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明るい、親切、真面目、熱心という性格の持ち主であり、日中の文化の違いを良く理解でき、教育の知識と経験が豊富である人なので、気楽に付き合ってください。
個々の生徒さんの学習状況およびニーズを大事にして、目標達成に共に努力していきます。
一、教育方針
今日、日本と中国との経済的な互恵関係は目覚しい発展を遂げ、中国進出の日本企業側が中国語のコミュニケーション能力を有する人材を求めている。一方、政治的な面において摩擦が絶えず、相互不信はかつてなく深刻な状況にあるが、真摯に意見を交流することで互いの理解と信頼を強化することは、目の前に迫っている課題である。こうした背景の下で、日本側企業の需要に応じ、速戦力を持ち、または、今後、日中文化対立から文化共生へのより良い「戦略的互恵関係」を築いていくためになる中国語教育、言い換えれば、日中文化の違い、中国政治社会態勢が理解できるような中国語能力のある人材を育成することは、中国語教育の目標であると考えられる。
上記人材を養成するために、中国語の発音、語彙、文法および中国文化に関する知識を学習の基礎要素とし、これによって聞く、話す、読む、書くという四つの技能をマスターさせることは無論、状況に応じて言語を使い分ける能力(社会言語能力)、およびコミュニケーションの目的達成のための対処能力(方略的能力)を身に着けることも、重要であるといえよう。。
二、テキストおよび教育法
現在日本で使われている中国語教材は、およそ二種類に分けられる。一つは中国の大陸で開発されたものであり、もうひとつは日本の大学の中国語教育関係者が開発したものである。
前者に関しては、確かにその多くは内容が洗練され、種類も細分化されて、優れた教育効果を上げていると評することができるが、中国で授業を毎日受ける長期留学生を対象としている、難易度のばらつきは小さい、日本人の学習者が抱えうる特有な問題点が配慮されておらず、日本の学習者の実際の教育環境からすると現実とはかけ離れた内容となっている、学習したものを活用することが難しい、などの難点が指摘されている。そして日本で作られた教材に対しても、どのようなカリキュラムを前提に、どのような教授法を目論んだものかが十分に検討されているとは思わず、それを利用しようとするといささかの戸惑いを感じざるを得ないという指摘がある。また、中国人中国語教師の側からも、かなりのものがいい加減で、文法の説明や練習が不足している、などの批判も出されている。
こうした意見を傾聴すべきであろう。したがって、初級および中級中国語コースの教材を考えるとき、①学習項目が明確で、項目の配列が適切である、②文法規則の体系的学習を目指すのか、場面ごとの表現の仕方の習得を目指すのかという二つの流れの中での位置づけが明確である、③複雑で習得に時間のかかる項目については、反復学習を通して徐徐に学習を深められるように工夫されている、④日本語を母語とする学習者にとって必要な情報が含まれ、特に、それら学習者の弱点を補うような構成になっている、などの要素を重視すべきであると考える。
さらに、教科書を決めるとき、教育法も視野に入れる必要があると考える。
双方向授業をメインとする中国語教育に関しては、これまでさまざまな教育法が注目されている。たとえば、「読む」と「書く」ことを重視し、教師は学生の母語で文法、語形変化を説明し、文献解読と辞書を用いて母語への翻訳練習等を中心とする文法訳読法、それと逆に、「聞く」と「話す」ことを重視し、母語を一切使わず、語彙は絵や実物などを使って教え、文法は「読む」ことを通して帰納的に理解させるという直接法、などがあげられるが、現在もっとも注目されているのは、コミュニカティブ・アプローチ(CA法)である。コミュニケーション能力の獲得を目標とし、意味と機能を重視する教授法である。ところが、これらの教授法はどれも、教育の目的と内容によって、メリットとデメリットがあり、すべての場面に適応するという完璧な教授法ではないという認識が必要である。たとえば、現在、中国での中国語教育現場において好評を得ている母語の使用を一切認めない直接法であるが、教室を出たらほとんど中国語と接触するチャンスのない日本の中国語学習者にとっては、必ずしも、適切な教授法ではないように思われる。
上記のことを踏まえ、個々の学習者の具体的な学習履歴、学習のニーズ、得手不得手を確認した上で、適切な教科書および教授法を選ぶことは大事であると考える。
学歴
大学院博士課程終了。医学士号(中国)、法学修士号(日本)、法学博士号(日本)獲得。
職歴
中国にて婦人科医臨床実践6年、大学法学院専任教授12年;
日本にて裁判所法廷通訳人経験10数年
中国語関連資格
平成1年日本語能力Ⅰ級資格取得
現在の職業 | フリー |
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日本滞在歴 | 1988/12 |
教える言語 | 中国語(簡体) 、中国語(繁体) 、日本語 |
趣 味 | 読書、音楽、コーラス、ダンス、旅行 |
日本語レベル | ネイティブ |
教える対象 | 成人男性 、成人女性 、子供 |
教えるレベル | 基礎 、初心者 、中級 、上級 、超上級 |
教える内容 | 日常会話 、状況場面 、ビジネス 、検定 |
医学、法学、医事法学、生命倫理学、日中文化論.地域論
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