中国の社会

中国の大切にしている価値観

それぞれの国には長所があります。日本は他の人に感情を考慮し、時間厳守で、よい製品を送り出すことができるという長所がありますね。

日本にいる中国人にもぜひ学んでほしいと思うでしょう。では中国の長所は何だと思いますか?

中国の尊老爱幼

残念ながら日本はメディアの影響により、マイナス情報ばかりが報道され、中国の長所はあまり知られていません。

中国国民が大切にしている価値観を見ていくと私たち日本人も非常に勉強になるものです。

中国人が実践していること

中国人が大切にしている価値観は、中国でバス(公交车:gōngjiāochē)や地下鉄(地铁: dìtiě)に乗るとすぐにわかります。

次のようなアナウンスが繰り返しなされます。

zūn lǎo ài yòu shì zhōnghuá mínzú de chuántǒng měidé

尊老爱幼是中华民族的传统美德.

日本人なら意味の半分は漢字を見ただけで分かることでしょう。中华民族zhōnghuá mínzú)というのは漢字のまま「中華民族」という意味です。

传统美德chuántǒng měidé)も漢字のままの意味で、「伝統的な美徳」と意味になります。では何が中華民族で大切にされている価値観なのでしょうか?

それは尊老爱幼zūn lǎo ài yòu)です。これは「老人を敬い、幼子たちを愛する」という意味になります。

つまり中国人は国民共通の価値観として「老人を敬い、幼子たちを愛することは、中華民族の美しい道徳基準だから守っていこう」という考え方を有しています。本当にそうでしょうか?

老人と子供を大切にする習慣

中国人は年配者と子供を、本当に大切にします。一例を挙げましょう。電車やバスに年配者が乗ったきたときです。

年配者が乗ってくるとだれもが席を譲ります。中国にいる日本人は誰もが感じることですが、これは本当に日本よりも徹底していることです。

中国人は疲れているときでも「今日は年配者に席を譲ろうか譲るのやめておこうか」と考えたりしません。反射神経的に「年配者には無条件で席を譲る」のです。

尊老爱幼の問題点

もし年配者と孫がセットで乗ってきたら

面白い例をひとつ挙げましょう。中国中で見られるすこし奇怪(qíguài)、つまり「滑稽な」光景です。

小さな子供を自分の親に預けて大都市に出稼ぎにいってしまう習慣のある中国では、よく年配者であるおじいちゃんおばあちゃんが、孫を学校に迎えに行きます。

孫に会うとおじいちゃんおばあちゃんはかわいい孫のかばんをすべて持ってあげて、一緒にバスに乗ります。何が起きますか?

年配者が孫と一緒に乗るや否や、みんな孫の荷物を持った年配者のためにサッと席を譲ります。するとおじいちゃんおばあちゃんはどうしますか?自分に譲ってくれた席に孫を座らせます。

小学3年生くらいの孫はさも当然かであるようにドンと座り、年配者は引き続き孫の荷物をすべて持って立っています。見かねて隣の人もまた席を譲ります。

日本人と中国人の反応の違い

それをすべてみている日本人はどう感じますか?「年配者には席を譲る必要があるけど、小学生の男の子は立ってればいいじゃないか!」と感じます。しかし中国人の反応は違うのです。なぜですか?

尊老爱幼zūn lǎo ài yòu)だからです。一人っ子政策が長く続いてきた中国では子どもを過保護にすることが美徳とされています。

小皇帝という問題

中国は年配者を本当に大切にします。自分のおじいちゃんおばあちゃんのために必ず春節の時にはどんなに遠くても、どんなにお金がかかっても帰郷します。

しかし子どもを過度に大切にするという習慣も存在します。これは子どもたちを高慢にさせてしまう結果を招いているようです。

中国には過保護で、すべて自分の思い通りになると思っている子どもがたくさんおり、これを中国では「小皇帝xiǎohuángdì)」と言います。

まとめ

それぞれの国には文化があり特色があります。

日本人が異文化に接すると、よいと感じるものもあれば悪いと感じるものもあることでしょう。しかし日本の考え方で縛られるのではなく、異文化のよいものは吸収すると成長できます。

中国人の先生と一緒に勉強するときに、中国語の勉強以外に、中国特有の価値観を聞いてみるのも勉強になるかもしれませんよ。

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