中国で風邪・体調不良になったら必須の中国語フレーズと医療情報

  1. 中国語初心者

中国で風邪・体調不良になったら必須の中国語フレーズと医療情報

中国語で体調不良の表現

今回は、体調不良について中国語で説明する場面です。

中国に限った話ではないかもしれませんが、日本とは気候も食事も異なるため、数日間の滞在でも体調を崩す可能性は大いにあります。

その場合、現地のお医者さんに診てもらう必要があるかもしれません。

自分の体のことは自分にしかわからないもの。

日本人の対応に慣れている病院であれば問題ありませんが、そうでなければ、中国語で症状を説明できるようにしておくのが望ましいでしょう。

体調不良のときの表現

上周我得了感冒。

先週は風邪をひきました。

先是我家人得了感冒,然后,我也得了。

まず家族がひいて、その後私がひきました。

家族は、熱が39.5度まであがり、その後、咳が止まらなくなったので、

去了医院。

病院に行きました。

私も一緒についていくことになりました。

Wǒ dé le sān tiān gǎn mào

我得了三天感冒。

私は3日間風邪を引きました。

風邪の表現

「感冒」は日本語でも「風邪」の意味になりますね。

「総合感冒薬」などは聞き覚えのある言葉でしょう。

しかし日本で一般的なのはやはり「風邪」ですね。

Wǒ zhè jǐ tiān shāng fēng,sǎng zi hǎn tòng

我这几天伤风,嗓子很痛。

私はここ数日風邪を引いてのどが痛いです。

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風邪を引くの表現

前述の「感冒」のほかに、「伤风」「風邪を引く」の意味になります。

「疼」は日本語では「疼く」ですが、中国語では「痛い」です。同じ漢字なのに、まったく違う感覚になるのですね。

間違えないように注意しましょう。

Wǒ zuó tiān hē le hěn duō pí jiǔ,suǒ yǐ jīn tīan tóu téng de lì haì。

我昨天喝了很多啤酒,所以今天头疼得厉害。

ゆうべビールをたくさん飲んだので、今日は頭痛がひどいです。

お茶や酒などを飲む表現

「喝」は日本語の「一喝する」の漢字ですが、これまたまったく違う意味で「(お茶や酒などを)飲む」の意味になります。

似ている漢字に「渇く」もあるので、なかなか覚えづらいかもしれません。

「所以」は非常によく使う接続詞で、前の文の結果このようになった、という「結果」を導く接続詞です。

Nǐ zuò de caì doū hěn hǎo chī,suó yǐ wǒ chī de taì duō le。

你做的菜都很好吃,所以我吃得太多了。

あなたの作る料理はどれも美味しいので、私は食べ過ぎてしまいました。

「厉害」は「利害」とも書きますが、これも日本語の「利害関係」などとはまったく違う意味で、前置詞の「得」と合わせて、「(程度が)すごい、甚だしい」の意味になります。

Tā chī le rè de shí wù jiù shāng cháng wèi。

他吃了热的食物就伤肠胃。

彼は熱いものを食べたので胃腸を傷めました。

「胃腸」をひっくり返して「肠胃」になるので、ちょっと注意が必要です。

…をしたので~という結果になったという表現

また、「…就~」「…をしたので~という結果になった」というニュアンスになります。

中国語では頻繁に使われる語句ですので、覚えておいてください。

中華料理は、日本料理に比べて油や香辛料をたくさん使ったものが多く、食べ慣れないうちは胃腸にはかなりの負担がかかります。

また、飲料水が原因で下痢になることも。

日本人を含め、現地に暮らす外国人は、外食する際にまずティッシュペーパーで食器を丁寧に拭いてから食事を始めるほど、中国の水道事情には警戒心を抱いています。

中国を訪れる際は、くれぐれも「伤肠胃」にならないように、十分にご留意ください。

中国の病院の仕組みや言葉の表現

中国に来ているときに、たまたま風邪をひいてしまうということもあるかもしれません。

異国の地で体調を崩すというのは、なんとも心細いものです。

日本なら簡単なことでも外国では手間がかかり、病院に行くことだけでもなかなか厄介なものです。

そんな時、ある程度事前に中国の病院の仕組みや言葉ができていると、ストレスを軽減できます。

それで今回は、中国でもし風邪をひいた場合どうするか、というテーマで経験を交えて取り上げてみたいと思います。

感冒常备药,首先,预备常备药的话有很大的帮助。

まず日ごろからしておくといいのは、薬を常備しておくことです。

从日本带感冒药也好。

日本から風邪薬を持ってきておくと安心です。

ロキソニンなどの鎮痛剤、解熱剤もあると便利です。

実際、39.5度まで上がったとき、役に立ちました。

虽然,体温下降了,但咳嗽厉害,所以去了医院。

その後、熱がひいてきたのですが、今度は咳がひどくなったので病院にいくことにしました。

熱があることは、发烧とか体温高などといいます。

厉害は、「すごい、激しい」という意味です。

この形容詞は、よく用います。

下的。昨天的雨下的很厉害。我睡不着了。

昨日の雨はすごかった、寝れなかったよ

などと用います。

看病手順の表現

去医院,先在门诊部办手续,挂号了。我们预约了10元的专家医生。

病院に行って、まず受付で順番を取りました。10元の専門医に診察してもらう事にしました。

等了一会儿,看过医生。

少し待ってから、医者に診察してもらいました。

医生说要照X光和抽血。照X光是X射线照片的意思。

医者が言うには、「胸の写真をとるのと、血液検査をして下さい」ということでした。写真をとると言うのは、レントゲンということです。

ちなみに、抽血とは血液検査です。

中国の医療費について聞きたいときは

我们担心是不是费用太贵。因为我们没有医保卡。医保卡是中国的医疗保险卡。

私たちは、費用のことが心配になりました。医療保険カードを持っていないからです。医療保険は中国の医療保険のことです。

医生说你们不用担心,中国的医疗费很便宜。胸部拍摄是80元。算很便宜的。

そうしたら、医者は「心配しなくて大丈夫です。中国の医療は安いので」ということでした。胸部レントゲンは80元でしたから、確かに安いです。

照X光和抽血结束后,再次看了医生。

レントゲンと血液検査のあと、また医者のところへ戻りました。

医生说,没有病毒感冒,但气管有炎症,是细菌感染,所以要挂两天水。

医者は、「インフルエンザではないですね。でも細菌感染しているので、二日間点滴しましょう」と言いました。

挂水は、点滴のことです。

他にも、点滴とか输液も使います。

中国では点滴を利用することが多い

中国では、日本よりも点滴を利用することが多いように感じます。

点滴の前にも、まず処方箋の飲み薬と点滴の薬を自分で購入し、点滴の場所にもって行きます。

中国の病院の仕組みは、慣れれば大丈夫ですが、初めてのときはあたふたします。
そんな分からない時は、ひたすら聞くことがポイントです。

挂水的地方在哪里?などと~在哪里?の連発です。

今回の風邪もすっかり治り、おかげで中国の病院も体験できました。

中国人の先生と交流して、生の中国語を使う練習をしましょう。

生活用語を使う練習をしておくと役立ちます。

関連リンク

  1. 海外へ渡航される皆さまへ! – 厚生労働省検疫所 紹介文:厚生労働省検疫所が提供する、海外渡航時や体調不良時の対応についての情報です。中国を含む海外で体調を崩した場合の対処法や検疫所での健康相談について記されています。
  2. 中国 子どもの呼吸器感染症急増 「ゼロコロナ」で免疫不十分か – NHKニュース 紹介文:中国で風邪や呼吸器感染症が増加している現状に関するNHKのニュース記事です。特に小児科における病床の逼迫や、免疫不足が背景にあると指摘しており、中国で体調不良になった際の医療事情を理解する上で役立ちます。

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