【中国語の花の名前】バラは玫瑰花?あじさいは?意外な呼び方と文化、花言葉まで徹底解説!

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花は、その美しさや香りで私たちの心を癒し、生活に彩りを与えてくれる存在です。どの国、どの民族の人々からも愛され、特別な機会の贈り物や、日常生活の装飾、さらには詩や歌の題材としても大切にされてきました。「綺麗なものに国境はない」と言いますが、花に対する感じ方や、花に込められた意味、そしてその呼び名は、文化によって興味深い違いを見せることがあります。

中国においても、花は古来より人々の生活や文化と深く結びついてきました。中国語で花の名前や、花がどのように使われているかを知ることは、単に語彙が増えるだけでなく、中国の人々の美意識や価値観、歴史的背景を理解する手がかりとなり、中国語学習のレベルアップにも繋がります。

この記事では、意外と知られていない、でも知ると「なるほど!」と感心するような、中国語の花の呼び名の魅力に迫ります。なぜそのような名前が付けられたのか?日本とはどう違うのか?そして、中国の人々に特に愛されている花は何なのか?クイズ形式も交えながら、中国の花の世界を楽しく探求していきましょう。

【中国語の花の名前】バラは玫瑰花?あじさいは?意外な呼び方と文化、花言葉まで徹底解説!

牡丹、梅、蓮、菊など様々な中国の花の美しいフラットレイ

中国語の花の名前:その成り立ちの秘密

中国語で外来の概念や物の名前を取り入れる際、大きく分けて二つのパターンがあります。これは花の名前に限りませんが、この基本構造を理解すると、花の名前の成り立ちがより面白く感じられるでしょう。

  • 音訳(音を拾うパターン): 外国語の発音に近い漢字を当てはめる方法です。意味よりも音の類似性が重視されます。
    • 例:ソファ → 沙发 (shāfā)、チョコレート → 巧克力 (qiǎokèlì)、ローソン → 罗森 (Luósēn)
  • 意訳(意味を拾うパターン): 外国語の意味を中国語で表現し直す方法です。時には、その物の特徴や形状、機能などを捉えて新しい言葉が作られます。
    • 例:コンピュータ → 电脑 (diànnǎo – 電気の脳)、携帯電話 → 手机 (shǒujī – 手の機械)、コンビニ → 便利店 (biànlìdiàn – 便利な店)

花の名前も、このどちらか、あるいは両方の要素を組み合わせた形で名付けられていることがあります。特に、見た目の特徴や、その花から受ける印象を捉えた意訳の名前には、中国の人々の感性や美意識が反映されていて興味深いです。

アジサイ、バラ、カスミソウなどの花の美しいコラージュ

花の名前には人々の想いが込められている

クイズで挑戦!あの花、中国語でなんて言う?

それでは、具体的な花の名前をクイズ形式で見ていきましょう。その名前が付けられた背景にある、中国の人々のユニークな視点にも注目してみてください。

第1問:あじさい (紫陽花)

梅雨の時期を彩る「あじさい」。英語では “hydrangea” と言いますが、これは少々発音しにくいですね。中国語では、どのように表現されるのでしょうか?以下の3つから選んでみてください。

1. zǐyánghuā (紫陽花)

2. xiùqiúhuā (绣球花)

3. jíxiǎohuā (集小花)

正解は… 2番の「绣球花 (xiùqiúhuā)」です!

1番の「紫陽花」は、日本語でのあじさいの漢字表記であり、中国語では通じません。中国語のピンインで「zǐyánghuā」と読んでも、それは日本語の漢字をそのまま音読みしただけで、中国語の名称ではありません。

正解の「绣球花 (xiùqiúhuā)」は、非常に美しい名前です。「绣 (xiù)」は「刺繍する」という意味、「球 (qiú)」は文字通り「球、ボール」を意味します。つまり、「刺繍で作った手まりのような花」というイメージです。あじさいの、小さな花が集まって丸い形を成す様子を、見事に捉えたネーミングだと思いませんか?この名前からは、あじさいを見た人が、その愛らしい形と繊細な美しさを、まるで工芸品のように感じ取ったことが伝わってきます。

ちなみに3番の「集小花」は不正解ですが、実は日本語の「あじさい」の語源と少し関連があります。日本語の「あじさい」は、「あづ(集まるの古語「あづまる」から)」+「さあい(真藍、つまり青い花)」が転じたものとされ、「小さな青い花が集まったもの」という意味合いがあると言われています。日本語も中国語も、それぞれの感性で花の特徴を捉えているのが面白いですね。

第2問:バラ (薔薇)

愛や美の象徴として、世界中で愛される「バラ」。日本語では「薔薇」という難しい漢字を書きますが、中国語ではどうでしょうか?

1. luózi (骡子)

2. qiángwēi (蔷薇)

3. méiguihuā (玫瑰花)

正解は… 実は2番の「蔷薇 (qiángwēi)」と3番の「玫瑰花 (méiguihuā)」の両方が関連しています!

1番の「骡子 (luózi)」は、英語の “rose” に音が似ていますが、これはロバと馬の交雑種である「ラバ」を意味する中国語です。花とは全く関係ありません。

2番の「蔷薇 (qiángwēi)」は、日本語の「薔薇」と漢字が非常に似ています(薇の字が少し違います)。これは、植物学的には「バラ科バラ属」の植物全般を指す総称として使われます。つまり、広い意味では「バラ」を指す正しい言葉です。

しかし、日常会話で中国人が花屋で売られているような一般的な「バラ」を指して「これは何という花ですか?」と聞かれた場合、多くの人は「蔷薇」とは答えず、3番の「玫瑰花 (méiguihuā)」と答えるでしょう。「玫瑰 (méigui)」は、元々はハマナスなど特定のバラ科の植物を指す言葉でしたが、現在では一般的な「バラ」全般を指す言葉として広く使われています。「花」をつけて「玫瑰花」と言うのが普通です。

なぜ「蔷薇」よりも「玫瑰花」が一般的に使われるようになったのでしょうか?一説には、「玫瑰花」の方が音の響きが美しく、ロマンチックなイメージがあるため、より好まれるようになったと言われています。「玫瑰」という言葉自体、元々は美しい玉石を指す言葉だったとも言われ、その美しい響きがバラのイメージと結びついたのかもしれません。日本でも、資生堂の育毛剤の商品名に「不老林 ライブアクト 玫瑰樹 (まいかいじゅ)」(中国語読みでメイグイシュー)というものがありましたが、これも「玫瑰」の持つ美しい響きやイメージが影響しているのでしょう。

このように、言葉の厳密な定義と、人々が日常的に使う言葉との間には、時としてズレが生じることがあります。花の名前一つとっても、人々の美的感覚や言葉の響きへのこだわりが反映されているのが興味深いですね。

他にもたくさん!中国語の素敵な花の名前

中国語には、そのほかにも花の特徴やイメージを見事に捉えた、美しい名前がたくさんあります。

  • 夜来香 (yèláixiāng): 日本でもテレサ・テンの歌でお馴染みの「イエライシャン」。ツル性の植物で、夜になると強い芳香を放つ白い花を咲かせます。「夜にやってくる香り」という名前が、その特徴をロマンチックに表現しています。
  • 满天星 (mǎntiānxīng): カスミソウのことです。「満天の星」という名前の通り、小さな白い花が夜空に散らばる星々のように見えることから名付けられました。他の花を引き立てる可憐な姿にぴったりの、詩的な名前ですね。
  • 向日葵 (xiàngrìkuí): ヒマワリのことです。「日に向かう葵(植物の総称の一つ)」という意味で、太陽の方向を追って花が動く性質をそのまま表しています。中国語の花言葉は「憧れ」「情熱」「沈黙の愛」など。
  • 茉莉花 (mòlihuā): ジャスミンのことです。白い小さな花から放たれる甘い香りが特徴的で、中国ではジャスミンティー(茉莉花茶)としても親しまれています。中国の民謡「茉莉花」は世界的にも有名です。花言葉は「優美」「愛らしさ」。
  • 迎春花 (yíngchūnhuā): レンギョウやオウバイなど、早春に黄色い花を咲かせる植物を指すことがあります。「春を迎える花」という名前が、厳しい冬の終わりと春の訪れを告げる役割にふさわしいです。

これらのように、漢字の組み合わせや音の響きが美しく、印象的な単語から覚えていくのも、中国語学習の楽しいアプローチの一つです。

中国人に愛される花々:国花論争と人気の花

日本で「国の花」といえば桜と菊が思い浮かびますが、実は中国には公式に定められた「国花」がありません。しかし、歴史的にも文化的にも中国の人々に深く愛され、国花にふさわしいとされる花がいくつかあります。

牡丹、梅、蓮、菊など中国で愛される花々のエレガントな構図

牡丹、梅、蓮、菊… 中国の人々が愛する花たち

国花の有力候補:牡丹と梅花

  • 牡丹 (mǔdān): 「花中之王 (huā zhōng zhī wáng) – 花の中の王」や「国色天香 (guósè tiānxiāng) – 国一番の美しさと天上の香り(絶世の美人や最高級の牡丹を指す)」と称えられ、富貴、栄華、吉祥、幸福の象徴とされています。大きく華やかな花姿は、昔から皇帝や貴族に愛され、絵画や工芸品のモチーフとしても多用されてきました。唐代には長安(現在の西安)で牡丹が大流行し、多くの詩に詠まれました。現在でも、河南省洛陽市の牡丹は特に有名で、春には盛大な牡丹祭りも開催されます。多くの中国人にとって、牡丹は最も中国らしい、格調高い花というイメージがあります。
  • 梅花 (méihuā): 厳しい冬の寒さの中で、百花に先駆けて気高い香りと共に花を咲かせる梅は、忍耐、不屈の精神、高潔、謙虚の象徴とされています。雪の中でも凛と咲く姿は、逆境に負けない強さを表し、多くの文人墨客に愛されてきました。松・竹と共に「歳寒三友 (suìhán sānyǒu)」の一つとしても知られています。中華民国の国花でもありました。

この二つの花は、それぞれが持つ象徴的な意味や文化的背景から、長年にわたり「国花」の座を争ってきました。牡丹を推す声は「繁栄する中国」を、梅を推す声は「困難に打ち勝つ中国の精神」を象徴するとされ、どちらも多くの支持者がいます。そのため、現在も中国の国花は一つに絞りきれていない状況です。

その他、中国で人気の高い花

  • 荷花 (héhuā) / 莲花 (liánhuā): 蓮(ハス)のことです。泥の中から清らかで美しい花を咲かせることから、純粋さ、高潔さ、君子の徳の象徴とされています。仏教においても神聖な花とされ、寺院の装飾などにもよく用いられます。また、蓮の実は食用や薬用にもなります。
  • 菊花 (júhuā): 菊は、秋に咲き誇る気品のある花として、長寿、高貴、隠逸(世俗を離れて静かに暮らすこと)の象徴とされています。特に黄色い菊は縁起が良いとされます。旧暦9月9日の「重陽節 (Chóngyángjié)」には、菊の花を鑑賞したり、菊花酒を飲んだりして長寿を祝う習慣があります。ただし、白い菊や黄色い菊は、弔事や墓参りに使われることもあるため、贈り物にする際は注意が必要です。
  • 兰花 (lánhuā): 蘭は、その優雅な姿とほのかな香りから、高貴さ、気品、友情、君子の徳の象徴とされています。孔子も蘭を愛したと言われ、古くから文人たちに好まれてきました。
  • 桃花 (táohuā): 桃の花は、春の訪れを告げる美しい花として、愛情、恋愛、長寿、繁栄の象徴とされています。「桃花运 (táohuāyùn)」という言葉は「恋愛運が良い、モテ期」といった意味で使われます。

これらの花々は、それぞれが持つ物語や象徴的な意味を通じて、中国の人々の生活や精神文化に深く根付いています。

中国における桜 (樱花 yīnghuā) の人気と花見文化

日本では春の代名詞であり、国花の一つとしても愛されている桜。近年、中国でもその美しさが再評価され、人気が高まっています。

中国の有名な桜の名所で花見を楽しむ人々

中国でも広がる桜の人気

日本文化の影響と桜への評価の高まり

かつて中国では、桜よりも牡丹や梅の方が伝統的に高く評価されていました。しかし、近年、日本のアニメ、映画、ドラマなどのポップカルチャーを通じて桜の映像に触れる機会が増えたことや、実際に日本へ旅行して満開の桜を見た中国の人々がその美しさに感動し、口コミで評判が広がったことなどから、桜への関心と評価が急速に高まっています。

特に、儚く散る桜の姿に美を見出す日本特有の「散り際の美学」のようなものも、以前より理解されるようになってきたと言われています。こうした相互の文化理解の深まりも、桜人気を後押ししていると考えられます。

中国国内の桜の名所

中国国内にも、桜の名所として知られる場所がいくつかあり、春になると多くの花見客で賑わいます。

  • 武漢大学 (Wǔhàn Dàxué) – 湖北省武漢市: 中国で最も有名な桜の名所の一つ。日中戦争時に日本軍が植えたものが始まりとされ、現在は数多くの桜がキャンパスを彩ります。
  • 玉淵潭公園 (Yùyuāntán Gōngyuán) – 北京市: 市内有数の桜の名所で、毎年桜祭りも開催されます。
  • 鼋頭渚 (Yuántóuzhǔ) – 江蘇省無錫市: 太湖のほとりにある景勝地で、広大な桜林が広がります。「中華第一の桜の名所」とも称されます。
  • 南京鶏鳴寺路 (Nánjīng Jīmíngsì Lù) – 江蘇省南京市: 鶏鳴寺周辺の道路沿いに桜並木が続き、美しい桜のトンネルとなります。
  • 青島中山公園 (Qīngdǎo Zhōngshān Gōngyuán) – 山東省青島市: 日本統治時代に植えられた桜が多く残っており、歴史ある桜の名所です。

中国語での桜の呼び方

  • 一般的な桜: 「樱花 (yīnghuā)
  • ソメイヨシノなど一重咲きの桜: 「单樱 (dānyīng)
  • 八重桜など八重咲きの桜: 「双樱 (shuāngyīng)」または「重瓣樱花 (chóngbàn yīnghuā)

多くの中国人が、日本を訪れる際には満開の桜、特に富士山と桜を一緒に見られる景色に憧れを抱いています。こうした風景画が中国の家庭に飾られることもあるほどです。

「花見」文化の違い

中国にも多くの公園があり、四季折々の花を鑑賞する文化(赏花 shǎnghuā – 花を観賞する)は根付いています。しかし、日本のように桜の木の下にシートを敷き、大勢で宴会を開きながら花を楽しむ「お花見」というスタイルは、中国には元々ありませんでした。中国人から見ると、日本の花見は非常にユニークで興味深い文化と映るようです。

もし中国からの友人を日本で案内する機会があれば、桜の季節に花見に連れて行ったり、テレビで「桜前線」のニュースが報じられることを紹介したりすると、大変喜ばれるでしょう。これは日本独特の文化体験となります。

中国で花を贈る時:特別な意味を持つ花の数とタブー

花をプレゼントする習慣は世界共通ですが、中国では特定の日や状況において、花(特にバラ)が大量に贈られることがあります。また、花束の本数に特別な意味が込められることも特徴的です。

愛の告白と花:バレンタインデーと「520」

中国で花が最も多く贈られる日の一つが、バレンタインデー(2月14日、情人节 Qíngrénjié)と、近年若者の間で「ネットバレンタインデー」として定着した5月20日です。

5月20日が特別な日とされる理由は、中国語の数字「520 (wǔ èr líng)」の発音が、「我爱你 (wǒ ài nǐ – 私はあなたを愛しています)」の発音と非常に似ているためです。この日には、想いを寄せる相手に大量のバラの花束を贈って告白するというロマンチックな習慣があります。そのため、これらの日には花屋の需要が急増し、街中が花で彩られます。

花束の本数に込められたメッセージ

中国では、花束を贈る際に、その本数に特定の意味を持たせることがあります。特に恋愛に関連して贈られるバラの花束では、本数が重要なメッセージとなります。

  • 1本: あなただけ、一目惚れ
  • 9本: 長く一緒にいたい、永遠の愛 (「九 jiǔ」が「久 jiǔ – 久しい」と同音のため)
  • 11本: あなたは私の一番大切な人、一途な愛 (「一心一意 yī xīn yī yì – 一筋に、心を込めて」の「一」が二つあることから)
  • 19本: 愛は永遠に続く、ずっとあなたを好きでいます (「1」+「9(久)」)
  • 33本: 三生三世あなたを愛す (仏教用語の「三生三世」から、永遠の愛を意味する)
  • 66本: 私の愛は永遠に変わらない、万事順調
  • 99本: 永遠の愛、末永く一緒に (「久久 jiǔjiǔ」と音が似ているため)
  • 100本: 100%の愛、完璧な愛
  • 108本: 結婚してください (プロポーズの定番)
  • 365本: 毎日あなたを想っています
  • 999本: 私の愛は永遠に不滅

このように、数字の持つ語呂合わせや象徴的な意味を重視するのが中国らしい点です。また、日本では「量より質」を重視する傾向がありますが、中国では「多ければ多いほど良い」という考え方もあり、非常に豪華で大きな花束が好まれることもあります。

贈る際に注意したい花の種類と色

  • 菊 (菊花 júhuā): 白い菊や黄色い菊は、お葬式やお墓参りなど弔事の際に使われることが多いため、お祝いの贈り物としては避けるのが一般的です。ただし、長寿を祝う意味で高齢の方に贈られることもあります。
  • 時計 (钟 zhōng) と関連する花: 「送钟 (sòng zhōng – 時計を贈る)」が「送终 (sòng zhōng – 最期を看取る)」と同音であるため、時計を贈ることはタブーです。花そのものではありませんが、時計と一緒に花を贈るようなことは避けましょう。
  • 傘 (伞 sǎn) と関連する花: 「伞 (sǎn)」が「散 (sàn – 別れる、離散する)」と同音であるため、傘も贈り物としてはタブーです。こちらも花自体ではありませんが、注意が必要です。
  • 色: 一般的に白や黒は弔事を連想させるため、お祝いの席では避けます。赤やピンク、黄色など明るい色が好まれます。

花を贈る際には、相手との関係性や状況、そして文化的背景を考慮することが大切です。

花に関する少し残念な社会現象

バレンタインデーや520のような特別な日には、大量の花が贈られますが、その一方で、プレゼントされた花が公共のゴミ箱などに大量に捨てられるという現象が、中国の一部の都市で社会問題として報じられることがあります。受け取ったものの持ち帰るのが大変だったり、気持ちが成就しなかったりといった理由があるのかもしれませんが、花を贈った人や、花そのものにとっては非常に残念なことです。この現象を予測して、捨てられた花を拾い集める人もいるという、何とも切ない話も聞かれます。

まとめ:花は言葉、花は文化

今回は、中国語の花の名前の成り立ちや、具体的な花の中国語名、そして中国文化における花の位置づけや使われ方について詳しく見てきました。「绣球花 (xiùqiúhuā) – あじさい」や「玫瑰花 (méiguihuā) – バラ」、「满天星 (mǎntiānxīng) – カスミソウ」など、花の特徴やイメージを見事に捉えた名前からは、中国の人々の豊かな感性が伝わってきます。

また、牡丹や梅、蓮、菊といった伝統的に愛される花々が持つ象徴的な意味や、近年人気が高まっている桜、そして花を贈る際の独特の習慣や本数に込められたメッセージなど、花を通じて中国の文化や価値観に触れることができたのではないでしょうか。

言葉を学ぶことは、その言葉が使われている文化を学ぶことでもあります。花の名前やそれにまつわる物語、習慣を知ることは、中国語の語彙を増やすだけでなく、中国の人々の考え方や美意識への理解を深め、より豊かなコミュニケーションを可能にしてくれます。ぜひ、身の回りの花を見かけた時に「これは中国語で何て言うんだろう?」と考えてみたり、中国の友人との会話で花の話題を取り上げてみたりしてください。きっと新しい発見や楽しみが見つかるはずです。

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ヤン・ファン (楊芳) この記事を書いた人

講師育成で知られる中国・東北師範大学卒業。講師歴は14年に及び、特に日系企業の駐在員やビジネスパーソン向けの指導経験が豊富です。現役の日中医療通訳士としても活動し同行・商談通訳等にも対応可能です
基礎からの正確な発音指導、ビジネス中国語、赴任前短期集中レッスン、HSK・中国語検定対策、日中医療通訳トレーニング。クイック・レスポンス、シャドウイング等の通訳訓練法をレッスンに導入し、実践的なコミュニケーション能力の効率的な習得をサポートします。企業研修(対面・リモート)、個人・グループレッスン、同行・商談通訳等にも対応可能で教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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