中国語を学習していて、「この感動をどう伝えたらいいんだろう?」「相手をもっと褒めたいのに言葉が出てこない!」ともどかしく思ったことはありませんか?

「すごいですね!」「さすが!」「感動しました!」

こうしたポジティブな感情を表す言葉は、コミュニケーションにおける最強の武器です。特に中国語圏の人々は、感情表現が豊かで、相手を褒めることを好む傾向にあります。教科書通りの表現だけでなく、状況に合わせた「生きた褒め言葉」を使えるようになると、中国人との距離はグッと縮まります。

本記事では、日常会話で頻出する基本フレーズから、ビジネスで使える敬語表現、さらには若者が使う最新スラングや四字熟語まで、合計35種類以上の「すごい」を表す中国語表現を徹底解説します。例文や発音のコツも合わせて紹介しますので、ぜひ今日から使ってみてください。

さらに、記事の後半では「褒められた時のスマートな返し方」も特集しています。褒められ上手は会話上手。謙遜と感謝をバランスよく伝えて、会話のキャッチボールを楽しみましょう。

中国語教室

目次 [ close ]
  1. 1. はじめに:中国語で「すごい!」は魔法の言葉
  2. 2. 【基本編】日常会話で最も使われる「すごい」の3大巨頭
    1. 2-1. 万能すぎる褒め言葉「棒 (bàng)」の正しい使い方
    2. 2-2. 良い意味も悪い意味も?「厉害 (lìhai)」のニュアンスを極める
    3. 2-3. ネイティブ感No.1!スラング由来の「牛 (niú)」
  3. 3. 【応用編】シーン別で使い分ける「すごい」の表現
    1. 3-1. パフォーマンスや試合に感動した時の「精彩 (jīngcǎi)」
    2. 3-2. 相手の能力や人格を尊敬する「了不起 (liǎobuqǐ)」
    3. 3-3. 「ただ者ではない」と感じさせる「不简单 (bù jiǎndān)」
    4. 3-4. 予想外の良さに驚く「不错 (búcuò)」と「真行 (zhēn xíng)」
  4. 4. 【スラング・ネット用語編】若者が使う最新の「ヤバい」「すごい」
    1. 4-1. 数字だけで表現?「666」の意味と使い方
    2. 4-2. 神レベルの称賛「YYDS(永远的神)」
    3. 4-3. 極限状態を表す「绝了 (jué le)」
    4. 4-4. 台湾でよく使われる「好强 (hǎo qiáng)」「超赞 (chāo zàn)」
  5. 5. 【四字熟語編】教養が光る!最上級の賛辞
  6. 6. 【実践会話集】「すごい」を使ったリアルな会話シチュエーション
    1. シーン1:友人の手料理を褒める
    2. シーン2:同僚のスキルを称賛する
  7. 7. 【返答編】「すごいですね」と褒められた時のスマートな返し方
    1. 7-1. 謙遜の美学「哪里哪里 (nǎli nǎli)」
    2. 7-2. ユーモアを交えた「还好 (hái hǎo)」「过奖 (guòjiǎng)」
    3. 7-3. 素直に受け取る「谢谢 (xièxie)」
  8. 8. 【発音・学習編】感情を乗せるための発音テクニック
    1. 8-1. 声調(四声)で変わる感情の伝わり方
    2. 8-2. ジェスチャーと表情の重要性
  9. 9. まとめ:褒め言葉のシャワーで中国語会話を楽しもう

1. はじめに:中国語で「すごい!」は魔法の言葉

中国語学習において、単語や文法を覚えることはもちろん大切ですが、それ以上に重要なのが「感情の共有」です。

中国文化、特に会話においては「メンツ(面子)」を立てることが重視されます。相手の能力、持ち物、行動、あるいは家族を褒めることは、相手のメンツを立て、良好な人間関係を築くための第一歩です。「すごい!」という一言は、単なる感想ではなく、相手への敬意と好意を示すサインなのです。

  • 会話のきっかけになる:褒め言葉から話題が広がります。
  • 雰囲気が良くなる:ポジティブな言葉は場の空気を明るくします。
  • 自信を持って話せる:短いフレーズでも通じれば自信に繋がります。

では、具体的にどのような表現があるのでしょうか?まずは絶対に外せない「基本の3大表現」から見ていきましょう。

2. 【基本編】日常会話で最も使われる「すごい」の3大巨頭

中国語で「すごい」と言いたい時、まず覚えるべきはこの3つです。これらを使い分けるだけで、表現の幅が格段に広がります。

2-1. 万能すぎる褒め言葉「棒 (bàng)」の正しい使い方

最も一般的で、子供から大人まで幅広く使われるのが「棒 (bàng / バン)」です。親指を立てる「サムズアップ」のジェスチャーとセットで使われることが多い言葉です。

本来は「棒(ぼう)」という意味ですが、話し言葉では「優れている」「素晴らしい」「最高だ」という意味で使われます。

基本的な使い方:

形容詞なので、通常は程度を表す副詞(真、好、太など)と一緒に使います。

  • 真棒! (Zhēn bàng!) – 本当にすごい!
  • 好棒! (Hǎo bàng!) – すごーい!(感情強め)
  • 太棒了! (Tài bàng le!) – 最高だ!素晴らしすぎる!

【例文】

A: 我考上了那所大学!
(Wǒ kǎoshàng le nà suǒ dàxué!)
あの大学に合格したよ!

B: 哇,太棒了!恭喜你!
(Wa, tài bàng le! Gōngxǐ nǐ!)
わあ、すごすぎる!おめでとう!

2-2. 良い意味も悪い意味も?「厉害 (lìhai)」のニュアンスを極める

次によく耳にするのが「厉害 (lìhai / リーハイ)」です。日本語の「ヤバい」に近い感覚を持っている言葉です。

「厉害」には大きく分けて2つの意味があります。

  1. すごい、優れている、敏腕である(ポジティブ)
  2. 激しい、きつい、甚だしい(ネガティブまたは中立)

人を褒める時に使うと、「能力が高い」「やり手だ」というニュアンスになります。

発音のポイント:

「hai」は軽声(軽く短く発音)になることが多いですが、第4声ではっきりと発音することもあります。

【ポジティブな例文】

你的中文真厉害!
(Nǐ de Zhōngwén zhēn lìhai!)
あなたの中国語、本当にすごいですね!(上手ですね)

【ネガティブ/程度の甚だしさを表す例文】

如果你迟到的话,老板会骂得很厉害。
(Rúguǒ nǐ chídào dehuà, lǎobǎn huì mà de hěn lìhai.)
もし遅刻したら、上司にものすごく(激しく)怒られるよ。

2-3. ネイティブ感No.1!スラング由来の「牛 (niú)」

近年、日常会話で圧倒的によく使われるのが「牛 (niú / ニウ)」です。元々は「牛逼 (niúbī)」という少し下品なスラングから派生したものですが、現在では「牛」一文字、あるいは「牛人 (niúrén)」などの形で、非常にポジティブな「すげえ!」「神!」という意味で定着しています。

牛のイラストと中国語のスラング

「牛 (Niú)」は強さや最高であることを象徴するポピュラーな表現です

特に若者やネット上では、「棒」よりも「牛」の方がクールでかっこいい響きを持っています。「強者」「圧倒的」というニュアンスが含まれます。

  • 好牛! (Hǎo niú!) – すげえ!
  • 太牛了! (Tài niú le!) – マジで半端ない!
  • 牛人 (Niú rén) – すごい人、カリスマ

※ただし、目上の人に対してフォーマルな場で使うには少し砕けすぎているので、友人同士やカジュアルな場面で使いましょう。

3. 【応用編】シーン別で使い分ける「すごい」の表現

基本の3つ以外にも、中国語にはシチュエーションに応じた豊かな「すごい」の表現があります。これらを使い分けることで、あなたの中国語はより洗練されたものになります。

3-1. パフォーマンスや試合に感動した時の「精彩 (jīngcǎi)」

映画、演劇、スポーツの試合、スピーチ、文章などが「素晴らしい」「見事だ」と表現したい時は、「精彩 (jīngcǎi / ジンツァイ)」を使います。「彩(いろどり)」という字が入っている通り、内容が鮮やかで優れている様子を表します。

ステージ上の素晴らしいパフォーマンス

演技や演奏に感動した時は「精彩!」と叫んでみましょう

【例文】

这场比赛太精彩了!
(Zhè chǎng bǐsài tài jīngcǎi le!)
この試合は本当に見ごたえがあった(すごかった)!

他的演讲非常精彩,大家都感动了。
(Tā de yǎnjiǎng fēicháng jīngcǎi, dàjiā dōu gǎndòng le.)
彼のスピーチは素晴らしく、みんな感動した。

3-2. 相手の能力や人格を尊敬する「了不起 (liǎobuqǐ)」

単に技術が上手いだけでなく、その人が成し遂げた偉業や、人並外れた努力、人格に対して「大したもんだ」「尊敬に値する」と言う場合は「了不起 (liǎobuqǐ / リャオブチー)」を使います。

親指を立てて相手に向かって言うと、最上級の賛辞になります。

【例文】

他一个人养大了三个孩子,真了不起。
(Tā yígè rén yǎngdà le sān gè háizi, zhēn liǎobuqǐ.)
彼は一人で3人の子供を育て上げた、本当に大した人だ(すごい)。

3-3. 「ただ者ではない」と感じさせる「不简单 (bù jiǎndān)」

直訳すると「簡単ではない」ですが、これは「並大抵のことではない」=「すごい」という意味の慣用句です。背後にある苦労や複雑さを理解した上での称賛として使われます。

【例文】

这么年轻就当上了经理,真不简单。
(Zhème niánqīng jiù dāngshàng le jīnglǐ, zhēn bù jiǎndān.)
こんなに若くしてマネージャーになるとは、ただ者ではない(すごい)。

3-4. 予想外の良さに驚く「不错 (búcuò)」と「真行 (zhēn xíng)」

「不错 (búcuò / ブーツゥオ)」は「悪くない」が直訳ですが、実際には「かなり良い」「いいね!」という意味で頻繁に使われます。控えめな表現に見えて、実はしっかりとした褒め言葉です。

一方、「真行 (zhēn xíng / ジェンシン)」は「やるね!」「たいしたもんだ」というニュアンスで、相手の行動や解決策に対して使います。ただし、皮肉で「(悪い意味で)やるねえ…」と言う場合もあるので文脈に注意が必要です。

【例文】

这件衣服真不错!
(Zhè jiàn yīfu zhēn búcuò!)
この服、すごくいいね!

你真行!这种办法都想得出来。
(Nǐ zhēn xíng! Zhè zhǒng bànfǎ dōu xiǎng de chūlái.)
やるね!こんな方法を思いつくなんて。

4. 【スラング・ネット用語編】若者が使う最新の「ヤバい」「すごい」

SNSやWeChat(微信)でのやり取りでは、数字やアルファベットを使った独特な褒め言葉が飛び交っています。これらを知っていると、中国人のお友達とのチャットが何倍も楽しくなります。

4-1. 数字だけで表現?「666」の意味と使い方

中国の動画サイトやゲーム実況などで、画面が「666」というコメントで埋め尽くされているのを見たことがありませんか?

これは「牛」の類語である「溜 (liù / リウ)」=「滑らかだ、順調だ、手際が良い」という言葉と、数字の「六 (liù)」の発音が同じであることから生まれたネットスラングです。「すごい!」「うまい!」「神プレイ!」という意味で使われます。

会話では「六六六 (liù liù liù)」と言うこともありますし、指で6の形(親指と小指を立てる)を作って振るジェスチャーも一般的です。

4-2. 神レベルの称賛「YYDS(永远的神)」

ここ数年で爆発的に流行したのが「YYDS」です。これはピンインの「Yǒng Yuǎn De Shén(永远的神)」の頭文字を取ったもので、「永遠の神」=「神がかってる」「最高すぎる」「これしか勝たん」という意味です。

推しのアイドル、大好きな食べ物、尊敬する人など、何にでも使えます。

【例文】

火锅就是YYDS!
(Huǒguō jiùshì YYDS!)
火鍋こそが正義(最高)!

4-3. 極限状態を表す「绝了 (jué le)」

「绝了 (jué le / ジュエラ)」は、「極まった」という意味で、良い意味でも悪い意味でも「言葉にできないほどすごい」という時に使います。日本語の「死ぬほど美味しい」「ヤバすぎる」に近いです。

【例文】

这家店的奶茶真是绝了。
(Zhè jiā diàn de nǎichá zhēnshì jué le.)
この店のタピオカミルクティーはマジで最高(やばい)。

4-4. 台湾でよく使われる「好强 (hǎo qiáng)」「超赞 (chāo zàn)」

中国語圏といっても地域によって言葉遣いは異なります。台湾では、「厉害」の代わりに「强 (qiáng / チアン)」を使うことがよくあります。「好强!」で「すっごーい!」という感じです。

また、Facebookの「いいね!」ボタンが「赞 (zàn)」であることから、「超赞 (chāo zàn / チャオザン)」=「超いいね」という表現も非常にポピュラーです。

5. 【四字熟語編】教養が光る!最上級の賛辞

ビジネスシーンや、より知的な会話を楽しみたい方のために、褒めるための四字熟語(成語)をいくつか紹介します。これらをサラッと言えると、中国語上級者として一目置かれること間違いなしです。

成語 ピンイン 意味・用途
叹为观止 tàn wéi guān zhǐ あまりの素晴らしさに感嘆して言葉を失うこと。絶景や芸術作品に対して使う。
出神入化 chū shén rù huà 技術が神の領域に達していること。演奏、武術、演技などに使う。
名不虚传 míng bù xū chuán 名声に偽りなし。評判通り素晴らしいという意味。
刮目相看 guā mù xiāng kàn 目をこすって相手を見る=見直した、見違えたという意味。成長を褒める時に。

【例文】

你的技术真是达到了出神入化的地步。
(Nǐ de jìshù zhēnshì dádào le chū shén rù huà de dìbù.)
あなたの技術はまさに神業の領域に達していますね。

6. 【実践会話集】「すごい」を使ったリアルな会話シチュエーション

単語を覚えたら、次は文脈の中での使い方を確認しましょう。以下の会話例を声に出して読んでみてください。

シーン1:友人の手料理を褒める

李さん: 快尝尝,这是我第一次做的麻婆豆腐。
(Kuài chángchang, zhè shì wǒ dì yī cì zuò de mápó dòufu.)
早く食べてみて、初めて作った麻婆豆腐だよ。

田中さん: (一口食べて)…哇!味道好极了!真的很
(Wa! Wèidào hǎo jí le! Zhēn de hěn bàng!)
わあ!味は最高だよ!本当にすごい!

李さん: 真的吗?太好了。
(Zhēn de ma? Tài hǎo le.)
本当に?よかった。

田中さん: 比饭馆做的还好吃,你真厉害
(Bǐ fànguǎn zuò de hái hǎochī, nǐ zhēn lìhai!)
お店で作るより美味しいよ、本当にすごいね!

シーン2:同僚のスキルを称賛する

王さん: 那个复杂的程序问题我终于解决了。
(Nàge fùzá de chéngxù wèntí wǒ zhōngyú jiějué le.)
あの複雑なプログラムの問題、ついに解決したよ。

佐藤さん: 真的?这么快?你太了!
(Zhēn de? Zhème kuài? Nǐ tài niú le!)
本当?こんなに早く?マジですごいな!

王さん: 也没什么,运气好而已。
(Yě méi shénme, yùnqi hǎo éryǐ.)
大したことないよ、運が良かっただけさ。

佐藤さん: 别谦虚了,我也要向你学习。
(Bié qiānxū le, wǒ yě yào xiàng nǐ xuéxí.)
謙遜しないでよ、僕も君を見習わなきゃ。

7. 【返答編】「すごいですね」と褒められた時のスマートな返し方

自分が「真棒!」や「厉害!」と褒められた時、どう返事をすればいいでしょうか?日本語と同じで、相手との関係性によって「謙遜」と「感謝」を使い分けるのがポイントです。

褒められて謙遜する様子

「いえいえ」と謙遜するのも、中国語コミュニケーションの大切な一部です

7-1. 謙遜の美学「哪里哪里 (nǎli nǎli)」

最も伝統的で、教科書にもよく載っているのが「哪里哪里 (nǎli nǎli)」です。直訳は「どこどこ?」ですが、「とんでもないです」「まだまだです」という意味の決まり文句です。2回繰り返して言うのがリズムよく聞こえるコツです。

A: 你的中文说得真好!(中国語お上手ですね!)
B: 哪里哪里,还差得远呢。(いえいえ、まだまだです。)

※最近の若者はあまり使いませんが、ビジネスやフォーマルな場では依然として有効です。

7-2. ユーモアを交えた「还好 (hái hǎo)」「过奖 (guòjiǎng)」

もう少し軽くかわしたい時は、以下の表現が便利です。

  • 还好,还好。 (Hái hǎo, hái hǎo.)
    「まあまあですよ」「それほどでも」といったニュアンス。少し照れ隠しを含みます。
  • 过奖了。 (Guòjiǎng le.)
    「褒めすぎです」「買いかぶりです」。目上の人に褒められた時に使うと上品です。
  • 一般一般,世界第三。 (Yìbān yìbān, shìjiè dì sān.)
    「普通ですよ、世界で3番目くらいにね」という冗談めかした返し。親しい友人間で使います。

7-3. 素直に受け取る「谢谢 (xièxie)」

最近の若い世代や、欧米文化の影響を受けた場面では、素直に感謝を伝えることも増えています。

A: 今天这身打扮真漂亮!(今日のその格好、すごく綺麗だね!)
B: 谢谢!你今天也很帅。(ありがとう!あなたも今日かっこいいよ。)

このように、「谢谢」+「あなたもね(你也一样 / 你的也是)」と相手を褒め返すのが、会話を弾ませる上級テクニックです。

8. 【発音・学習編】感情を乗せるための発音テクニック

「すごい!」という言葉を知っていても、棒読みでは感情が伝わりません。中国語は声調言語ですが、感情表現においてはイントネーションや表情も重要です。

8-1. 声調(四声)で変わる感情の伝わり方

例えば「真棒 (zhēn bàng)」と言う時:

  • zhēn (第1声): 高く平らな音ですが、驚きを込める時は少し長めに伸ばします。「ジェーーーン」というイメージです。
  • bàng (第4声): 高いところから一気に落とす音です。短く、鋭く言い切ることで「すごいッ!」という勢いが生まれます。

「厉害 (lìhai)」の場合、「Li」を強く高く発音し、「hai」を軽く添えるように言うと、ネイティブらしいリズムになります。

8-2. ジェスチャーと表情の重要性

言葉が出てこない時は、以下のジェスチャーを添えるだけで伝わります。

  • 親指を立てる: 万国共通ですが、中国でも「棒」「牛」と言う時に多用されます。
  • 両手の親指を立てる: 「太棒了!」「佩服(感服した)!」という強い称賛を表します。
  • 拍手: 「精彩!」と言う時は、拍手をしながら言うのが自然です。

9. まとめ:褒め言葉のシャワーで中国語会話を楽しもう

いかがでしたか?中国語の「すごい」には、これほど多くのバリエーションがあります。

最初は「真棒 (Zhēn bàng)」「好厉害 (Hǎo lìhai)」の2つから始めれば十分です。慣れてきたら、相手が若者なら「好牛 (Hǎo niú)」を使ってみたり、素晴らしい演奏には「精彩 (Jīngcǎi)」と言ってみたりして、徐々に表現の引き出しを増やしていきましょう。

人を褒めることは、自分自身の心をポジティブにする効果もあります。ぜひ、今日から周りの中国人のお友達や、中国語の先生、あるいはSNS上の投稿に対して、積極的に「すごい!」と伝えてみてください。きっと、そこから素敵なコミュニケーションが生まれるはずです。

中国語学習の道のりも「不简单(簡単ではない)」ですが、ここまで記事を読んだあなたの熱意は間違いなく「了不起(素晴らしい)」です!加油(がんばって)!

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ヤン・ファン (楊芳) この記事を書いた人

講師育成で知られる中国・東北師範大学卒業。講師歴は14年に及び、特に日系企業の駐在員やビジネスパーソン向けの指導経験が豊富です。現役の日中医療通訳士としても活動し同行・商談通訳等にも対応可能です
基礎からの正確な発音指導、ビジネス中国語、赴任前短期集中レッスン、HSK・中国語検定対策、日中医療通訳トレーニング。クイック・レスポンス、シャドウイング等の通訳訓練法をレッスンに導入し、実践的なコミュニケーション能力の効率的な習得をサポートします。企業研修(対面・リモート)、個人・グループレッスン、同行・商談通訳等にも対応可能で教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。