くしゃみが止まらない、鼻が詰まって眠れない、目がかゆい。そんなとき、中国語で「花粉症です」と言えても、その先の症状を説明できずに困ることがあります。特に旅行先の病院や薬局では、原因、症状、続いている期間、薬に求める条件まで順番に伝える必要があります。
まず覚えたいのは「我有花粉症」と「我对花粉过敏」の二つです。さらに「打喷嚏」「流鼻涕」「鼻塞」「眼睛痒」を組み合わせれば、日常会話から受診時の説明までかなり対応しやすくなります。
この記事では、簡体字、ピンイン、日本語訳だけでなく、使う場面、避けたい言い方、発音の意識まで一つずつ整理します。発音や会話を先生と練習したい場合は、中国語教室で実際に通じるか確認する方法もあります。
体調に関する表現は、難しい長文を暗記するより、短い文を正しい順番で並べるほうが実用的です。最初に病名、次に症状、最後に必要な対応という流れを意識しながら読み進めてください。
中国語の「花粉症」は三つの言い方を使い分ける
- 日常会話では「我有花粉症」が短くて使いやすい
- 原因を明確にするなら「我对花粉过敏」が便利
- 診療では「过敏性鼻炎」という名称も役立つ
中国語で花粉症は「花粉症」と書き、ピンインは huāfěnzhèng です。日本語と同じ漢字なので覚えやすい一方、会話では花粉过敏や「过敏性鼻炎」もよく使われます。
「花粉症」は病名を短く示す表現です。「花粉过敏」は花粉に対するアレルギー、「过敏性鼻炎」はアレルギー性鼻炎を意味します。病院では病名だけで決めつけず、現在の症状も続けて伝えると状況が明確になります。
最初に覚える基本フレーズ
- フレーズ
- 我有花粉症。
Wǒ yǒu huāfěnzhèng. - 日本語訳
- 私は花粉症です。
- 使う場面
- マスクをしている理由を聞かれたときや、身近な相手に体調を簡潔に伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「我是花粉症」とすると「私イコール花粉症」という不自然な関係に聞こえます。病気を持っているという意味では「有」を使います。
- 発音・ニュアンス
- huā は第一声、fěn は第三声、zhèng は第四声です。最後の zhèng を高い位置からはっきり下げると伝わりやすくなります。
- フレーズ
- 我对花粉过敏。
Wǒ duì huāfěn guòmǐn. - 日本語訳
- 私は花粉にアレルギーがあります。
- 使う場面
- 病院、薬局、宿泊施設などで、症状の原因が花粉だと説明したいときに向いています。
- 注意点・誤用例
- 語順は「人+对+原因+过敏」です。「我过敏对花粉」のように並べ替えないようにします。
- 発音・ニュアンス
- guò は第四声、mǐn は第三声です。「过敏」は身体が特定の物質に反応することを直接示せます。
「我是花粉症」は避け、「我有花粉症」または「我对花粉过敏」と言いましょう。相手に病名が伝わりにくいときは、くしゃみや鼻水などの症状を追加してください。
スギ花粉であることまで示すなら「我对杉树花粉过敏(Wǒ duì shānshù huāfěn guòmǐn)」と言えます。原因が特定できていない場合は、無理に植物名を加えず「我可能对花粉过敏」とすれば、「花粉にアレルギーがあるかもしれません」という控えめな伝え方になります。

基本の言い方が分かったら、次は何がつらいのかを具体的に伝えてみましょう。
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみを伝える
- 症状は一つずつ短い文で伝えてよい
- 「一直」「不停地」で症状の継続を表せる
- 部位と状態を組み合わせれば応用しやすい
花粉症だと伝えた後は、現在困っている症状を加えます。重要なのは、難しい医学用語を並べることではありません。症状+程度を短く言えるだけでも、相手が状況を把握しやすくなります。
| 日本語 | 簡体字 | ピンイン |
|---|---|---|
| くしゃみをする | 打喷嚏 | dǎ pēntì |
| 鼻水が出る | 流鼻涕 | liú bítì |
| 鼻づまり | 鼻塞 | bísè |
| 鼻がかゆい | 鼻子痒 | bízi yǎng |
| 目がかゆい | 眼睛痒 | yǎnjing yǎng |
| 涙が出る | 流眼泪 | liú yǎnlèi |
| のどがかゆい | 喉咙痒 | hóulóng yǎng |
| せきが出る | 咳嗽 | késou |
くしゃみが止まらない
- フレーズ
- 我从早上开始不停地打喷嚏。
Wǒ cóng zǎoshang kāishǐ bù tíng de dǎ pēntì. - 日本語訳
- 朝からくしゃみが止まりません。
- 使う場面
- 症状が始まった時間と、連続している状態を同時に伝えたいときに使えます。
- 注意点・誤用例
- 「喷嚏」はくしゃみという名詞です。動作として言うときは「打喷嚏」とします。
- 発音・ニュアンス
- pēntì は第一声と第四声です。「不停地」を加えると、何度も続いてつらい状態が伝わります。
透明な鼻水が続く
- フレーズ
- 我一直流清水样鼻涕。
Wǒ yìzhí liú qīngshuǐyàng bítì. - 日本語訳
- 水のような透明な鼻水がずっと出ています。
- 使う場面
- 病院や薬局で、鼻水の状態を具体的に説明するときに役立ちます。
- 注意点・誤用例
- 中国大陸では「流鼻涕」が一般的です。台湾では「流鼻水」も日常的に使われます。
- 発音・ニュアンス
- bí と tì はともに強く聞こえやすい音です。短く言うなら「我一直流鼻涕」だけでも十分です。
鼻が詰まって眠れない
- フレーズ
- 晚上鼻子堵得睡不着。
Wǎnshang bízi dǔ de shuìbuzháo. - 日本語訳
- 夜は鼻が詰まって眠れません。
- 使う場面
- 鼻づまりが睡眠に影響していることを、診察時に説明するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「睡不着」は眠りにつけない状態です。「没睡好」は眠ったものの、よく眠れなかったという意味になります。
- 発音・ニュアンス
- 「堵得」の de は軽声で短く発音します。「鼻塞得很厉害」と言い換えると、鼻づまりがひどいという意味になります。
目が赤くてかゆい
- フレーズ
- 我的眼睛又红又痒。
Wǒ de yǎnjing yòu hóng yòu yǎng. - 日本語訳
- 目が赤くてかゆいです。
- 使う場面
- 二つの状態を一文で伝えたいときに使います。「又A又B」はほかの症状にも応用できます。
- 注意点・誤用例
- 「眼睛」の「睛」を「晴」と書かないように注意します。誤りは「眼晴痒」、正しくは「眼睛痒」です。
- 発音・ニュアンス
- 「眼睛」の jing は軽声です。yǎng は第三声で、低く抑えてから上げる意識を持ちます。
症状が複数ある場合は、「我一直打喷嚏、流鼻涕,而且眼睛很痒」と並べられます。一度に言い切れなければ、「我一直打喷嚏」「我也流鼻涕」「眼睛也很痒」と三つに分けても問題ありません。
では、覚えた単語を自由に入れ替えるには、どの文型を使えばよいのでしょうか。次は応用しやすい基本構文を確認します。
五つの基本構文で症状を組み立てる
- 単語ではなく交換可能な文の型として覚える
- 原因、条件、複数の状態、程度を順番に表せる
- 長い一文より短い文を確実に言う
花粉症の会話では、決まった構文に症状や原因を入れるだけで多くの内容を伝えられます。特に便利なのが「对+原因+过敏」です。
我对+原因+过敏
「私は何にアレルギーがある」という型です。「花粉」を「药物」「猫毛」「尘螨」に替えれば、薬、猫の毛、ダニへのアレルギーを表せます。
- 我对花粉过敏。Wǒ duì huāfěn guòmǐn./花粉にアレルギーがあります。
- 我对某些药物过敏。Wǒ duì mǒuxiē yàowù guòmǐn./一部の薬にアレルギーがあります。
- 我对猫毛过敏。Wǒ duì māomáo guòmǐn./猫の毛にアレルギーがあります。
- 你对什么过敏?Nǐ duì shénme guòmǐn?/何にアレルギーがありますか。
因为+原因、所以+結果
原因と結果を明確につなぐ型です。「因为花粉过敏,所以我一直流鼻涕」は、「花粉アレルギーなので鼻水がずっと出ています」という意味です。会話では「因为」または「所以」の一方を省略する場合もあります。
一+動作や時期+就+結果
ある条件になると、すぐに症状が出ることを表します。「我一出门就打喷嚏」は外に出るとすぐくしゃみが出る、「我一到春天眼睛就痒」は春になると目がかゆくなるという意味です。
又+状態+又+状態
二つの状態を並べる型です。「鼻子又堵又痒」とすれば、鼻が詰まってかゆいことを一度に言えます。「喉咙又干又痒」なら、のどが乾燥してかゆいという意味になります。
状態+得+結果
- フレーズ
- 眼睛痒得没办法集中精神。
Yǎnjing yǎng de méi bànfǎ jízhōng jīngshén. - 日本語訳
- 目がかゆくて集中できません。
- 使う場面
- 症状が仕事や学習に与えている影響を伝える場面で使えます。
- 注意点・誤用例
- 「得」は程度や結果を後ろにつなぐ構造助詞です。ここでは所有を表す「的」と置き換えません。
- 発音・ニュアンス
- 「痒得」の de は軽く添えます。「痒得受不了」とすれば、かゆくて耐えられないという強い表現になります。
構文は丸ごと音読し、原因や症状だけを交換して練習すると定着しやすくなります。次は、日常会話でよく起こる風邪との取り違えに対応しましょう。
風邪ではなく花粉症だと自然に伝える
- 「不是感冒」で風邪ではないと先に否定する
- 「不会传染」を添えると周囲の不安に配慮できる
- 発熱や強い全身症状がある場合は自己判断を避ける
マスク、せき、くしゃみを見た相手から、風邪かどうか尋ねられることがあります。その場合は、否定+本当の原因の順で答えると簡潔です。
- 会話
- 相手:你怎么戴着口罩?感冒了吗?
Nǐ zěnme dàizhe kǒuzhào? Gǎnmào le ma?学習者:不是感冒,是花粉症。我一直打喷嚏,而且眼睛很痒。
Bú shì gǎnmào, shì huāfěnzhèng. Wǒ yìzhí dǎ pēntì, érqiě yǎnjing hěn yǎng. - 日本語訳
- 相手:どうしてマスクをしているのですか。風邪ですか。
学習者:風邪ではなく花粉症です。くしゃみが続いていて、目もとてもかゆいです。 - 使う場面
- 職場、学校、友人との会話などで、マスクやくしゃみについて尋ねられたときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「不会传染」は花粉症自体が感染するものではないと説明するときに使えます。ただし、別の感染症がないことまで断定する表現としては使わないでください。
- 発音・ニュアンス
- 「不是」の「不」は第四声の前で第二声に変化し、bú shì と発音します。短く言い切ると対比が明確になります。
職場で事情を伝えるなら、「我今天花粉症很严重,可能需要戴着口罩」と言えます。「今日は花粉症がひどいので、マスクを着けたままにするかもしれません」という意味です。
花粉症では、鼻や目のかゆみ、連続するくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが見られます。一方、発熱、強いのどの痛み、全身のだるさなどがある場合は、別の原因も考える必要があります。
高熱、呼吸の苦しさ、強い倦怠感などがあるときは、花粉症だと自己判断せず医療機関へ相談してください。中国語では「我发烧了」が「熱があります」であり、「我有发烧」は一般的な言い方ではありません。
日常会話なら短い説明で足りますが、病院では開始時期や悪化する条件も重要です。では、受付から診察まで、どの順番で話せばよいのでしょうか。
病院では「原因・症状・期間・薬」の順で話す
- 受付では受診したい診療科や症状を簡潔に伝える
- 症状が始まった時期と悪化する条件を加える
- 薬物アレルギーと服用中の薬は必ず申告する
病院では「花粉症です」だけで終わらせず、いつから、どこで、どの程度という情報を加えます。一文が長くなる場合は、順番に区切って伝えれば十分です。
受付で受診目的を伝える
- フレーズ
- 我想看一下过敏性鼻炎。
Wǒ xiǎng kàn yíxià guòmǐnxìng bíyán.我想挂耳鼻喉科。
Wǒ xiǎng guà ěrbíhóukē. - 日本語訳
- アレルギー性鼻炎を診てもらいたいです。
耳鼻咽喉科を受診したいです。 - 使う場面
- 病院の受付で受診目的を説明するときに使います。目の症状が中心なら「眼科」という語も役立ちます。
- 注意点・誤用例
- 「挂号」は診療登録をすることです。施設によって受付方法や診療科の区分が異なるため、分からなければ症状を見せながら尋ねます。
- 発音・ニュアンス
- 「耳鼻喉科」は ěrbíhóukē です。音が難しい場合は、スマートフォンのメモに簡体字を表示して見せる方法もあります。
症状が始まった時期を伝える
- 这些症状是三天前开始的。Zhèxiē zhèngzhuàng shì sān tiān qián kāishǐ de./これらの症状は3日前から始まりました。
- 我已经难受一个星期了。Wǒ yǐjīng nánshòu yí ge xīngqī le./1週間ほどつらい状態が続いています。
- 每年这个季节都会出现同样的症状。Měinián zhège jìjié dōu huì chūxiàn tóngyàng de zhèngzhuàng./毎年この季節に同じ症状が出ます。
悪化する条件を伝える
- 在室外的时候,症状会更严重。Zài shìwài de shíhou, zhèngzhuàng huì gèng yánzhòng./屋外にいると症状がひどくなります。
- 刮风的时候,我会不停地打喷嚏。Guāfēng de shíhou, wǒ huì bù tíng de dǎ pēntì./風が吹くとくしゃみが止まらなくなります。
- 回到室内以后,症状会减轻一些。Huí dào shìnèi yǐhòu, zhèngzhuàng huì jiǎnqīng yìxiē./室内に戻ると症状が少し軽くなります。
薬物アレルギーと服用中の薬
- フレーズ
- 我有药物过敏史。这是我现在正在吃的药。
Wǒ yǒu yàowù guòmǐn shǐ. Zhè shì wǒ xiànzài zhèngzài chī de yào. - 日本語訳
- 薬物アレルギーの既往があります。これが現在服用している薬です。
- 使う場面
- 診察や薬の購入前に、過去のアレルギー歴と現在の薬を伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- 薬の名称が分からない場合は推測せず、箱、処方内容、成分名が確認できる資料を見せます。服用量も一緒に伝えましょう。
- 発音・ニュアンス
- 中国語では飲み薬について口語で「吃药」と言います。日本語の「薬を食べる」という意味に直訳せず、「薬を飲む」と理解します。
診察で最低限伝えたい内容は、「我对花粉过敏」「三天前开始的」「晚上鼻塞得睡不着」「我对这种药过敏」の四つです。メモにして見せれば、緊張して声が出にくいときにも役立ちます。
受診するほどではなくても、薬局で薬や目薬を探す場面はあります。次は購入前に確認したい質問を見ていきましょう。
薬局では薬の種類・眠気・飲み方を確認する
- 薬を求める前に症状とアレルギー歴を伝える
- 眠気、回数、錠数、食前か食後かを確認する
- 運転やほかの薬との併用は専門家へ確認する
薬局では、単に「花粉症の薬をください」と言うより、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、最も困っている症状を伝えましょう。商品名が同じように見えても、地域や製品によって成分や用量が異なる場合があります。

花粉アレルギーの薬を探す
- フレーズ
- 请问,有缓解花粉过敏症状的药吗?
Qǐngwèn, yǒu huǎnjiě huāfěn guòmǐn zhèngzhuàng de yào ma? - 日本語訳
- 花粉アレルギーの症状を和らげる薬はありますか。
- 使う場面
- 薬局で花粉アレルギー向けの薬があるか尋ねるときに使います。その後に症状を追加してください。
- 注意点・誤用例
- 特定の薬を自分だけで選ばず、持病、妊娠、授乳、服用中の薬、薬物アレルギーがある場合は先に伝えます。
- 発音・ニュアンス
- 「请问」は丁寧に質問を始める表現です。「缓解」は症状を和らげるという意味で、治癒を断定しない言い方です。
症状に合う薬を尋ねる
- 有没有缓解鼻塞的药?Yǒu méiyǒu huǎnjiě bísè de yào?/鼻づまりを和らげる薬はありますか。
- 我需要眼药水,眼睛很痒。Wǒ xūyào yǎnyàoshuǐ, yǎnjing hěn yǎng./目がかゆいので目薬が必要です。
- 有没有鼻喷剂?Yǒu méiyǒu bípēnjì?/点鼻薬はありますか。
- 有抗过敏药吗?Yǒu kàng guòmǐn yào ma?/抗アレルギー薬はありますか。
- 这是抗组胺药吗?Zhè shì kàng zǔ’àn yào ma?/これは抗ヒスタミン薬ですか。
眠気を確認する
- フレーズ
- 这种药会不会犯困?吃了以后可以开车吗?
Zhè zhǒng yào huì bu huì fànkùn? Chī le yǐhòu kěyǐ kāichē ma? - 日本語訳
- この薬は眠くなりますか。飲んだ後に運転できますか。
- 使う場面
- 車の運転、仕事、勉強を予定しており、眠気の可能性を確認したいときに使います。
- 注意点・誤用例
- 眠気の感じ方だけで運転の可否を判断せず、薬剤師や医師の説明、薬の表示に従ってください。
- 発音・ニュアンス
- 「会不会」は「そうなる可能性がありますか」と確認する便利な疑問形です。「犯困」は眠気を感じるという口語表現です。
服用方法を確認する
- 这个药一天吃几次?Zhège yào yì tiān chī jǐ cì?/この薬は1日に何回飲みますか。
- 一次吃几片?Yí cì chī jǐ piàn?/1回に何錠飲みますか。
- 应该饭前吃还是饭后吃?Yīnggāi fànqián chī háishi fànhòu chī?/食前と食後のどちらに飲みますか。
- 可以和我现在吃的药一起吃吗?Kěyǐ hé wǒ xiànzài chī de yào yìqǐ chī ma?/現在の薬と一緒に飲めますか。
- 如果出现副作用,应该怎么办?Rúguǒ chūxiàn fùzuòyòng, yīnggāi zěnme bàn?/副作用が出たらどうすればよいですか。
薬の用量を聞き取れなかった場合は、分かったふりをせず「请写下来」と頼み、書いてもらいましょう。数字、回数、錠数、服用時刻を一つずつ確認してください。
「药」「眼药水」「鼻喷剂」「抗过敏药」を覚えておくと、必要な種類を示せます。ただし、実際の選択では専門家への確認を優先してください。
食物アレルギーと緊急時の中国語も備えておく
- 食べない意思ではなく食べられない事情を明示する
- 少量や調理器具の共有も問題なら具体的に確認する
- 呼吸困難や意識障害があれば救急要請を優先する
「过敏」は花粉だけでなく、食べ物や薬へのアレルギーにも使えます。飲食店では「不吃」だけだと、好みや習慣の問題だと思われる可能性があります。健康上食べられない場合は、不能吃と理由を明確にします。
- フレーズ
- 我对花生严重过敏,不能吃。即使只有一点儿,我也不能吃。
Wǒ duì huāshēng yánzhòng guòmǐn, bù néng chī. Jíshǐ zhǐyǒu yìdiǎnr, wǒ yě bù néng chī. - 日本語訳
- 重いピーナッツアレルギーがあるため食べられません。少量でも食べられません。
- 使う場面
- 飲食店で重い食物アレルギーを伝え、少量でも避ける必要があると説明するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「我不吃花生」は単に食べないという意思にも聞こえます。アレルギーでは「过敏」「不能吃」を一緒に使います。
- 発音・ニュアンス
- 「严重」は深刻、重いという意味です。軽い好みではなく健康上の問題であることを強く示せます。
店員との確認会話
- 会話
- 学習者:这道菜里有没有花生?
Zhè dào cài lǐ yǒu méiyǒu huāshēng?店員:我帮您确认一下。
Wǒ bāng nín quèrèn yíxià.学習者:谢谢。我对花生严重过敏,请也确认一下调味料。
Xièxie. Wǒ duì huāshēng yánzhòng guòmǐn, qǐng yě quèrèn yíxià tiáowèiliào. - 日本語訳
- 学習者:この料理にピーナッツは入っていますか。
店員:確認します。
学習者:ありがとうございます。重いピーナッツアレルギーがあるので、調味料も確認してください。 - 使う場面
- 料理そのものだけでなく、たれや調味料に原因食品が含まれていないか確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 重いアレルギーでは口頭説明だけに頼らず、原因食品、交差接触への注意、緊急時の対応を書いたカードも準備すると伝達を補えます。
- 発音・ニュアンス
- 店員に丁寧に話すときは「你」より「您」を使うことがあります。「确认一下」は少し確認するという柔らかな依頼です。
重い反応が出たとき
呼吸が苦しい、のどが腫れている、意識を失いそうといった症状がある場合は、長い説明より救急要請を優先します。周囲に見せられるよう、次の文をスマートフォンのメモにも保存しておくと役立ちます。
- 我呼吸困难。Wǒ hūxī kùnnan./息が苦しいです。
- 我的喉咙肿了。Wǒ de hóulóng zhǒng le./のどが腫れています。
- 我感觉快要晕倒了。Wǒ gǎnjué kuài yào yūndǎo le./意識を失いそうです。
- 这是严重的过敏反应。Zhè shì yánzhòng de guòmǐn fǎnyìng./重いアレルギー反応です。
- 请马上叫救护车。Qǐng mǎshàng jiào jiùhùchē./すぐに救急車を呼んでください。
- 我需要紧急治疗。Wǒ xūyào jǐnjí zhìliáo./緊急の治療が必要です。
呼吸困難、のどの腫れ、意識が遠のく状態は緊急性があります。専門名称が言えなくても、「呼吸困难」「喉咙肿了」「请马上叫救护车」をはっきり伝え、現地の救急機関へ連絡してください。
緊急表現は、普段の花粉症会話とは分けて覚えます。次に、知っているつもりでも間違えやすい表記と語感を整理しましょう。
日本人学習者が間違えやすい表現を修正する
- 日本語の語順や漢字をそのまま移さない
- 中国大陸と台湾で異なる語があることを知る
- 身体的なアレルギーと心理的な拒否感を区別する
中国語と日本語は漢字を共有していますが、同じ感覚で組み立てると不自然になることがあります。まず直したいのは、「是」と「有」の混同です。
「我是花粉症」ではなく「我有花粉症」
「是」は人や物の身分、種類、同一関係を示します。病気を持っていることは「有」を使い、「我有花粉症」とします。風邪ではなく花粉症だと対比するときは「不是感冒,是花粉症」という形で「是」を使えます。
「眼晴」ではなく「眼睛」
目を表す語は「眼睛」です。「晴」は晴天の晴なので、「眼晴」と書かないようにします。「眼睛很痒」「眼睛发红」「一直流眼泪」を一緒に練習すると、正しい字形が記憶に残りやすくなります。
「我有发烧」ではなく「我发烧了」
発熱したことは「我发烧了」と表します。一方、「症状があります」は「我有症状」、「薬物アレルギー歴があります」は「我有药物过敏史」と言えます。日本語の「ある」に引っ張られず、表現ごとに覚えましょう。
中国大陸の「流鼻涕」と台湾の「流鼻水」
中国大陸では「流鼻涕」が広く使われます。台湾では「流鼻水」も日常的です。どちらかが完全な誤りというより、地域でよく選ばれる言い方が異なると考えるとよいでしょう。
相手への「好可怜」は関係性に注意
「好可怜」は「かわいそう」という意味ですが、大人に対して使うと、関係や口調によっては上から見ているように受け取られることがあります。体調を気遣うなら「那一定很难受吧」「听起来很辛苦」「多保重」が使いやすい表現です。
- フレーズ
- 那一定很难受吧。多保重。
Nà yídìng hěn nánshòu ba. Duō bǎozhòng. - 日本語訳
- それはきっとつらいでしょうね。お大事にしてください。
- 使う場面
- 花粉症の症状を話す相手に共感し、体調を気遣うときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「多保重」はやや丁寧で、別れ際にも使えます。親しい相手には「希望你早点儿好起来」も自然です。
- 発音・ニュアンス
- 文末の「吧」を軽く添えると、相手の気持ちを推し量る柔らかな響きになります。
比喩的な「アレルギー」は別の語を選ぶ
身体的な反応には「过敏」を使いますが、考え方や行為への拒否感には「反感」「排斥」「抵触」が自然です。「我对这种说法有点儿抵触」は、その言い方に少し抵抗があるという意味です。
冗談として「我对加班过敏」と言えば「残業アレルギー」のように理解されることもあります。しかし、正式な場面では身体的な症状と誤解されない語を選びましょう。
誤用を修正したら、最後は実際に口から出せる形へ変える練習です。読むだけで終わらせず、短い手順で復習してみましょう。
読んだ直後にできる発音練習と復習手順
- 最初は五つの短文に絞って声に出す
- ピンインを見た後、簡体字だけで再現する
- 自分の症状に単語を入れ替えて練習する
実際の場面では、知っている単語を思い出す時間がほとんどありません。そのため、最初からすべてを覚えるより、五つの短文を反射的に言える状態に近づけます。
- 我有花粉症。Wǒ yǒu huāfěnzhèng.
- 我对花粉过敏。Wǒ duì huāfěn guòmǐn.
- 我一直打喷嚏、流鼻涕。Wǒ yìzhí dǎ pēntì、liú bítì.
- 我的眼睛很痒。Wǒ de yǎnjing hěn yǎng.
- 这种药会不会犯困?Zhè zhǒng yào huì bu huì fànkùn?
一回目は意味を意識してゆっくり読む
ピンインを見ながら、一文を意味のまとまりで区切ります。「我/对花粉/过敏」のように、主語、原因、状態を分けると語順が見えます。声調を完璧にしようとして止まるより、まず文全体を途切れず読んでください。
二回目は声調を手で描く
第一声は高く平らに、第二声は上向きに、第三声は低く抑え、第四声は鋭く下げる動きを手で示します。「花粉症」は huā・fěn・zhèng なので、平ら、低く、下げるという流れです。
三回目はピンインを隠す
簡体字だけを見て読めるか確認します。詰まった語には印をつけ、その語だけを三回読んでから文に戻ります。毎回最初から全部やり直すより、詰まる部分を小さく切り出すほうが負担を抑えられます。
四回目は自分の症状に入れ替える
「眼睛很痒」を「鼻子很痒」に、「打喷嚏」を「流鼻涕」に替えます。次に「从早上开始」「已经三天了」「晚上更严重」などを追加し、自分が実際に言いそうな文を作ります。
五回目は役割を決めて会話する
- 練習会話
- 薬剤師:您哪里不舒服?
Nín nǎli bù shūfu?学習者:我对花粉过敏,一直打喷嚏、流鼻涕。
Wǒ duì huāfěn guòmǐn, yìzhí dǎ pēntì、liú bítì.薬剤師:还有别的症状吗?
Hái yǒu bié de zhèngzhuàng ma?学習者:眼睛很痒,晚上鼻塞得睡不着。
Yǎnjing hěn yǎng, wǎnshang bísè de shuìbuzháo. - 日本語訳
- 薬剤師:どこがつらいですか。
学習者:花粉にアレルギーがあり、くしゃみと鼻水が続いています。
薬剤師:ほかに症状はありますか。
学習者:目がかゆく、夜は鼻が詰まって眠れません。 - 使う場面
- 薬局や診察室を想定し、質問を聞いてから必要な情報を返す練習に使います。
- 注意点・誤用例
- 質問が聞き取れないときは黙らず、「请再说一遍」または「请说慢一点儿」と頼みます。
- 発音・ニュアンス
- 「您」は丁寧な「あなた」です。学習者側は短文で区切り、症状ごとに少し間を置くと聞き取ってもらいやすくなります。

七日間の復習例
- 1日目:「我有花粉症」「我对花粉过敏」を各五回音読する。
- 2日目:「打喷嚏」「流鼻涕」「鼻塞」「眼睛痒」を身ぶりと一緒に言う。
- 3日目:「从早上开始」「三天前开始」「晚上更严重」を追加する。
- 4日目:風邪ではないと説明する会話を一人二役で読む。
- 5日目:薬局で眠気、回数、錠数を質問する。
- 6日目:ピンインを隠して簡体字だけで読む。
- 7日目:病院または薬局の会話を録音し、詰まった箇所だけ練習し直す。
学習では、一度に多く覚えるより、使う可能性が高い文を繰り返すことが大切です。自分で練習して発音や語順に不安が残る場合は、実際の会話形式で確認してみてください。
最後に、学習中に迷いやすい点を質問形式で確認します。必要な項目だけでも、実際に声に出して答えてみましょう。
花粉症の中国語に関するQ&A
- 「花粉症」と「花粉过敏」は場面で使い分ける
- 症状は短い文を並べれば十分伝えられる
- 緊急時は発音の完璧さより救急要請を優先する
中国語で「私は花粉症です」は何と言いますか?
「我有花粉症。Wǒ yǒu huāfěnzhèng.」と言います。原因が花粉であることを明確にするなら「我对花粉过敏。Wǒ duì huāfěn guòmǐn.」も使えます。「我是花粉症」は不自然になりやすいため避けます。
「花粉症」と「花粉过敏」はどう違いますか?
「花粉症」は病名として短く示す言い方です。「花粉过敏」は花粉へのアレルギー反応を示し、「我对花粉过敏」の形で原因を明確にできます。病院や薬局では、後者に具体的な症状を加えると伝わりやすくなります。
鼻水が止まらないと中国語でどう伝えますか?
「我一直流鼻涕。Wǒ yìzhí liú bítì.」と言えます。透明で水のような鼻水なら「我一直流清水样鼻涕」と具体的に説明できます。中国大陸では「流鼻涕」、台湾では「流鼻水」もよく使われます。
花粉症と風邪を区別して伝えるにはどう言いますか?
「不是感冒,是花粉症。Bú shì gǎnmào, shì huāfěnzhèng.」が簡潔です。「我没有感冒,只是对花粉过敏」と言えば、風邪ではなく花粉へのアレルギーだと、より具体的に伝えられます。
薬局で眠くなりにくい薬を尋ねるにはどう言いますか?
「有没有不容易犯困的药?Yǒu méiyǒu bù róngyì fànkùn de yào?」と尋ねます。続けて「吃了以后可以开车吗?」と運転の可否も確認できます。実際の服用では薬剤師や医師の説明に従ってください。
病院では最初に何を伝えればよいですか?
原因、主な症状、始まった時期、悪化する条件、服用中の薬の順で話すと整理しやすくなります。「我对花粉过敏。三天前开始的。晚上鼻塞得睡不着。」のように短い文へ分けても構いません。
食物アレルギーで「食べられません」はどう言いますか?
「我不能吃」と言います。「我不吃」は自分の意思で食べないという意味にもなるため、アレルギーでは「我对花生过敏,所以不能吃」のように原因と「不能吃」を一緒に伝えましょう。
重いアレルギー反応のときに最低限覚える文は何ですか?
「我呼吸困难。息が苦しいです」「我的喉咙肿了。のどが腫れています」「请马上叫救护车。すぐに救急車を呼んでください」の三つです。呼吸困難や意識障害がある場合は、会話練習より現地の救急機関への連絡を優先してください。
最初に暗記するなら、どの五文が実用的ですか?
「我有花粉症」「我对花粉过敏」「我一直打喷嚏、流鼻涕」「我的眼睛很痒」「这种药会不会犯困」の五文です。自分の症状に合わせて、鼻づまりやのどの違和感の文へ入れ替えて練習してください。
中国語で花粉症を伝える中心表現は、「我有花粉症」と「我对花粉过敏」です。そこへ「打喷嚏」「流鼻涕」「鼻塞」「眼睛痒」を加えれば、現在の状態を具体的に説明できます。
病院では期間と悪化条件、薬局では眠気と服用方法、飲食店では「不能吃」と重症度を伝えます。最初から長文を目指さず、必要な短文を順番に並べてください。
まずは今、自分が最も使いそうな三文を選び、簡体字を見ながら三回ずつ音読してみましょう。声に出した文は、読むだけだった文より実際の会話で取り出しやすくなります。
