中国の果物大図鑑:豊富な種類とその魅力

  1. 中国語日常会話

日本は島国ということもあり、イギリスやニュージーランド同様果物でも外来種の持ち込みが厳しく制限されていますね。

反対に中国はうまけりゃなんでも持ってこいといった具合で、果物の種類が実に豊富なんですよ。

中国の果物大図鑑:豊富な種類とその魅力

安くて新鮮!中国の果物

夏から秋にかけては特に果物が豊富で、私は中国にいた時は甘いお菓子はほとんど食べず(お菓子はあまりおいしくなかったせいもありますが)、おやつはほとんど果物でした。

日本のようなすべてプラスチックのパック詰めで売られているのと違い、中国の農貿市場(ファーマーズ・マーケット)で店先の籠の上にたわわに積まれた果物は見た目にもほんとうにおいしそうで、強い香りが食欲を誘います。

値段も日本に比べればタダ同然と言ってもいいくらいで、いつも1週間分ごっそり買い込みました。

果物の種類

日本ではあまりお目にかかることができないですが、中国ではごく普通に手に入り、しかもとてもおいしい果物がたくさんあります。

蟠桃( pān táo)

中国の果物

つぶれた形をした小ぶりのもも。もともとは新疆特産で、普通の球状の桃より甘みが強い。

石 榴(shí liú) 

食べ物と色

ご存知ざくろ。日本にもあることはありますが、最近ではあまり食べられないせいか果物屋で見かけることはめったにないです。

夏が旬で、種のまわりについた甘くみずみずしい果肉を食べます。ヨーロッパではよく食べられて、ジュースにして飲むことが多いようです。

玫 瑰 香(méi gui xiāng)

木からぶら下がっているブドウの房。

その名の通り、ばらの香りがほのかにするぶどうです。

今は日本の巨峰やアメリカやチリからもいろんなぶどうが入って来ていますが、中国のぶどうの女王といっても良いでしょう。粒は大きすぎず小さすぎず、甘酸っぱくて水分の多いぶどうです。

芒 果(máng guǒ)

中国のテーブルに置かれたマンゴーの皿。

マンゴーは日本でもおなじみですが、種類が格段に多いのです。

象 牙 芒 果(xiàng yá máng guǒ)

中国の畑の木にマンゴーが生えています。

象牙のような形をした大型のマンゴーです。

鸡 蛋 芒 果(jī dàn máng guǒ)

テーブルの上の皿に中国からの 2 つのマンゴー。

卵形の、青いマンゴーです。中の果肉は黄色です。

台 农 芒 果(tái nóng máng guǒ)

中国の葉の隣のボウルに入ったマンゴー。

小さい、スマートフォンくらいのマンゴーです。甘みの一番強い種類です。

油 桃( yóu táo)

中国の木製テーブルの上のボウルに 3 つのリンゴ。

赤くて小ぶりの桃です。最近、日本でもネクタリンという名で売られているようです。

山 竹(shān zhú)

中国の木のテーブルの上に熟した果物の束。

タイなど東南アジアでおなじみの、マンゴスチンです。固い殻の中に白くてねっとりした甘酸っぱい果肉があり、とても美味です。

菠 萝(bō luò)

中国の白い背景に 2 つのパイナップルが表示されます。

パイナップルですが、日本で食べられる輸入ものよりずっとずっと甘い、海南島産のものです。

果物屋では、ナイフで皮をこそげとり、V字の彫刻刀をクルクル回してくぼみを取り除いてくれるので、丸ごとかぶりつくことができます。

私は、日本にいた時はたいしてパイナップルをおいしいと思いませんでしたが、この中国の夏の海南島産のパイナップルに出会ってから、すっかりハマりました。

その他、中国特産のライチや龍眼は言うに及ばず、夏から秋は実に至福の時なのです。

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