中国でコミュニケーションに必須!縁起の良い数字8とその秘密

  1. 中国語数字

日本ではポケベルを使う数字によるコミュニケーションが広く浸透していました。一方、携帯電話やスマホが一気に普及した中国にはポケベルの歴史がありません。

しかし中国でも数字を使ったコミュニケーションが広く使われていることをご存じでしょうか?

中国でコミュニケーションに必須!縁起の良い数字8とその秘密

8が使えたらあなたも中国語ネイティブの仲間入り!

11月22日に婚姻届けを出す人が多くなるように、縁起のいい数字の語呂合わせにゲンを担ぐ人も多いのではないでしょうか。

中国でも同じように「8888ナンバー」の車を見かけたり、マンションの部屋番号に「404号」がなかったり、縁起のいい数字、悪い数字があります。

それだけでなく「520」や「250」といった日本人では意味のない数字を使ったコミュニケーションが浸透しています。

これらの数字には一体どんな意味があるのでしょうか。

中国で縁起のいい数字・悪い数字

日本ではラッキーセブンに代表されるように「7」が縁起の良い数字とされていますが、中国でも同じように好まれる数字があります。

中国で縁起のいい数字といえば、やはり「8」でしょう。日本でも末広がりを意味する「8」は縁起がいいとされていますが、中国人の「8」に対する思いは桁違いです。

例えば、北京オリンピックが2008年8月8日の夜8時8分に開幕したように、数字を使った看板やメニューの価格表などで「8」を見かけることが多くあります。

一方で縁起の悪い数字は日本と同じように「4」です。「4」と「死」が同じ発音になるので、縁起の悪い数字とされています。

一人の男性が携帯電話の一部を握っており、その上には心形の絵が描かれています。

中国人の彼から送られてきた「5201314」

付き合っている中国人の彼氏から「5201314」と書かれたSMS。この数字、実は「あなたを一生、愛します」の意味になります。

5201314

我愛你一生一世

Wǒ ài nǐ yì shēng yí shì

「5201314」を中国語で発音すると「wǔ èr líng yī sān yī sì」となり、先ほどの発音(ピンイン)である「Wǒ ài nǐ yì shēng yí shì」に似ていることが分かります。

なお、中国では「愛している」だけを伝えたいときに「520」と書く方法も多く見られます。

我愛你」なんて恥ずかしくて使えない!というときに数字で気持ちを表現してみるのもおすすめですよ。

中国人の前で言ってはいけない「250」と「13時」

日常生活の中で目にしたり、聞いたりした場合に注意が必要なのが「250(二百五)」と「13時」の数字です。中国ではどちらも人を馬鹿にするときの言葉です。

由来は諸説あるようですが、「250(二百五)」は昔のお金(一封=500両)の半分、つまり半封(250両)の発音が「半瘋(半分頭のおかしい人)」を指すという説があるのだとか。

「13時」も同じように諸説ありますが、中国では時刻を言うときは12(時)までとなり、午後1時でも13時とはいいません。

午前11時を11点といっても、午後1時を13点といってしまう人は少しずれた人(ちょっと頭のおかしい人)と見なされてしまいます。

深センの株式取引所で13回の鐘を鳴らしてしまったことを上海人がバカにしたことから、上海近郊で多く使われているとも言われています。

どちらも中国の文化に触れていないと意味の理解できない数字になってしまいますね。そのため、お礼やプレゼントなどを送る際は、中国で使ってはいけない数字にも気を遣うようにしましょう。

木の表面に黄色の金属の数字。

目にして頭を抱えた「9527」どんな意味?

さて、今回は中国でも広く浸透している数字を使ったコミュニケーションについて紹介してきました。

「520」や「250」のように、日本人が見たらただの数字の羅列に見えたとしても、中国人なら当たり前に知っている意味が隠されています。

もし中国の街中で不規則な数字を見かけたら、その意味を探ってみるのも面白いかもしれません。

ちなみに「9527」にはどんな意味が隠れているのか分かりますか?ヒントは「映画」です!気になる人はぜひ調べてみてくださいね。

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