認する
シェアサイクルは「共享单车」gòngxiǎng dānchē、解錠は「开锁」kāisuǒ、返却は「还车」huánchē です。「扫码就能开锁/コードを読めば解錠できる」と言えるのは、登録や利用条件を満たしている場合です。初めて使うときは、利用資格と返却場所も確認します。
- 外国游客可以注册吗?Wàiguó yóukè kěyǐ zhùcè ma?/外国人旅行者も登録できますか?
- 这里可以还车吗?Zhèlǐ kěyǐ huánchē ma?/ここで返却できますか?
- 请问,附近有停车点吗?Qǐngwèn, fùjìn yǒu tíngchēdiǎn ma?/近くに駐輪場所はありますか?
- 骑过去大概要多久?Qí guòqu dàgài yào duōjiǔ?/自転車で行くと、だいたいどのくらいかかりますか?
距離なら「多远」duō yuǎn、時間なら「多久」duōjiǔ を使います。「走过去要多久?」なら徒歩、「骑过去要多久?」なら自転車です。「我们要走多长的路?」も文脈によって成立しますが、所要時間が知りたい場面では「多久」のほうが質問の意図を直接示せます。

企業訪問と展示会では「すごい」より一歩具体的に聞く
- ✔用途・試作期間・運用条件を分けて質問します。
- ✔技術の呼び名だけで、性能や安全性まで判断しません。
- ✔納期は「いつまでに何を」を明確にして確認します。
最初の質問は「何に使う技術ですか」でよい
技術の話でも、最初から専門用語を並べる必要はありません。まず用途を聞いてから条件を絞ると、説明の全体像をつかみやすくなります。展示物を指して「这个主要用在哪里?/これは主にどこで使いますか?」と聞くだけでも、十分な入口になります。
「应用」は yìngyòng で、どちらも第4声。「场景」は第3声が続き、前の音が上昇する発音になります。
この技術は主に、どのような場面で使われていますか?
ポイント: 「场景」はここでは利用場面です。「应用于哪些领域/どの分野に応用されるか」と聞けば、医療、物流などの分野を尋ねられます。
説明が難しいと感じたら、「可以举个例子吗?Kěyǐ jǔ ge lìzi ma?/例を挙げてもらえますか?」と続けましょう。理解したふりをするより、具体例を一つ聞くほうが、その後の質問も作りやすくなります。
試作・量産・納品は、それぞれ別の段階
「原型」yuánxíng はプロトタイプ、「样品」yàngpǐn はサンプル、「量产」liàngchǎn は量産、「交付」jiāofù は引き渡しや納品です。試作品ができる時期と、販売できる状態の製品が届く時期は一致しません。短い納期を聞いたときほど、何が完成する予定なのかを確認します。
- 做出第一版原型大概需要多久?Zuò chū dì-yī bǎn yuánxíng dàgài xūyào duōjiǔ?/最初の試作品を作るには、およそどのくらいかかりますか?
- 目前还在测试阶段吗?Mùqián hái zài cèshì jiēduàn ma?/現在もテスト段階ですか?
- 已经开始量产了吗?Yǐjīng kāishǐ liàngchǎn le ma?/すでに量産が始まっていますか?
- 这个时间包括测试和认证吗?Zhège shíjiān bāokuò cèshì hé rènzhèng ma?/この期間にはテストと認証も含まれますか?
「深圳速度」Shēnzhèn sùdù は、深圳の発展や仕事の速さを話題にする表現です。ただし、この言葉を聞いたことを理由に、個々の製品の開発期間を短いと決めつけないようにしましょう。速さへの印象と、実際の工程表は分けて確認する必要があります。
自動運転の説明は「レベル」と「運行条件」をセットで聞く
自動運転の水準を尋ねるなら、分類に使っている基準も確認します。「どのレベルか」という返答だけでは、どの道路や天候で動くのか、運転者の関与がどうなっているのかまでわかりません。質問を分けると、言葉の印象に引っ張られにくくなります。
- 这套系统属于哪个自动驾驶等级?Zhè tào xìtǒng shǔyú nǎ ge zìdòng jiàshǐ děngjí?/このシステムは、どの自動運転レベルに属しますか?
- 采用的是哪一套分级标准?Cǎiyòng de shì nǎ yī tào fēnjí biāozhǔn?/どの分類基準を採用していますか?
- 可以在哪些道路和天气条件下运行?Kěyǐ zài nǎxiē dàolù hé tiānqì tiáojiàn xià yùnxíng?/どのような道路や天候の条件で運行できますか?
- 遇到系统无法处理的情况时怎么办?Yùdào xìtǒng wúfǎ chǔlǐ de qíngkuàng shí zěnme bàn?/システムで処理できない状況になったら、どう対応しますか?
技術資料で「续航」xùháng と出てきたら、航続距離や連続稼働能力に関わる語です。数値を聞く場合は「这个数据是在什么条件下测得的?Zhège shùjù shì zài shénme tiáojiàn xià cè dé de?/このデータはどのような条件で測定したものですか?」と添えると、荷重や走行条件を確かめられます。
顔認証は、便利さだけでなく代替手段も尋ねる
「刷脸」shuāliǎn は、顔を使って認証することを表す口語です。技術名としては「人脸识别」rénliǎn shíbié を使います。利用者として聞くなら、技術の優秀さを評価する前に、登録が必要か、顔認証を使わない方法があるかを確認すると実用的です。
- 一定要刷脸吗?Yīdìng yào shuāliǎn ma?/顔認証が必須ですか?
- 不使用人脸识别,也可以办理吗?Bù shǐyòng rénliǎn shíbié, yě kěyǐ bànlǐ ma?/顔認証を使わなくても手続きできますか?
- 这些数据会保存多久?Zhèxiē shùjù huì bǎocún duōjiǔ?/これらのデータはどのくらい保存されますか?
- 可以申请删除吗?Kěyǐ shēnqǐng shānchú ma?/削除を申請できますか?
改まった場なら「如何保护用户的个人信息?Rúhé bǎohù yònghù de gèrén xìnxī?/利用者の個人情報をどのように保護していますか?」とも聞けます。「个人信息」は個人情報、「隐私」yǐnsī はプライバシーです。両方を曖昧にまとめるより、保存期間や利用目的といった具体的な確認事項に分けると返答を得やすくなります。
納期は「来月初めまで」の曖昧さを残さない
商談では、期限と完了条件を一緒に確かめます。「下个月初之前」は来月初めより前、「下个月初完成」は来月初めに完了するという違いがあります。重要な約束は、具体的な日付、時刻、成果物を明示してすり合わせましょう。
「一下」は依頼の響きをやわらげます。「验收」は受け入れ検査や検収で、単なる受け取りより具体的な業務語です。
納品時期と検収基準を確認したいと思います。
ポイント: 「希望」は希望、「确认」は確認です。「希望完成」と言っただけで双方が納期に合意したと考えないようにします。
口頭の確認を文書につなげるなら、「会后我们再通过邮件确认细节。Huì hòu wǒmen zài tōngguò yóujiàn quèrèn xìjié./会議後にメールで詳細を確認しましょう」と言えます。合意内容を残すときは、担当者、成果物、期限、変更時の連絡方法も書き分けると、認識の違いを見つけやすくなります。
雑談とビジネスマナーは、相手との距離に合わせて調整する
- ✔「先生」「女士」も正しい呼称です。
- ✔「老+姓」「小+姓」は、初対面で一律に使う表現ではありません。
- ✔相づちは、驚き・理解・同意を区別すると自然になります。
呼び方に迷ったら、相手が名乗った形を使う
初対面の呼称で大切なのは、役職や親密さを勝手に決めないことです。「姓+先生」「姓+女士」は普通話で使える丁寧な呼び方です。役職が確認できているなら「姓+经理」なども使えますが、知らない役職を推測して付ける必要はありません。
- 请问,怎么称呼您?Qǐngwèn, zěnme chēnghu nín?/どのようにお呼びすればよいですか?
- 我该怎么称呼您?Wǒ gāi zěnme chēnghu nín?/何とお呼びすればよいでしょうか?
- 这是我的名片。Zhè shì wǒ de míngpiàn./こちらが私の名刺です。
- 方便交换一下联系方式吗?Fāngbiàn jiāohuàn yīxià liánxì fāngshì ma?/連絡先を交換してもよろしいですか?
「老+姓」「小+姓」は、職場の慣習や年齢差、関係性によって自然さが変わります。特に「小+姓」は、取引先の相手にいきなり使うと、相手を下に見ているように響くことがあります。「老师」も教育関係や一部の職業集団では敬称になりますが、役職不明の人に対する万能な呼称ではありません。
「李先生」が誤りで「小李」が常に自然、という関係ではありません。呼称は地域だけでなく、会社の慣習、立場、本人の希望によって変わります。親しさを示そうとして、初対面の相手へ一方的にくだけた呼び方を使わないようにしましょう。
「質問してもいいですか」は、そのまま使える自然な中国語
「我可以问你一个问题吗?Wǒ kěyǐ wèn nǐ yī ge wèntí ma?/一つ質問してもいいですか?」は自然な文です。英語に似た形だからといって、誤用になるわけではありません。丁寧にしたい場合は「你」を「您」に変えたり、「请教」を使ったりできます。
「想请教您一个问题。Xiǎng qǐngjiào nín yī ge wèntí./一つ伺いたいことがあります」は、相手の知識を尊重する響きです。一方、受付で場所を尋ねるだけなら「请问,入口在哪里?/すみません、入口はどこですか?」で十分。どちらが常に優れているのではなく、質問の重さと場面で選びます。
出身地と、今回どこから来たかを区別する
雑談では「你是哪里人?Nǐ shì nǎlǐ rén?/どちらのご出身ですか?」と「你从哪里来?Nǐ cóng nǎlǐ lái?/どちらから来ましたか?」を分けて覚えましょう。前者は出身地、後者は今回の移動元を尋ねる場合もあります。
- 我是日本人。Wǒ shì Rìběn rén./私は日本人です。
- 我这次从东京过来。Wǒ zhè cì cóng Dōngjīng guòlai./今回は東京から来ました。
- 这是我第一次来深圳。Zhè shì wǒ dì-yī cì lái Shēnzhèn./深圳に来るのは初めてです。
- 您在深圳住了多久了?Nín zài Shēnzhèn zhù le duōjiǔ le?/深圳にはどのくらいお住まいですか?
出身地の話をきっかけにすることはできますが、答えたくない人もいます。相手が短く返したら深追いせず、街や食べ物、訪問目的へ話題を移しましょう。「深圳有什么值得去的地方?Shēnzhèn yǒu shénme zhíde qù de dìfang?/深圳で行ってみるとよい場所はありますか?」なら、相手の私生活に踏み込みすぎず会話を続けられます。
相づちは「驚いた」「わかった」「同意した」を分ける
相づちは、理解と同意を混同しないことが大切です。「原来是这样」は理解が進んだ返答ですが、「没问题」は依頼や条件を受け入れる返答になることがあります。商談では特に、聞き取れたことと承諾したことを分けましょう。
- 原来是这样。Yuánlái shì zhèyàng./そういうことなんですね。仕組みを理解したときに使います。
- 听起来很方便。Tīng qǐlai hěn fāngbiàn./便利そうですね。説明を聞いた段階の感想です。
- 确实很实用。Quèshí hěn shíyòng./確かに実用的ですね。実用性への評価です。
- 我明白您的意思了。Wǒ míngbai nín de yìsi le./おっしゃる意味はわかりました。条件への合意を直接表す文ではありません。
- 这个条件我们还需要内部确认。Zhège tiáojiàn wǒmen hái xūyào nèibù quèrèn./この条件は社内で確認する必要があります。
「黑科技」hēikējì は、驚きのある技術を指すくだけた表現です。「前沿技术」qiányán jìshù は技術の先端性を話題にするときに向いています。また、「接地气」jiē dìqì は現実や生活感に近いという評価で、単に高性能という意味ではありません。場面と評価したい点を合わせて選びましょう。

発音は「深圳・扫码・不用」の短いまとまりから練習する
- ✔ピンインの声調表記と、会話中の音の変化を区別します。
- ✔第3声を毎回大きく下げ上げする必要はありません。
- ✔有気音と無気音は、濁音かどうかではなく息の出し方で比べます。
「深圳」は二つの音を一続きにしても、声調を残す
都市名の「深圳」Shēnzhèn は、第1声から第4声へという流れが基本です。「Shēn」を高めで平らに保ち、「zhèn」を高いところから下げます。日本語の「シンセン」の音だけに頼ると、中国語の声調や子音の違いが落ちやすくなります。
「sh」と「zh」は、舌先を上の歯茎より後ろの方向に構えて発音します。ただし、舌を強く巻き込んだり、上あごへ押し付けたりする必要はありません。まず一語だけ、次に「来深圳/深圳に来る」、最後に「我第一次来深圳/深圳に来るのは初めてです」と、まとまりを伸ばしましょう。
第3声が二つ続くと、前の音が上昇する
二つの第3声が続く語では、前の第3声を第2声に近い上昇で発音します。辞書のピンインは元の声調のまま示されることが多いため、見た目と発音を区別して練習します。長く第3声が続く文では意味のまとまりも関係するので、最初は二音節の語から始めましょう。
- 扫码:表記 sǎomǎ → 発音の目安 sáomǎ。
- 管理:表記 guǎnlǐ → 発音の目安 guánlǐ。
- 广场:表記 guǎngchǎng → 発音の目安 guángchǎng。
- 可以:表記 kěyǐ → 発音の目安 kéyǐ。
第3声は、会話の中でいつも大きく下がって上がるわけではありません。第1声・第2声・第4声の前などでは、低く抑えた部分が中心になります。「可以扫码吗?」を一字ずつ誇張するより、語のまとまりを保って読むことを優先してください。
「不」は第4声の前で上がる。「一」は後ろの音で変わる
「不」bù は、すぐ後ろに第4声が来ると通常 bú になります。「不用」は bú yòng、「不是」は bú shì です。一方、「不行」は後ろが第2声なので bù xíng のまま。「不」が常に上がるわけではありません。
「一」yī は、通常の連続発話では、第4声の前で yí、第1・2・3声の前で yì になります。ただし、単独で読む場合、番号を一字ずつ読む場合、序数の「第一」などでは元の第1声を保ちます。また、動詞の重ね型に挟まれた「看一看」の「一」は軽く読まれることがあります。
| 語と発音の目安 | 意味・確認ポイント |
|---|---|
| 不用 bú yòng | 必要ない。「用」が第4声なので「不」が上がります。 |
| 一共 yí gòng | 全部で。「共」が第4声です。 |
| 一起 yì qǐ | 一緒に。「起」が第3声です。 |
| 一台 yì tái | 機器などが一台。「台」が第2声です。 |
| 第一 dì-yī | 第一。「一」は序数の中で元の声調を保ちます。 |
「一个」の「个」は、辞書の読みでは gè ですが、会話では軽声の ge になることがよくあります。「一个」を練習するときは、「一」の変調と「个」の軽さを別々に意識しましょう。すべての例を強い二音節として読む必要はありません。
有気音・無気音は、同じ位置で作る音を比べる
中国語の b と p、d と t、g と k などは、主に息の出し方で区別します。b を日本語の「バ」のように意識的に濁らせる練習は避けましょう。無気音にも息はあるため、完全に息を止めるのではなく、有気音より弱い気流で発音します。
- g/k:「高」gāo と「靠」kào。口の奥で作る位置を保ち、息の強さを比べます。
- zh/ch:「这」zhè と「车」chē。舌の構えを近づけ、有気音の ch で息を出します。
- j/q:「机」jī と「七」qī。日本語の濁音・清音の対立として覚えないようにします。
口の前に薄い紙を置くと、息の違いを観察できます。ただし、紙が大きく揺れること自体を目標にすると、息を出しすぎることがあります。音声見本を聞き、短い単語、短い文の順で、自分の録音と比べてください。
音読は「区切る→つなぐ→意味を思い出す」の順で
発音の目安は「bú yòng xiàzài/sáomǎ jiù kéyǐ」。「不用下载」と「扫码就可以」の二つに区切ってから、自然につなぎます。
ダウンロードは必要なく、コードを読み取れば大丈夫です。
ポイント: どの設備でもダウンロードが不要という意味ではありません。自分が確認するなら、文末を「不用下载吗?/ダウンロードは不要ですか?」に変えます。
音だけを繰り返した後は、「何が不要なのか」「何をすればよいのか」を日本語で答えてみましょう。意味が浮かぶ状態で読めるようになったら、「下载」を「注册/登録」に替えるなど、実際の場面に合わせて語を入れ替えます。発音と理解を一緒に動かす練習です。
三つのロールプレイで「聞く→確認する→次へ進む」を体験する
- ✔最初は学習者側の発言だけ読んでも構いません。
- ✔相手の返答に合わせて、質問を一つ追加します。
- ✔会話中の案内は練習用であり、特定施設の利用条件ではありません。
場面1:カフェで注文画面が開かない
この練習の目標は、機械の故障を断定せず、困っている状況と希望を伝えることです。学習者の二つ目の発言を読む前に、「ページが開きません。カウンターで注文できますか」を自分で言ってみてください。
「打不开」の「不」は可能補語の中で軽く読みます。「一杯」は会話では yì bēi。症状を伝えてから代案を尋ねる順番がポイントです。
学習者:すみません、どう注文しますか?店員:テーブルのコードを読み取って注文できます。学習者:ページが開きません。カウンターで注文できますか?店員:はい。何をご注文ですか?学習者:温かいお茶を一杯お願いします。
ポイント: すべての店舗にカウンター注文があるとは限りません。対応できない場合は、紙のメニューや店員による注文補助が可能か尋ねます。
役割を交代するなら、店員側の「您想点什么?」を担当してみましょう。相手の注文を受けた後に「热的还是冰的?Rè de háishi bīng de?/温かいものですか、冷たいものですか?」と聞く練習もできます。ただし、相手がすでに「热茶」と指定しているときは、同じ確認を重ねなくても構いません。
場面2:シャトルの予約方法を確認する
交通の練習では、予約の要否を聞いた後に、受付方法と乗車場所を確認します。運行間隔や料金を勝手に補わず、わからないことは質問として残すのが大切です。次の会話は、案内所で利用方法を確かめるための練習です。
「还没有」は「まだしていない」という意味。「还」を hái と読み、ここでは「返す」の huán と区別します。
学習者:シャトルは事前予約が必要ですか?案内員:必要です。ご予約はお済みですか?学習者:まだです。どこで予約できますか?案内員:まずサービスカウンターでお尋ねください。学習者:わかりました。サービスカウンターはどこですか?
ポイント: 「服务台」が実際の予約受付とは限りません。「咨询」は相談・問い合わせです。場所の案内と予約完了を区別します。
追加の一問には「今天还有名额吗?Jīntiān hái yǒu míng’é ma?/今日はまだ空きがありますか?」が使えます。空きがなければ「那我再看看其他交通方式。Nà wǒ zài kànkan qítā jiāotōng fāngshì./では、ほかの交通手段を検討します」と返せます。利用できないときに会話を終える表現も、移動では役立ちます。
場面3:展示会で配送ロボットの運用条件を聞く
この場面では、用途、天候への対応、資料の順に質問します。実在する製品の航続距離や性能を設定するのではなく、条件を確認する会話を練習しましょう。担当者の説明を聞いてから一問ずつ続けると、質問が長くなりすぎません。
「一份」は会話で yí fèn。「要看〜」は「〜を見なければならない」だけでなく、「〜による」という条件付きの返答になります。
訪問者:こんにちは。この配送ロボットは主にどのような場面で使いますか?担当者:主に敷地内の配送で使います。訪問者:雨の日も運行できますか?担当者:具体的な天候条件によります。製品説明をご確認ください。訪問者:わかりました。技術資料を一部いただけますか?
ポイント: 「雨でも使える」という説明を、豪雨や冠水時にも使えるという意味に広げません。「园区」も文脈によって工業団地、施設の敷地などを指します。
応用練習では、「天气条件」を「道路条件」dàolù tiáojiàn/道路条件、「技术资料」を「测试报告」cèshì bàogào/試験報告書へ替えてみましょう。単語を替えた後も、用途を聞き、条件を確かめ、資料を求めるという順序はそのまま使えます。
理解度チェック:正誤だけでなく、選んだ理由を言ってみる
- ✔文法が正しい文と、目的に合う文を区別します。
- ✔答えを見る前に一度、短い理由を考えましょう。
- ✔間違えた問題は、関連する例文を一つ音読して復習します。
第1問:店員に自分の支払いコードを読んでもらう
最も目的がはっきり伝わるものを選んでください。A「请看我的手机。」、B「请扫我的付款码。」、C「我从日本来。」。どの文も中国語として成立する可能性はありますが、今回の目的はコードの読み取り依頼です。
答えと理由を開く
正解はBです。「扫」が読み取る動作、「付款码」が読み取る対象を示します。Aはスマートフォンを見る依頼なので、画面を確認してほしい場面には使えますが、決済の読み取り依頼としては具体性が足りません。
第2問:「不用」の「不」はどう発音する?
通常の連続発話での読みを選びます。A「bū yòng」、B「bú yòng」、C「bǔ yòng」。後ろの「用」が何声かを先に確認してください。
答えと理由を開く
正解はBです。後ろが第4声なので、「不」は第2声になります。続けて「不用预约。/予約は必要ありません」と言ってみましょう。ただし、これは発音練習の文であり、実際の予約条件はサービスごとに確認します。
第3問:初対面の相手の呼び方がわからない
適切な対応を選びます。A「年齢を推測して小+姓で呼ぶ」、B「役職を推測して社長と呼ぶ」、C「怎么称呼您?と尋ねる」。相手への敬意と情報の正確さを両方考えてみましょう。
答えと理由を開く
正解はCです。本人が希望する呼び方を確認できます。「小+姓」は関係性を選ぶ呼称で、役職も推測して付けるものではありません。名刺や自己紹介で確認できた形を使う方法もあります。
第4問:「自動運転」と書いてあれば、運転者はいない?
A「名称だけで判断できる」、B「レベル、運行条件、乗務体制を確認する必要がある」。技術名から、どこまでの情報がわかるかを考えてください。
答えと理由を開く
正解はBです。自動運転という語だけでは、乗務体制や運行可能な条件まで確定しません。「车上有安全员吗?」と「可以在哪些条件下运行?」を、別々の質問として使いましょう。
第5問:「質問してもいいですか」は不自然?
「我可以问你一个问题吗?」について選びます。A「英語に似ているため誤り」、B「自然な文で、場面によって丁寧さを調整できる」。文の形と、相手との距離を分けて考える問題です。
答えと理由を開く
正解はBです。自然な中国語です。目上の相手なら「您」を使う、専門的なことを伺うなら「请教」を使うなどの選択肢があります。別の言い方があることと、元の文が誤りであることは同じではありません。
ここまで答えたら、自分が迷った一問だけを選んで、例文を声に出しましょう。すべてを最初から読み直すより、「なぜその語を使うのか」を一つ確かめるほうが、次に使う表現を選びやすくなります。
出発前と現地で続けやすい、短い復習の進め方
- ✔出発前は、自分が使う場面を一つ選びます。
- ✔日本語を見て中国語で言う練習を入れます。
- ✔現地では、実際の案内や相手の返答を優先します。
まず「注文」「移動」「企業訪問」から一つ選ぶ
復習は、使う可能性が高い場面から始めます。旅行なら注文と交通、出張なら自己紹介と資料の依頼を優先すると、学ぶ範囲が具体的になります。最初からすべての技術語を覚える必要はありません。
- 選んだ場面の質問を、一つだけ書き出します。
- 相手が「できます」と答えた場合の、次の一言を準備します。
- 相手が「できません」と答えた場合の、代案を尋ねる文も準備します。
- 中国語を隠し、日本語の意味から言ってみます。
- 言えなかった語だけ確認し、もう一度短く発音します。
たとえば決済なら、「可以扫码付款吗?/コードで支払えますか」「我扫这个码吗?/このコードを読みますか」「还有其他付款方式吗?/ほかの支払い方法はありますか」の三つを組にできます。肯定の返答しか想定しない練習より、利用できない場合にも対応しやすくなります。
聞き取れなかったときの表現を、専門用語より先に持つ
会話を止めないために役立つのは、聞き直しの表現です。「听不懂」は意味を理解できない、「没听清」は音がはっきり聞き取れなかったという違いがあります。困り方に合う言葉を選べば、相手も説明を調整しやすくなります。
- 不好意思,我没听清。Bù hǎoyìsi, wǒ méi tīng qīng./すみません、よく聞き取れませんでした。
- 请再说一遍。Qǐng zài shuō yī biàn./もう一度言ってください。
- 可以说慢一点吗?Kěyǐ shuō màn yīdiǎn ma?/少しゆっくり話してもらえますか?
- 这个词是什么意思?Zhège cí shì shénme yìsi?/この単語はどういう意味ですか?
- 可以写下来吗?Kěyǐ xiě xiàlai ma?/書いてもらえますか?
これらを使った後は、わかった内容を短く言い返してみましょう。「您的意思是需要先预约,对吗?Nín de yìsi shì xūyào xiān yùyuē, duì ma?/先に予約が必要ということですね?」のように、理解を確認できます。単にうなずくだけより、認識の違いを見つけやすくなります。
安全と撮影マナーは、便利さへの期待と切り離す
街にデジタル設備が多いことだけで、安全性や利用可能性を判断しないでください。持ち物の管理、支払い内容の確認、個人情報の取り扱いは、ほかの旅行先と同様に必要です。スマートフォンの電池切れに備え、宿泊先の住所や緊急時の連絡先を別の方法でも確認できるようにしておくと安心材料になります。
展示会や企業訪問では、「这里可以拍照吗?Zhèlǐ kěyǐ pāizhào ma?/ここは撮影してもよいですか?」と尋ねます。許可された場所でも、他人の顔、名札、画面上の機密情報が写り込む場合は配慮が必要です。「公开发布也可以吗?Gōngkāi fābù yě kěyǐ ma?/公開してもよいですか?」と、撮影と公開を分けて確かめましょう。
深圳の旅行・出張と中国語についてのよくある質問
- ✔普通話の短い質問を中心に準備すると実用的です。
- ✔サービスの利用条件は、言語の知識とは別に確認します。
- ✔正しい文を一律に誤用扱いせず、場面との相性で選びます。
最後に、準備中に迷いやすい点を確認しましょう。判断の軸は、言葉の意味と現地の条件を分けることです。表現を知っていても、利用規約や当日の案内まで同じになるわけではありません。

深圳で最初に使うのは、三つの短い質問でよい
- ✔利用の可否、操作方法、代替手段を尋ねる表現から始めましょう。
- ✔都市への印象と、目の前のサービスの条件を分けて確認します。
- ✔今日覚える表現を、自分の訪問目的に合わせて選びます。
深圳のハイテク文化を理解するには、技術用語を知ることと同じくらい、使い方や条件を尋ねる姿勢が役立ちます。経済特区、スマート機器、都市サービスという背景を押さえたら、目の前の機器について一つずつ確かめてみましょう。
出発前に選ぶなら、「使える?」「どう使う?」「ほかの方法は?」の三つで十分な出発点になります。難しい説明を一度で理解しようとせず、短い質問と確認を重ねてください。
- 可以用吗?Kěyǐ yòng ma?/使えますか?
- 怎么用?Zěnme yòng?/どう使いますか?
- 还有其他办法吗?Hái yǒu qítā bànfǎ ma?/ほかの方法はありますか?
最後に一つだけ、スマートフォンを置いて言ってみましょう。「请问,这个怎么用?Qǐngwèn, zhège zěnme yòng?/すみません、これはどう使いますか?」。深圳の街でも展示会でも、この一言が、目の前の仕組みを理解するための会話の入口になります。

